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アラサーの投資+雑記ブログ

平成30年度の貯蓄平均は1,430万円!年代別の平均値・中央値と年間貯金額の目安を調べてみた

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20代から60代までの平均貯金額を調べました。

・20歳はこちらの記事

・30歳はこちらの記事

・40歳はこちらの記事

・50歳はこちらの記事

・60歳はこちらの記事

に詳細は載せています。

この記事ではそれらを全てまとめた

・年代別の平均貯金額と中央値

についてを載せていきます。

 

資産別の割合や年間貯金額の目安についても。参考になれば幸いです。

また全年代を通しての平均貯蓄額は単身世帯が744万円で二人以上世帯が1,430万円。

中央値はそれぞれ5万円と609万円です。

 

 

年代別の平均貯金額

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金融中央広報委員会が公表している『平成30年度家計の金融行動に関する世論調査』を参考に平均貯蓄額について調べました。

単身世帯の平均貯蓄額は744万円

・ボリュームゾーンとなる中央値は50万円

・金融資産ゼロの人は38.6%

二人以上世帯の平均貯蓄額は1,430万円

・ボリュームゾーンとなる中央値は609万円

・金融資産ゼロの人は22.7%

 

年代別の貯蓄額は以下の通りです。

20代単身は128万円で2人以上世帯は249万円

30代単身は317万円で2人以上世帯は660万円

40代単身は657万円で2人以上世帯は942万円

50代単身は1,043万円で2人以上世帯は1,481万円

60代単身は1,613万円で2人以上世帯は1,849万円

 年代を追うごとに貯金の平均額は増加傾向となっていき60歳代が最も高くなります。

 

年代別の平均負債(借入)額

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貯蓄もあれば借り入れも。

平均借入金残高は以下の通りです。

単身世帯の平均借入金額は78万円

・ボリュームゾーンとなる中央値は0万円

・借入金がない人は全体の81.5%

二人以上世帯の平均借入金額は563万円

・ボリュームゾーンとなる中央値は0万円

・借入金がない人は全体の58.7%

貯蓄から借入金額を差し引くと単身世帯は666万円、二人以上世帯は867万円の貯蓄となっています。

また住宅ローン残高の平均は単身世帯が267万円で二人以上世帯は615万円。30.40代が最も高いです。

 

年代別の負債額は以下の通りです

・20代単身は45万円で二人以上世帯は504万円

・30代単身は74万円で二人以上世帯は1,224万円

・40代単身は131万円で二人以上世帯は1,002万円

・50代単身は139万円で二人以上世帯は793万円

・60代単身は37万円で二人以上世帯は234万円

単身世帯の場合は50歳代が負債のピークであり、二人以上世帯は家を買い始める30歳代が借入金が最も高くなります。

 

年代別の貯蓄金額別の割合は

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年代が上がるごとに高所得者層は増えていきます。

全年代を通しての平均額は以下の通りです。

単身世帯の金融資産残高ごとの人数の割合は

・1番に高くなるのが金融資産非保有の人

・2番目に高いのは100万円未満の人

・3番目に高いのは3,000万円以上の人

二人以上世帯の金融資産残高ごとの人数の割合は

・1番に高くなるのが金融資産非保有の人

・2番目に高いのは3,000万円以上の人

・3番目に高いのは1,000万円~1,500万円の人

いずれの世帯しても金融資産を非保有な人が最も割合は高いですが3,000万円以上持っている人もどちらにもランクイン。

また全年代を通して単身世帯は18.3%、二人以上世帯は38.3%が1,000万円以上を保有しています。

持つもとの持たざるもの。

世帯を問わずにその二極化が進んでいます。

 

年代別の金融資産の内訳

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金融資産の構成についても確認をしていきます。

単身世帯の金融資産ごとの構成割合は

・1番目に高いのが預貯金

・2番目に高いのが株式

・3番目に高いのが生命保険

二人以上世帯の金融資産ごとの構成割合は

・1番目に高いのが預貯金

・2番目に高いのが生命保険

・3番目に高いのが株式

単身、二人以上の世帯を問わず預金と保険で6割以上を占めています

日本人がいかに投資をしないかが分かります。

ただしそれでも年齢が上がるにつれ貯蓄から投資へは意識がすすんでいて、逆に言うなら若い世代は投資をしなさすぎるとも。

2018年よりはじまった「つみたてNISA」の平均保有額は単身世帯が10万円、二人以上世帯が27万円となっていてどちらもiDeCoの保有残高より低いです。(293・231万円)

iDeCoの残高が意外と多いです。

節税幅が大きいので投資も続けやすいのかなと推測できます。

 

平均年収と手取りから年間貯金額を推測

www.shunpon.com

それでは最後に、みんな平均でいくら1年間に貯金をしているのか。

年間手取り収入からの貯蓄割合は

・20代単身は15%で二人以上世帯は15%

・30代単身は14%で二人以上世帯は12%

・40代単身は13%で二人以上世帯は10%

・50代単身は11%で二人以上世帯は9%

・60代単身は8%で二人以上世帯は7%

となっています。(金融資産保有世帯)

それを目安に年代別の年間貯蓄額を試算します。

 

20歳代前半の年間貯金額は約32万円

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 20歳代前半の平均年収は262万円で手取りは約215万円

貯蓄割合は単身・二人以上世帯どちらも15%となるので年間で約32万円の貯蓄をしている計算となります。

 

20歳代後半の年間貯金額は約44万円

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 20歳代後半の平均年収は361万円で手取りは約291万円

貯蓄割合は単身・二人以上世帯どちらも15%となるので年間で約44万円の貯蓄をしている計算となります。

大学を卒業後に30歳まで8年間働いたと仮定をすると20歳代のうちに約316万円程貯蓄をしていることが分かります。

 

30歳代前半の年間貯金額

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 30歳代前半の平均年収は407万円で手取りは約329万円

貯蓄割合は単身世帯が14%で二人以上世帯は12%ということより

単身世帯は年間で46万円

二人以上世帯は年間で39万円

以上の貯蓄をしている計算となります。

 

30歳代後半の年間貯金額

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30歳代後半の平均年収は442万円で手取りは約356万円

貯蓄割合は単身世帯が14%で二人以上世帯は12%ということより

単身世帯は年間で50万円

二人以上世帯は年間で43万円

以上の貯蓄をしている計算となります。

30歳代の10年間で単身世帯は480万円、二人以上世帯は410万円が貯蓄の目安となりそうです。

 

40歳代前半の年間貯金額

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 40歳代前半の平均年収は468万円で手取りは約371万円

貯蓄割合は単身世帯が13%で二人以上世帯は10%ということより

単身世帯は年間で48万円

二人以上世帯は年間で37万円

以上の貯蓄をしている計算となります。

 

40歳代後半の年間貯金額

40old

40歳代後半の平均年収は496万円で手取りは約392万円

貯蓄割合は単身世帯が13%で二人以上世帯は10%ということより

単身世帯は年間で51万円

二人以上世帯は年間で39万円

以上の貯蓄をしている計算となります。

 40歳代の10年間で単身世帯は495万円、二人以上世帯は380万円が貯蓄の目安となりそうです。

 

50歳代前半の年間貯金額

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 50歳代前半の平均年収は519万円で手取りは約411万円

貯蓄割合は単身世帯が11%で二人以上世帯は9%ということより

単身世帯は年間で45万円

二人以上世帯は年間で37万円

以上の貯蓄をしている計算となります。

 

50歳代後半の年間貯金額

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50歳代後半の平均年収は516万円で手取りは約408万円

貯蓄割合は単身世帯が11%で二人以上世帯は9%ということより

単身世帯は年間で45万円

二人以上世帯は年間で37万円

以上の貯蓄をしている計算となります。

50歳代の10年間で単身世帯は450万円、二人以上世帯は370万円が貯蓄の目安となりそうです。

 

60歳代前半の年間貯金額

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 60歳代前半の平均年収は396万円で手取りは約316万円

貯蓄割合は単身世帯が8%で二人以上世帯は7%ということより

単身世帯は年間で25万円

二人以上世帯は年間で22万円

以上の貯蓄をしている計算となります。

 

60歳代後半の年間貯金額

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60歳代後半の平均年収は314万円で手取りは約257万円

貯蓄割合は単身世帯が8%で二人以上世帯は7%ということより

単身世帯は年間で20万円

二人以上世帯は年間で18万円

以上の貯蓄をしている計算となります。

60歳代の10年間で単身世帯は225万円、二人以上世帯は200万円が貯蓄の目安となりそうです。

 

大学卒業から定年までを合計すると

・単身世帯なら1,741万円

・二人以上世帯なら1,476万円

以上が貯蓄の目安となりそうです。

 

老後までに貯金はどれくらいあればいいのか

年代別の貯金の平均や年間貯金額の目安が分かりました。

では老後までにいくらお金を貯めればいいのかよく独身で3,000万円夫婦で5,000万円なんて話はされるわけですがイマイチ実感ができないわけで。

年金の支給額

老後の生活費の金額

データが公開されている2つの指標から老後に必要な具体的な金額を推測してみます。

 

年金の支給額はいくらになる?

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(納付に応じた年金目安。詳細はこちら

まずは気になる年金の支給額から。

最新年度の年金金額改定年金のモデルケースが通知されています。

最新年度の年金モデルケース(月額)

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国民年金の支給額は64,941円(満額納付)

厚生年金の標準支給額は156,336円(年収513万×40年)

合計支給額は221,277円

(※表の厚生年金額221,277は両者合わせての数字)

 以上が厚生労働省が公表している月額モデルです。

年金支給額は毎年改定されていますが少しずつ減少しています。ただし実際に年金の支給がされている方はここまで貰っていないという現状もあります。

 

実際の年金平均支給額は以下の通りです。

国民年金の平均支給額は55,615円

厚生年金の平均支給額は91,436円

合計の平均支給額は147,051円

平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況

 

国民年金はモデルケースの8割ほどで厚生年金は6割近くまで減少します。

国民年金は満額納付をしなければ受給は目減り、厚生年金も現役時の収入がベースとなるからです。

またそれを踏まえてざっくりですが、世帯の状況に合わせた平均年金支給額を推測しました。

 

世帯による年金支給額の目安

・独身無職家庭の目安・・55,615円

・独身労働家庭の目安・・147,051円

・専業主婦(夫)世帯の目安・・202,666円

・共働き家庭の目安・・294,102円

以上が世帯による平均年金支給額の目安です。

ただしこれらの金額はあくまで額面です。

実際の受取額はここから社会保険料や税金が引かれて85%~90%ほどになるのは注意してください。

 

老後の生活費の目安はいくら

年金の受取額の目安が分かったので次に老後の生活費について調べました。

総務省統計局の家計調査報告の中で高齢夫婦無職世帯の家計収支の平均が発表されています。

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夫が65歳以上、妻が60歳以上の高齢夫婦無職世帯の平均支出は263,717円となっていました。

内訳は以下の通りです。

・食料品 64,520円

・住居 13,658円

・水道光熱費 19,309円

・家具・家事用品 9,419円

・被服費 6,593円

・保険医療費 15,541円

・交通・通信費 27,550円

・教養娯楽費 24,961円

・その他 26,609円

・交際費 27,315円

・非消費支出 28,240円

食費や娯楽費にややお金をかけすぎな印象を受けますが、住居は1万円代なので持ち家前提なことに注意してください。

 

また高齢単身無職世帯の平均支出は154,742円となっています。

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二人暮らしの場合と比べて約58.6%ほどの生活費になっています。こちらの場合も住居は持ち家前提と考えて良さそうです。

 

老後に必要な貯金額は(年間・生涯)

年金支給額と生活費の目安が分かったので老後に必要となる金額を計算します。

まずは老後1年間に必要な生活費から。

 

(年間)年金支給額-生活費の結果

・独身無職家庭の目安・・-1,189,524円

・独身労働家庭の目安・・-92,292円

・専業主婦(夫)世帯の目安・・-732,612円

・共働き家庭の目安・・364,320円

以上が老後1年間の年金受給額から生活費を引いた金額です。 共働き家庭以外は全てマイナスなので貯蓄が必要です。

 

次に老後に必要な金額の目安を計算します。

60歳で退職をしたと仮定。
日本人の平均寿命は男性が81.09歳で女性が87.26歳(平成29年時点)ですが間をとって84歳で試算しました。

 

(老後)年金支給額-生活費の結果 ・独身無職家庭の目安・・-28,548,576円

・独身労働家庭の目安・・-2,215,008円

・専業主婦(夫)世帯の目安・・-17,582,688円

・共働き家庭の目安・・8,743,680円

独身無職家庭は状況が特殊なので割愛するとして、専業主婦(夫)世帯は最低でも約1,800万円ほどは老後の蓄えをする必要がありそうです。

また前述の通り年金は額面から税金や社会保険料が引かれますのでもう少し余裕が欲しいです。 

 

老後までに2,000万円ほどの貯蓄は必須

若いうち貯める意識をしたいです。

 現役時代の内にiDeCo(確定拠出年金)、またふるさと納税をすることでうまく節税もしていきましょう。

www.shunpon.com

(こちらの記事でiDeCoの比較をしています)

 

まとめ 

年代別の貯蓄の平均額をまとめました。

・20代単身は128万円で2人以上世帯は249万円

・30代単身は317万円で2人以上世帯は660万円

・40代単身は657万円で2人以上世帯は942万円

・50代単身は1,043万円で2人以上世帯は1,481万円

・60代単身は1,613万円で2人以上世帯は1,849万円

全年代を通しての平均額は単身世帯が744万円、二人以上世帯の場合は1,430万円となっています。

しかし相変わらず最も多いのは金融資産ゼロ世帯

単身世帯では3人に1人(38.6%)、二人以上世帯では5人に1人以上(22.7%)が金融資産を保有していないという結果となりました。

今後も格差は拡大をしていきそうです。

 

貯金を手間なく増やすには

今後の為に貯金をしたい!

そう考えてはいるものの中々増えないのがお金なわけで。

転職で収入UPなんてことも思いますが

・人間関係には満足をしていたり

・職場環境や仕事内容には不満がなかったり

わざわざ転職をしたくないかたも多いはず。

だからといって投資は怖い。

自分がまさしくそうだったんですが2つを実践しただけで2018年は500万円以上資産が増えました。

1500man

(1年前は1,000万円ありませんでした)

すぐにできるお金の貯め方を紹介します。

 

副業をする

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副業って聞いた瞬間に「どこが手間かからないんだよ」って思う方は多いはず。実際に

・Youtube

・ブログ

・メルカリやヤフオク売買

こういったメジャーな副業は手間がかかりますし、ノウハウを掴むまでに時間もかかります。

 

ただしお手軽な副業も存在します。

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家計簿をつける

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簡単な家計簿も貯蓄には大事です。

家計簿といっても堅苦しく考える必要は全くなし。

収入と支出。

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マネーフォワードをDLして銀行口座を紐づける。

 

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