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アラサーの投資+雑記ブログ

iDeCoは楽天証券とSBI証券オリジナルプランのどっちで始める?手数料や商品内容を徹底比較

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iDeCoを始める人の多くがまず悩む問題。

楽天SBIどっちにする??

2つの証券会社は共に月々の運用管理手数料が無料という点は同じです。

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最近はマネックス証券、松井証券などもiDeCoの管理手数料無料化をスタートさせました。しかし依然としてこの2大金融機関は不動の人気です。

 

・楽天ポイントがお得な楽天証券

・低コスト・個性的な商品が多くそろうSBI証券

 

どちらも利用していきたいという想いはありますが、iDeCoの口座は原則1人1つしか持てません。この記事ではそんなネット2大証券の比較をしていきます。

またこちらの記事はSBI証券のiDeCo「オリジナルプラン」と楽天証券iDeCoとの比較記事となります。

2018年11月よりはじまったSBI証券のiDeCo新プラン「セレクトプラン」と楽天証券との比較はこちらの記事を見てくださいね。

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実際にどっちがいいの?

商品で見ればSBI。でも投資初心者なら楽天かな

 

SBI証券と楽天証券の一覧比較

まずはじめに両社の比較を一覧にしてみました。

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SBI証券の方が楽天証券よりも加入者数は多いです。

また両社を比べた場合、基本的なサービス内容については同じですが、商品数や低コスト商品のラインナップで見ればSBI証券は楽天証券を上回っています。

 

SBI証券の方が良いポイント

・商品が豊富でエッジのきいた投資ができる

・低コストを走り続けるニッセイインデックス

・ひふみやジェイリバイブ。人気のアクティブ投信

 

以上がその一例です。 

ただし楽天証券には分散性の高い全世界また全米株式への投資が可能で、給付面についても「一時金と年金受け取りの両方が可能」というメリットがあります。

おまけとしての楽天ポイントも。

実際に口座を利用する点で重要なポイントを更に詳しく比較をしていきます。

 

商品本数での比較

 

SBI証券オリジナルプランの商品数は67本(35本へ順次移行)

楽天証券の商品数は32本

SBI証券は楽天証券に比べて倍以上の商品数となっています。これだけのiDeCo商品ラインナップがある証券会社は他のどこにもありません。

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ネット・店舗型を問わず圧倒的な数字です。

 

ただし今後、商品数は35本以下に絞られます

2018年5月に確定拠出年金制度等の一部を改正する法律が施行されました。その内容の中にはiDeCoの商品数は上限35本にするという取り決めがあります。

猶予期間は2023年まで。

それまでにSBI証券のiDeCoは現状67本ある商品数から35本へと順次ラインナップが絞られていくことになります。

 

またiDeCoは他の個人資産運用とは異なり、月々に掛け金の上限が決まっており受取時には税優遇があります。

そういった点を踏まえるとiDeCoの資産構成はできるだけシンプルなものが好ましく、商品数が多いことはあまりメリットにはなりません。

多ければいいわけじゃない

選びにくくなるからね

 

インデックスファンドの信託報酬比較

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次にインデックスファンドの手数料での比較をします。SBI証券の商品がほとんどの資産クラスで楽天証券よりも低コストであることが分かります。

SBI証券はニッセイインデックスシリーズ

楽天証券はたわらノーロードシリーズ

が各証券会社の代表的な低コスト商品となります。

 

昨今のインデックスファンドの低コスト競争はすさまじく、それはeMAXIS Slimシリーズの台頭により更に激化していきました。

それに対して何とか同等以上の食らいつきをしてコストを引き下げているのがニッセイシリーズです。

たわらノーロードも随時信託報酬の引き下げをしていますが、追い付いていないというのが現状です。

 

またニッセイインデックスファンドは当初はベンチマークとの乖離や実質コストの高さが指摘されていましたが最近は改善されてきています。

 

商品内容の比較

それぞれの証券会社の商品内容でも比較をしてみます。

まずはそれぞれの商品を一覧にして見ていきます。(SBI証券は今後除外予定のものを除きました)

 

SBI証券の商品一覧

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(更に詳しい分析はこちらの記事で)

BRICsやフロンティアへと投資できる魅力のあったSBI証券ですが除外予定となったことで、以前のような個別地域投資の妙味が薄れました

ただしラインナップは依然として素晴らしく

・インデックスファンドには準最安のニッセイ

・アクティブには「ひふみジェイリバイブ

を揃えており満足度は高いです。

バランスファンドは均等型、株・債券割合型ともに充実しています。

 

楽天証券の商品一覧

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(更に詳しい分析はこちらの記事で)

楽天証券iDeCo の一番の特徴は「楽天全世界株式」と「楽天全米株式」の2つのインデックスファンドがあることです。

世界最大の投資運用会社バンガード社のETF「VT」と「VOO」へ低コストの投資が可能なこの商品は、設定から1年がたち実質コスト面でも落ち着きが見えてきました。

 

他のインデックスファンドには「たわらノーロード」がラインナップされています。eMAXIS Slimと比べてコスト面ではやや遅れがありますが、実質コスト面は優秀でパフォーマンスに大きな違いは見られません。

また楽天証券のiDeCoには資産均等型のバランスファンドがありません

 

現状はSBI証券が一歩リード

 

 

世界的なETFへと投資ができる楽天証券ですが、それでもSBI証券のiDeCoは楽天証券よりも商品内容が優れています。

やはりコストの安さが決め手です。

 

ただし現状最もインデックスファンドのコストが低いのは「eMAXIS Slim」シリーズのある同社セレクトプラン、またマネックス証券のiDeCoとなります。

このシリーズには"常にコスト最安値を走り続ける安心感"があります。

また定期預金の金利はSBI証券は0.02%であり、楽天証券は0.01%とSBI証券の方が優れています。

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アメリカ株式で選ぶならどちらを選ぶか

アメリカ株式への投資で比較をした場合

SBI証券のiDeCoダウへ投資ができます。

楽天証券のiDeCoダウ全米株式への投資ができます。

 

・選択と集中がされたNYダウ

・銘柄数が最も豊富な全米株式

 

今後どれが伸びていくかを予想することは難しいです。

近年のリターンで見ればNYダウを選ぶのがベターですが小型株の成長が期待できる全米株式は過去10年でのパフォーマンスは最も優れています

S&P500はその間といったところです。

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自分の場合はNISAはS&P500を選びiDeCoは全米株式を選びました。

ただし結論として3つは全て米国での経済指標となるのでそこまで大きくパフォーマンスが変わるということにはなりません。

 

ひふみはiDeCoに向いている

現在、最も人気のあるアクティブファンドといっても過言ではない「ひふみ」。SBI証券のiDeCoにラインナップがされています。

そのコンセプトは守りながら資産を増やす

具体的な例としては、相場が悪いという判断をすれば無理に投資を行わず現金の保有率を高める特徴があります。

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実際にリーマンショックのあった2009年9月のひふみ投信の現金比率は47%と非常に高いです。

実はひふみよりパフォーマンスの優れている国内株式ファンドは同 SBI証券のiDeCo にある「ジェイリバイブ」をはじめいくつもあります。

しかしそれでもこのファンドが支持がされているのは、長期的に資産を預けても大丈夫だという安心感があるからです。

 

実績が確かなセゾン投信

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楽天証券のiDeCo はセゾン投信を2種類ラインナップしていることが特徴です。

バランスは株と債券を50:50の国際分散投資

投資の達人は全世界への株式投資

どちらも世界の有数なファンドへと投資をするファンドオブファンズ形式をとっていて、信託報酬にはそのコスト分も含まれます。

セゾン投信は一般的な投資信託とは違い専用の口座を開かなければ購入することはできません。iDeCoでセゾンが買えるのは楽天証券だけの特権です。

⇒SBI証券のiDeCoでもセレクトプランで取り扱いをはじめます。

 

また成績だけを見るならば、セゾン投信は他のアクティブファンドに比べて特別優れているわけではありません。

しかしその歴史は古く11年前。

低コストで顧客本位。積み立て投資の草分け的存在になってきた投信です。設定当初から安定した利回りを残し続けてきた実績があります。

そういった意味でまさにほったらかしても80点を取り続けてくれる安心感があるのです。

ひふみと同じで真摯やね

顔が見える安心感があるね

 

アクティブファンドの過去の実績比較

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SBI証券と楽天証券でそれぞれ実績が長いアクティブファンドの年次リターンも調べてみました。

SBI証券からは「ジェイリバイブ」と「ひふみ」

楽天証券からは「セゾン資産形成の達人ファンド」と「MHAM日本成長株」をそれぞれ成績が良いファンドとしてチョイスしました。

 

2018年は調子のよくないジェイリバイブですが、過去の成績は群を抜いて素晴らしいことが分かります

またあまり話題にはあがりませんが、MHAM日本成長株はボラリティは高いものの長期的にはTOPIXを大きく上回るパフォーマンスを見せています。

 

ポイント面の比較

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ポイント面では楽天証券がSBI証券を上回っています

iDeCoの資産残高に応じて半年ごとにポイントを付与するキャンペーンを行っているからです。

・ポイント付与率は投資信託残高の0.03%相当分

・上限は150ポイントです。(残高50万円以上)

ポイントは残高確認後の2か月後に付与されました。

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(私の例:2017年12月残高21万円×0.03%)

 

一方でSBI証券はiDeCoによるポイント特典はなく、資産保有残高についても同社サービスである投信マイレージの対象外となります。

 

楽天銀行からの引き落としでもポイント

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(実際に引落しでポイントを得た画面)

更に楽天証券のiDeCo は引き落とし口座を楽天銀行にすることで、iDeCoの引き落とし時に毎回楽天ポイントがもらえる特典もあります。

以前は楽天銀行から引き落としには対応していなかったのですが2017年の9月から対応するようになりました。

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ガンガンポイント増えるね

まさに楽天経済圏

 

給付面の比較

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iDeCoを給付面で比較した場合、楽天証券はSBI証券よりも多様な受取方式が可能です。

SBI証券 は一時金か年金方式か1つを選択

楽天証券は一時金と年金方式の併用ができます。

 

一時金と年金の受取併用ができる楽天証券は老後設計を立てやすいというメリットに加え、税控除面でも優位性があります。

つまり同じ運用金額でも楽天証券のiDeCo の受取総額がSBI証券のiDeCo を上回る可能性があるということです。

特に退職金が多い人は注意

 

使いやすさの比較

続いて実際の運用に大事な使いやすさの比較です。

iDeCo口座のユーザビリティは楽天証券がSBI証券を大きく上回っています。

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楽天証券 管理画面)

楽天証券はiDeCoの口座に証券口座からダイレクトでいくことができます

これは使ってみると非常に便利です。

証券口座とiDeCo口座の一括管理ができるので、資産運用という大きな箱でのiDeCoという枠を直感的にとらえやすくなります。(スイッチングも楽です)

 

SBI証券の場合は確定拠出年金専用のホームページへ行って「別のパスワードとID」を入力してログインする必要があります。

すぐに見れる楽天証券

 

スマホ対応をした楽天証券

 

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また楽天証券は2018年になってiDeCo口座のスマホ対応もするようになりました。

SBI証券は現状スマホ対応ができていません。

 

更に細かい点を比較

商品のSBI、使いやすさや給付面なら楽天って感じ

いろいろいったけどそれでOKよ

楽天証券とSBI証券で他にも比較して気になる点を紹介していきます。

 

つみたてNISAはどちらも対応

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2018年からはじまった「つみたてNISA」

つみたてNISAは楽天証券もSBI証券も買える商品数はほぼ同じです。ただし楽天の場合は毎日積立設定をすることでポイントが毎日貰えるメリットがあります。

 

口座開設キャンペーンを比較

 口座開くだけでお金もらえたりする?

うん。どっちもそれはある

楽天証券は楽天銀行と一緒に口座を開設してマネーブリッジ(無料)に登録することで誰でも1,000円もらえるキャンペーンをしています。

銀行口座は証券口座と一緒の流れで申し込めます。

 

SBI証券はSBI証券口座開設をしてSBIハイブリッド預金へ50,000円以上預入れをすることで1,000円もらえるキャンペーンをしています。

こちらも銀行口座は一緒に申し込めます。

また両証券会社ともiDeCoの申し込みによる期間限定キャンペーンは随時行っています。

 

 商品選びをする際のサポート比較

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( SBI証券 iDeCoロボ)

 SBI証券では「SBI iDeCoロボ」というアドバイザーサービスがあります。

あなたのリスク許容度に合わせて運用スタイルの提案とそれに応じた運用商品の提案がされます。

選択された投資信託は同じ条件の中で実績の良いファンドを選んでくれるため、商品数が多いSBI証券でも迷わないという点でメリットがあります。

 

楽天証券はあなたのリスク許容度に合わせた資産配分の提案をしてくれます。

その資産配分を参考に商品を選ぶことで投資初心者であっても商品選びが分かりやすいです。

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( 楽天証券iDeCo の商品選択画面)

 

ただしiDeCoのアドバイス機能はあくまでツールです。

昨今話題になっているウェルスナビやTHEOのように、リスクやリターンを勘案して商品のリバランス(調整)をしてくれるわけではありません。

投資の目安として使っていきましょう。

 

まとめ どっちにする?

面倒なの嫌。楽でお得がいい

それなら 楽天証券 かな

SBI証券と楽天証券はどちらもiDeCoのサービス内容は非常に優れています。

SBI証券 は商品が充実していて低コスト

楽天証券はポイントと給付面にメリットがあり、ユーザビリティーも優れている

どちらの金融機関も運用管理手数料は無料です。

 

随時サービス内容の改善をしてきているので、現在利用している証券口座を元に選んでみるのも1つの手です。

総合口座の比較はこちらの記事で

www.shunpon.com

 また最安コストと給付メリットの2つを追いたい場合は マネックス証券 が現状は最適な証券会社となります。

 

ただし投資初心者であれば、管理画面が見やすく全世界や全米への投資もお手軽にできる 楽天証券iDeCo が迷わないという点でおすすめできます。

(今は口座開設キャンペーン中)

世界最大のETFに低コストで投資できる強み 楽天証券iDeCo だけのものです。

楽天銀行との自動入出金も本当に楽です。

私は楽天証券で始めました。さぁ節税メリットも大きいiDeCoをスタートしましょう。

全世界株式に投資するぞ!

僕は全米株式!