共働きサラリーマンの家計簿

アラサーの投資+雑記ブログ

働かないおじさんになるための資質とノウハウを考察しました

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新卒の時に僕は結構な大手企業に入社したんですがそれから半年くらいして気づいたことがありました。

この会社にも働かない人がいるんだ

常に喫煙所にいるんじゃないかって思うくらい仕事をしていない。でも周りはそれに文句も言わずせっせと自分の仕事をこなしている。

そんな不思議な光景がありました。

 

どこかで聞いた働きアリの話を思い出します。

働きアリは集団の8割しか働いていない、後の2割はサボっている。そしてその2割を取り除くと今まで働いていたアリの2割か働かなくなる。

そんな永久ループのお話。

毎日残業をしてヘトヘトになって、それでも怒られながら働く僕と、いつも新聞を読んでいる"働かないおじさん"

それでも同じ会社という矛盾

就活前にホワイトだのブラック企業だと言っていたのがバカらしくなりました。

 

働かないおじさんに近づいているかも

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そんな僕ですが転職を2度繰り返して今は違う会社で経理の仕事をしています。

経理専業として働くことは初だったのではじめはなかなかしんどかったです。ただし最近は、ある異変に気づきました。

 

僕も働かないおじさんになれるんじゃないか?

働かなくても批判されない、むしろ仕方がないと思われる。そんな存在に自分がなれているのかもと気づいたんです。

働かないおじさんになってみたいと思いませんか?

少し実体験を含めた考察をしていきます。

 

どれくらい働かないのか

 

まず僕がどれくらい働かないかについて。

具体的な毎日のスケジュールを書いてみました。月初はやや忙しいので月中のパターンです。

 僕のスケジュール

 

・09時 始業と共にトイレ。珈琲を淹れる

ニュースと株価のチェック。

 

・10時 証券会社の人が来るので対応

株主優待の話でついつい盛り上がってしまう

 

・11時  会議のための資料作り開始

ちょくちょく株価をチェックしながら。

 

・12時 お弁当タイム

昨日の残飯

 

・13時 銀行の人が来るので対応

為替の話をしていたら1時間くらい経過

 

・14時 資料作り再開

株価見ながらやってるのでとにかく進まない

 

・15時 部署打ち合わせに参加

一言も話さないまま終わる

 

・17時 会社を出る

 

基本的にはこんなスケジュールで仕事をしています。最近は金融機関の人と話すことも多いですが1日全く話さないような日もあったりします。

どうでしょう。

なかなか働かないおじさんっぷりを発揮できていると思いませんか?

 

働かないおじさんの資質

それでは考察へと入ります。まずは前提として働かないおじさんには資質が要ります。

これらがないとなかなか本当の意味で働かないおじさんになるのは難しいです。

必要な資質は2つです。

 

・自分は取るに足らない人物と理解する

・会社にいつ切られてもいい覚悟

 

少し説明をしていきます。

 

自分は取るに足らない人物と理解する

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自分はノミのような存在であると理解する事が1つ目の働かないおじさんの資質です。

これはとても難易度が高いです。

人間ってどうしても人にどう見られているかとか、立ち位置だとか。そんなものが気になってしまうから。

 

特に会社という存在は否が応でも人生の大半の時間を占めてしまいます。そこでの自らの人間性を認めないこと。それはなかなか辛いです。

それもあって反会社、組織ということを必要以上にアピールしてしまったりする人もいます。

自分を特別視している人のやりがちな行動

・あえて定時帰りをアピールしたり

・飲み会はくだらないと公言したり

・すぐに欠席の連絡を入れたり

ただしこれはある意味、自分は会社にとってこういう立ち位置でいたいというキャラ確立へのアンチテーゼ。

上にあげた行為をするような人は"働かないおじさん"になりたがる傾向がありますが向いていないと考えます。どこか心の中で自分を特別な存在としているからです。

でも別に周りからしたらそんな事はどうでもいいんです。ただ単純に不快なだけ。

 

自分が世界にとって何者でもないことを知る。

それが働かないおじさんにとって必要不可欠な心の在り方です。

・定時帰りはそっと目につかないように消えた方が周りもイライラしないですし

・飲み会の返信もまずは「幹事さんお疲れ様です。実は…」という方がベターです。

そりゃあ人間なので、どう見られているんだろうなとかは気になりますし、評判だって良い方が嬉しいですよね。

しかしそれらを踏まえても、自己また他者のどんな存在についても世界の有象無象の1つに過ぎないと割り切る。

これが働かないおじさんへの第一歩。

アピールは不要です。

 

会社にいつ切られてもいい覚悟

会社にいつ切られてもいいという覚悟。これも働かないおじさんにとっては必要です。

そりゃあそうですよね。

働かなくていい環境を手に入れている=会社にとって不要

この図式は確定しているのだから。

その覚悟がないと"働かないおじさんライフ"は結局のところ楽しめない。

 

それならもう働いた方が精神的に楽になるようにも思えます。だからこそいつ切られてもいいと心から思える環境作りは大事です。

ではどうするか。

・圧倒的な財産を築いてしまう

・自分以外が稼いでくれる

この2つのどちらかを達成すれば問題ないです。

自分の場合は後者でした。

「まあ働かないでも嫁が仕事好きだから何とかなるやろ」というバックボーンにより僕は働かないおじさんになる覚悟ができました。
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また、未婚の方は意識しておいてください、

・仕事が好きで

・ある程度稼ぐ能力があり

・性格もいい

そんな奥さんと結婚すること。

これだけで人生はヌルゲーになります。

 

もちろんそれを会社の人にわざわざアピールする必要はありません。上にあげたように自分は世界にとって取るに足らない人物です。

わざわざ意思表示をしたところで意味がない。

淡々と働かないおじさんを続ければいいだけです。

 

以上が働かないおじさんになる為に必要な2つの資質です。結局のところこれらがないと「働かないおじさん」には本当の意味でなれないわけで。

隣の芝生が青く見えているだけなのでそれならきちんと真っ当に働いた方が楽でしょう。

 

働かないおじさんになるには

では以上の2つの条件を満たしたとして次のステップ。どうやって「快適な働かないおじさん」になるかを考察します。

 

働きたくはない。

でも会社内で批判されたり馬鹿にされたりするのってちょっと辛いじゃないですか。そうならない環境にする方法をまとめてみました。

 

経理は働かなくてもバレにくい

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 (余裕がある経理へ行く条件について書いてます)

これはガチです。

会社内の人って基本的に経理が何してるかを全然知らないです。異世界みたいな捉え方をしてくれています。

例えば僕のPCは3画面あるので

・右画面は株価のチャート

・中央画面は会計システム

・左画面はエクセルorワードorパワポ

こんな感じで開いているんですが、それだけで「仕事やってる感」が出ます。

株価も自分の保有株を見ていることがほとんどですが別にそれも違和感がないです。

高配当銘柄とか調べているとついつい画面に張り付いて真面目な顔になっていたりも。

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こんな感じ。

だから僕に用事がある人はいつも「忙しいとこ悪いんだけど…」と気を使ってくれます。

また、そこまで大きな規模でもない経理は業務も個人のタテ割りな場合が多いので特に部署内で気を使うこともありません。

 

ある程度企業の規模は大きい方が好ましい

これも重要です。

働かないおじさんになりたいならある程度規模は大きくて、体力のある会社に勤めるのが好ましいです。

会社に余裕があればそうそうクビを切られないということもありますが、何より大手企業の人ってやっぱり性格がいいんですよ

 

出る杭は打つ」って感じの人は多いんですが、自分より格下の人間をあえて死体蹴りするような人は少ないんですよね。

働かないおじさんにしても文句を言うこともあるけれど、どこかで"かわいそうな人"と思ってくれる。

大手企業の人間は優しい方が多いです。

 

負担にならないことはやる

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些細な問題を解決するだけでも"働かないおじさんライフ"は非常に快適になることに気づきました。

 

例えばコピー機が詰まった人がいれば「どうしたんですか?」と自分から声をかけてあげる。

お昼の時はどうせネット見ながら弁当を食べているだけなので、違う部署の電話番までしてあげたり。

 

自分にとって全く負担にならないようなことでもそれをする事で「ちょっといい奴」みたいになるのでそういうことは出来るだけしてあげます。

そうすると働かないでもみんなの自分への当たり方が優しくなることを実感できます。

しかし少しでも負担になりそうであれば見て見ないふりをします。これも働かないおじさんにとっては重要なファクターです。

 

時間と締め切りだけは守る。

80点、いや30点くらいでも成果を残し、とりあえず締め切りを守る。これも働かないおじさんの快適な生活には必須です。

有能な人ほど完成度の高い仕事をしてきます。でもその分締め切りに遅れたりする人も多いです。

 

働かないおじさんはそれではいけません

もともと能力が低く時間をかけても大したものにならない。であればとりあえずやっつけで終わらせる。

そして目に付いた点だけ修正して無理くり終わらせる。

どんな出来であろうと締めは守る。

クソみたいなレベルの話ではあるんですが、これは意外と有効です。意外と30点の仕事は喜ばれます。

 

健康に会社に行く

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 (それでも行きたくないときは休む)

そして最後。精神肉体ともに健康は第一です。

僕はプロ野球が好きなんですが

・8勝12敗でローテだけは守る先発

・防御率4点台後半で登板数だけ多い中継ぎ

昔はこういった選手に対してイライラしていたんです。ただし今思うと彼らも球団にとってイニングイーターとしての価値はきちんとあったわけで。

 

働かないおじさんだからこそ精神肉体ともに淡々と会社に毎日行くことは大事だと今は考えています。

 

まとめ 雑感

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 (それでも経理の仕事が好きです)

働かないおじさんになる為の考察を書いてみました。まだまだコツはありそうなので気づいた方は良ければ教えて欲しいです。

 

そして書いてみて思ったのですが、結局のところそもそも資質がない人が多いのではないかなと。

同僚、友人、あるいはネットを見て思いますがどこかでみんな会社で自己実現をしたいと考えている。存在を認めて欲しがっている

 

でもそれがあるとやっぱり働かないおじさんになるのは難しいのかなと。

自分は世間にとって取るに足らない人物と理解する。その上で限られた生を楽しむ。

それこそ働かないおじさんへの第一歩。

できるだけ細く長くやっていきたいと考えています。