中学校からの友人が僕と同じ会社に転職してから半年になります。最近の会話は仕事への愚痴がほとんど。
ただ僕らの愚痴って
・仕事行くのかったるいよな
・賞与少なくね?
みたいなアルバイトレベルの内容です。
「仕事のプレッシャーがきつい」だとか「辞めたいけど家族の事を考えると辞めれない」とか思い詰めた感じではありません。
それはなぜか。
僕らの奥さんが仕事大好き人間だからです。
だからまあ、ホントに仕事が嫌なら自分が会社を辞めればいいと考えています。だからこそ仕事で思いつめるなんてあり得ません。
結婚して仕事への考え方が変わった
正直、結婚したことでここまで仕事に対しての考え方が楽になるとは思っていませんでした。
・仕事が根本的に好きではない
・精神的にも弱い
そんな僕と友達のような人間にとって嫁さんが仕事が好きなことは何にも勝る精神的な安定剤だったんです。
少しそのことについて書いていきます。またここから書くことはあくまで自分の体験談です。
専業主婦になってもらうことで幸せになった方はいるでしょうし、それを否定するつもりも全くありません。
どれくらい精神的な負担がなくなるのか
結婚をしてから、僕と友人は会社に対して
・明日にでも会社を辞めてもOK
・だから会社や上司に忖度をしなくていい
こういった心境になることができました。
友達の場合は「正社員なんだけど日雇いで派遣されてるイメージだよな」というほど。さすがに自分はそこまではいかないですが何となく気持ちは分かります。
正社員で経理として働いているけれど
・今後の会社方針を話されてもピンとこないし
・社内のキャリア面談と聞くとむず痒くなる
せっかく働いてるんだから昇進できたらいいなあと思います。でも結論としてどうでも良い。
結婚前は違っていたんですよね。定時帰りをすると変な気まずさがあったりして、無駄に残ったり。
さらに言うなら、定時帰りを必要以上に徹底しながらも自分はどう評価されているかを逐一気にしてみたり。
でも今はそれすらくだらないことと考えています。だって僕は明日から会社に行かないかもしれない。無関係になる人に気を使っても仕方がない。
そういった感覚です。
ただだからといって仕事に対して手を抜くわけではありません。むしろそういった余裕があるからこそ失敗を恐れたりもしないし、社内政治にも疲れない。
上司が間違っていると思えば反論もできます。
余裕は仕事の質を高めてくれます。
1億円あるよりも精神的に楽かも
「1億円あれば会社辞めるのに」なんて昔は思ったこともあります。
でも今はそんなこと思わないし、むしろそれ以上の環境を手に入れているのかなとも思います。
なぜなら奥さんが毎月の生活費以上を外で稼いでくれるから。そして彼女たちは心から仕事を楽しんでいるから。
自分が無理しなくていい環境が既にもうあるんです。
それにもし1億円あったとしても、資産は使えば目減りするし運用をすれば損する可能性だってありますよね。
以前自分の祖母の話をしたことがあるんですが、お金っていうのは一般人がいくら貯めたところで精神的に自由になるかと言われたら、そうはならないんですよ。
1億円を貯めたところでそれは同じ。
・この年齢まで生きたら大丈夫だろうか
・将来思わぬ病気で大金が必要になるかも
そういったことを考えると、精神的な安定とは程遠いわけです。
ましてや僕は資産の切り崩しには耐えられそうにありません。そして1億円あったところで定期預金の利息なんて知れています。
それであれば、自分が働かないでも安定的に毎月生活費以上が手に入る環境の方が嬉しくないですか?自分ならその方が安心できます。
ヒモになるとかそういう話ではない
こういう話をするとすぐに、ヒモだとか玉の輿だとかいう話をするんですがそれとは全然違うんです。
僕が言いたいことは、選択肢は広いほうが絶対に人生は楽しいってことです。
僕だって前向きに仕事に取り組みたいし、成果を上げたい。評価をされたい。そんな気持ちはもちろんあります。
でもどうしてもうまくいかない時があるんです。落ち込んでしまう時もあります。仕事から逃げたい時も。
そういう時に「ああ。別に逃げてもいいのか」って選択肢があること。それは人生を何倍も楽に楽しくしてくれるんです。
嫁さんだってそれは同じ。2人で支えあえばいいだけなんです。
稼ぎよりも仕事が好きかどうかの方が大事
そしてポイントは奥さんが心から仕事が好きだということです。僕の嫁さんは研究職であり、好きな分野の研究ができることに楽しさを見出しています。
友人の奥さんは営業での数字をあげることにやりがいを見出しています。人それぞれ仕事が好きな理由は違います。
そして世の中には仕事が心から好きな女性が一定数存在します。中にはそんな自分自身にコンプレックスを持っていたりする人もいたりします。
そんな人と一緒になればお互い補完しあえますよね。
それを考えると、いくら稼ぐかよりも結婚相手が仕事が好きかどうかの方が大事なのかもしれません。
なぜなら夫婦の間で引け目を作ることがなくなるから。お互いが好きなことをやればいい。そのストーリーの中で僕が主夫になる道もあるだけのこと。
子供のオムツを替えるのは僕の方が上手ですしね。
何故結婚相手を焦ってしまうのか
また何より僕は、世の中の男性に言いたいんです。
「なんで結婚だけテキトーに決めるの?」と。
本当に相手のことが好きとかなら話は別です。でもよくよく聞いてみるとそうではない。
今までモテなかったけれど婚活をしてチヤホヤされて、そのまま流れで結婚。そんなケースを今まで何度聞いたことか。
そして数年たつと口も聞かなくなるわけです。
学歴も、就職先も妥協してこなかった人間。それなのになぜ結婚相手を妥協してしまうのか。自分にはそれが理解できないんです。
結婚ってある意味、最後の人生の転換期なわけで。他のどんな選択よりも今後に与える影響が大きいじゃないですか。
もっと真剣に探そうよと。
結婚は2人で幸せになるものだからこそ、自分の目で選んだ1番の女性と結婚するべき。
だからこそ僕と友人は相談所とか出会い系に頼らずに、街コンで婚活をしました。ここならありのままに自分の目でいろんな女性が見れるからです。
2019年2月8日 少し興味深い話を聞いたので追記。
僕の友人が最近結婚をしました。詳しい話を聞いたところ、マッチングアプリで婚活して結婚したとのこと。
僕自身は出会い系に抵抗があったので街コンで婚活をしましが、結婚した友人の話を聞くと、マッチングアプリでの婚活は仕事人間の奥さんを探すのに効率が良いと感じました。
そもそも、マッチングアプリとは婚活サイトをもう少し初心者向きにしたようなものだそうです。恋人が欲しい登録者たちを検索し、メッセージを送り、出会う。
出会い系と流れは同じですが、真剣に恋人が欲しい人だけに絞られています。
これが仕事好きの女性を探すのになぜ向いているかといえば、女性の年収で検索ができてしまうからです。
仕事が好きで頑張っている女性は20代後半〜30代でも出世し、男性よりもガツガツ稼いでいます。
極端にいえば、年収1000万の女性と出会いたいという願いも簡単に叶えられてしまいます。
もちろん、年収だけで選ぶわけにはいきませんが、仕事が好きな女性を探すのであれば、マッチングアプリは最高にイージーモードです。
どのマッチングアプリを使うべきか、選び方などはこの記事がわかりやすかったです。
一流企業に勤めた友人の話
最期に僕の友人の話を紹介しておきます。
一流企業に入社。順当にキャリアを歩んでいるように見えるその友達。でも実はそうじゃないんです。
・毎日仕事を辞めたいと思っている
・精神科にも通っている
そんな陰鬱な日々を過ごしています。
そして彼は最近になって結婚相談所で彼女ができ、今後結婚を控えています。
しかし彼は自分の仕事への本当の思いを彼女に話していません。そして彼女は専業主婦となって彼と暮らす気持ち満々でいます。
僕の友人は彼女とそれについてきちんと話し合いをせずに結婚しようとしています。
仕事に対して彼と同じような考え方の方なら分かるはずです。これがどれだけ退路をなくしてしまう自殺行為か。
まだ結婚をしていない人へ
もしあなたが精神的にも肉体的にも強い人間で「俺1人で家族を養っていく」という気概のある方なら僕は何も言いません。
ただしもし以前の自分のように
・会社に行くのがしんどい時がある
・毎日が虚ろに感じる
そんな社会から逃げ出してしまいたくなるような気持ちがあるのならば、仕事が好きな人と結婚するという選択肢を心のどこかに入れておいて欲しいです。
自分の場合、それによって人生が劇的にEasyモードに変わりました。お金の面で2人で支え合えるという事実。それは何よりも強いです。
また、仕事が好きな女性って周りを見わたすと実はかなり多いんです。そして今は働く女性に対して社会も仕組みづくりを変えています。
この流れには乗っておくべき。
だからこそ再度いいますが結婚相手は自分の目で見つけてください。リアルを知ることができるのはマジで強いです。
僕は街コンで婚活しました。
今は街コンも一人で行ける時代です。 向こうも1人なので相手からも話しかけられやすくコミュ障な自分には向いていました。
価格も下手な合コンより安いです。
結婚は良くも悪くも人生を大きく変えます。生きる価値観さえガラリと変わることも。結婚によって1人でも多くの方が救われますように。