注文住宅を建てる時、こだわったのは書斎の設置です。
たった2畳しかないスペース。だからこそ本当に気に入ったものだけを置いていきたいと考えていました。
先日は床全面にタイルマットをひきました。
無味乾燥だった2畳の空間。
それが彩りを持ち、僕の心はつられて踊りました。
こんなワクワクは久しぶりです。
自分だけの隠れ家を作ることっていうのはもしかしたら男の本能なのかもしれません。何でしょうね、この少年になったかのような高揚感は。
そしてその第一段階であるマットの設置は終了
次はいよいよ机を購入する番です。
- 自分だけの空間を実現できるL字デスク
- L字デスクの選び方のポイント
- オススメしたいL字型パソコンデスクはコレ!
- 【注意】買う前にスペースを確認して
- 結局。ニトリのL字型デスクを購入
- ニトリの机がやってきました
- L字デスクを使ってみた感想
- L字デスクを1年使用したメリットとデメリット
自分だけの空間を実現できるL字デスク
机には多くの種類があります。
・棚と一体型になったコンパクトなもの
・学習机や折畳式
・座椅子のためのロータイプの机
などなど。
(収納があるラック付きデスク)
(最近は昇降式デスクも人気ですね)
その中で僕が求める机。それは
・ネットを見ながら作業ができるワーキングスペース
・手を広げれば何でも届くほどの利便性
どちらも満たすものです。
『自分だけの空間』を体言化したような至高の存在。
それがL字デスクでした。
L字デスクの選び方のポイント
ただしひとくちにL字デスクといっても楽天やAmazonの中だけでも選びきれないほどの種類があります。
実際にショールームにも行って体験したことでやっとその選び方やおすすめのポイントを理解できたので書いていきます。
足下(特にL字部分)がフリーになっているか
例えば上の商品なんかがそれにあたるのですが、ちょうどLの字の角部分に支柱があります。
これはとっても邪魔なんです。
L字デスクは
・どこにでも手を伸ばせる小回りの良さ
・閉ざされたスペースながらも感じる開放感
その点を自分はメリットと考えています。
それを満たすには「どの位置に自分がいても足を自由に動かせる」ことは絶対に譲れないポイントです。
色や素材は部屋の雰囲気にあっているか
L字デスクの材質は木製かガラスがほとんどです。また足部分はスチール素材となっています。
・ガラス製はスタイリッシュに見えるけれど割れるという声はやはりあります。モニターアームをつけたい場合は少し怖いです。
・木目調は高級感と温かみは他の追随を許しません。ただしそのリアリティやナチュラルさを求めていくとどんどん値段が張っていきます。
(これとかオシャレですが値段がさすがに..)
・黒のパソコンデスクは無難でありどんな場所にも合わせやすいです。ただホコリが若干目立ちます。(といっても気にするほどでもないですが)
・鏡面仕上げについてはその光沢にどうしても作業のしにくさを自分は感じました。
机の奥行きは60cm以上は欲しいところ
机のサイズを決める時は横幅と同様に、奥行きも重要なポイントとなります。ここは意外と無頓着になりがちです。
・小さいものなら30cmから
・大抵の場合は50~65cm程
それ以上に奥行きがあるデスクもあります。奥行きが狭いと肘を延ばす事ができなく、窮屈さを感じます。
机の奥行きは60cm以上は欲しいです
理由は
・肘をしっかり伸ばしてキーボードへの入力ができる
・モニターから40cm以上顔を離せる(目が疲れにくい)
こういった点です。
ただし60cmだと手前に資料を置いてキーボード操作をするというところまでのスペースはありませんでした。しかし
・手を伸ばせればどこでも届く
・資料を横におきながら作業をする
そういった点を考えると60cmという奥行きは自分にとってはベストサイズだと考えています。
コード(コンセント)へのフォローがあるか
(図は不二貿易さんのガラスデスクより)
PCまたは卓上電気スタンドを机に置く人はコードを収納する穴が机にあるかどうかという点についても注意して見て欲しいです。
見た目や掃除のしやすさもですが、配線がゴチャゴチャしないという安全さはプライスレスです。
(図はLOWYAさんのPCデスクより)
また、上の写真のようにコンセントが内蔵されている机もあります。
自分に合った方を選べばいいですね。
耐荷重は記載されているか?15kgは欲しい
今の液晶モニタは軽いです。24インチの大きめのものでも4kgくらいしかありません。
ただしデスクトップPCを載せる場合はものによっては10kgを超えるものもあります。机の上にある程度物を置きたいと考える場合は耐荷重にも気をつけましょう。
またモニターアームを付けようとすると一点にその荷重は集中します。それも踏まえるとやはり15kgくらいは耐荷重があると安心です。(メーカー側は余裕をもって記載してています)
ほかの細かいポイントをいくつか
特に注意したいポイントは上にあげましたが他にもいくつか目安があります。
キーボードスライダーがあるかどうか
これは実際に使ってみると、自分の場合は窮屈さを感じました。人によってはデメリットにもなることを覚えておいてください。
引き出しやチェストが付いているか
収納が一体になったL字デスクもあります。ただしこれはメリットでもありデメリット。
L字デスクの長所である足元の自由さを失う可能性があるからです。
また、本当に必要な場合は別途キャビネットありのものを購入した方が後からの融通が利きますよね。
アジャスターはついているか
ショールームの店員さんに教えてもらったのですが、アジャスターは机を組み合わせて使う場合は調整に便利ですがL字では特に必要ありません。
ただし分離したデスクを組み合わせてL字デスクを使う場合は必要です。
お買い得か。セール対象品になっているか
パソコンデスクはちゃんとしたものを買えば10年以上は間違いなく使えるものです。そして買い換えするのは撤去作業を伴うからめちゃくちゃ面倒です。
たとえ安かったりセールをしていても品質に妥協をしたら絶対に後で後悔するので注意してください。
オススメしたいL字型パソコンデスクはコレ!
上にあげた条件で絞り込んでいくと、あれだけあったL字デスクもかなり厳選することが出来ました。
その中でも特に僕がデザインを含めてオススメしたいデスクはこの3つです。
LOWYA L字デスク 木製コンセント2口つき
LOWYAのデスクはどれもカッコ良いのですが、こちらはシュッとしているけれど暖かいデザインが特徴です。機能面でもコンセントがついていて耐荷重は片方の机でも15kgと十分です。
値段はそれなりにします。
ただしレビューを見ても評価は高く、品質の確かさは間違いありません。
天板奥行き60cm、幅は両方156cm、高さ76.5cm
足下フリー。高級感ある飽きない木製デザイン
1人で組み立てもできてグラつかない。
耐荷重は各天板ごとに15kgずつ(計30kg)
追記:知り合いのブロガーさんがこれと全く同じものを使っていて、大画面のモニターをアームで支えていますが全く問題が起きていません
不二貿易 ガラスパソコンデスク ホワイト
L字型デスクで一番人気といえばやはり不二貿易の強化ガラスデスクです。
コードは2穴あり、キーボードスライダーでスペースを有効に使えます。作業用デスクとしての機能を全て満たしている一品です。
コーナーは木製なのでモニターディスプレイも安心です。足も補強されているのでマジで動きません。
天板奥行き60cm、幅は両方156cm、高さ76cm
Amazonで一番売れているL字型デスク
キーボードスライダー付きで作業がはかどる
組み立てが1人だと大変。耐荷重は20kg
LOWYA L字デスクコンパクト
この机は上の2つのものとサイズが全く異なり机部分の奥行きは48cmしかありません。
ただしモニターアームを使えば十分に作業スペースは取れるし横幅もあります。そして何よりそのデザインが超カッコいいのでおすすめとしました。
机奥行きは48cmでL字部分は81cm。横幅は145cm
おしゃれで収納もある利便性
組立て必要なし!耐荷重は40kgで何でも置ける
YAMAZENサイバーコムコーナーPCデスク
実はこれめっちゃいいなと思っていたんです。
・2口コンセントが2つもある
・モニタースタンドがついている
ただ、あえておすすめとしていませんでした。何故なら便利なはずのモニター台ですが、逆に邪魔になることも考えられたから。
ただその心配は杞憂でした。Amazonのレビューを見て、このモニター台は自由にはずせることが判明しました。(というか独立しています)
僕が今一番おすすめしたいL字デスクです。
天板奥行き60cm、幅は両方160cm、高さ76cm
2口コンセントが2つだから配置が自由
二人以上の組立て推奨。頑丈でがたつかない
【注意】買う前にスペースを確認して
本来なら上にあげたパソコンデスクからどれを選ぶか。
それで悩むはずの予定でした。しかし商品レビューをみたことで状況は一変します。
そこに書いてあったことそれは。。
「組み立ての際は机の1.5倍のスペースが必要」
はい。無理ゲー確定。
僕の書斎は2畳であり幅は2m程しかありません。160cmの横幅があるL字デスクを設置するなら250cmは部屋幅が欲しいです。
レビューをきちんと見ていなかったら買ってしまっていたかもしれません。そう考えるとAmazonの商品レビューは偉大ですねやっぱり。
また一人で組み立てをする人は電動のミニドライバーを買っておくと便利です。
別に高いものじゃなくて全然OK。友人の場合はAmazonで1番売れているこれを購入していました。
価格も安いんですよね。
結局。ニトリのL字型デスクを購入
悩みながら嫁さんと気晴らしにニトリに行くとある机を見つけました。それがこの机です。
僕が条件として求めていた
・L字カーブ部分の足元に障害がない(フリー)
・コードの収納がある
・机の奥行きは60cm
これらを全て満たしています。YAMAZENのこれと似ていますね。
耐荷重については不明。ですが店員さんに聞いたところ、普通にモニターを2つ置く程度であれば全く問題ないとのこと。
そして何より嬉しいのが、搬入と組み立てまでニトリさんの方で僕の家にきてやってくれるということでした。
ただ、値段は僕が先ほどあげたパソコンデスクと比べると結構たかくて税込で29,980円。
ただしL字デスクがどうしても欲しい僕。そこにもう選択の余地はなく、迷うことなくニトリの机を購入しました。
ニトリの机がやってきました
そして待ちに待った設置が行われました。その為に有給までとりました。
ニトリは送料無料を謳っていますがそれは日付指定をしない場合です。土日搬入を頼めば別途1,000円が必要となります。
・前日に搬入の時間帯がニトリからメール。
・朝8:30〜10:30との連絡。実際に持ってきたのは9時30過ぎでした。
4tトラックでやってきて大きな段ボールを3つ出します。そしてそこから取り出した机部品を中に運んでいきます。作業者は2人でした。
(写真撮影許可ありがとうございます)
どんどんと組み立てられていく机。作業時間は運びはじめから含めて約50分ほど。
間違いなく1人ではできなかったと思います。
そしてついに完成
(段差は慣れると意外とアリです)
L字デスクを使ってみた感想
やっぱりL字型はイイ!
サイドテーブルは何かを置くもの。
そう思っていたのですが、腕をサイドの机に乗せれるという点も作業に集中できて最高でした。
2畳しかない書斎という風に考えていましたが
・椅子の背もたれをリクライニングさせる
・脚を伸ばす
には十分なスペース。
まさに、僕の目指していた大人の隠れ家スポット‼︎
さあ、マット、机ときたら後はもうイスだけ!
椅子に関しては少し奮発して高級なワークチェアを購入する予定です。
後日。モニターと椅子を導入しました
どんどん理想の書斎ができています。やっぱり自分だけの秘密基地作りは超楽しいですね。
しかし最後まで人にはニトリをすすめない僕でした。どう考えても高い・・。
L字デスクを1年使用したメリットとデメリット
じゃーん。
どうですか。この秘密基地っぽさ。
L字デスクを導入してから1年が経ったのでメリットとデメリットを書いていきます。
メリットはこんな感じです。
・囲まれることで作業の集中力が上がる
・部屋のスペースを無駄なく利用できる
・モニターを並べて横に資料までおける
特に実感できるのはやっぱり集中力のUP。このスペースに入ると「よし!やるぞ!こっからは俺のフィールド!!」みたいな無敵感があります。
デメリットは1つだけです。
・時間を忘れる
ゲームにしろ、作業にしろ同じですがここにいると1時間がマジであっという間に過ぎてしまいます。「プチ精神と時の部屋」を体験できます。
これは本当に危ない。特に家族との関係が。
ということで僕は書斎に壁時計をつけるかどうかを今は悩んでいるところです。