一昨年の11月に家を建てた自分。いつのまにかあれから1年以上経ったわけだ。
"どんな人でも家は3回建てないと満足できない"
そんなことは何度も人から聞いていて。
でも今のところ僕はその例には当てはまらない。つまり自分の家に割と満足できている。
・40坪にも満たない土地
・豪邸とは言えない2階建(+屋根裏)
特別に何かがあるわけではない普通の家。愛着が持てるのはやっぱり注文住宅だったから。そして妥協することなく我が家の理想を突き詰めることが出来たから。
その施工主、それが『サンヨーハウジング名古屋』という業者だったので素人ながらに経験談を語っていく。
また僕は不動産業に詳しくない。だからあくまで一個人の経験談、そしてブログ。だけれど参考になればいいかと思う。
- 気になるお金についてをはじめに
- サンヨーハウジング名古屋で家を買ったきっかけ
- 注文住宅にして良かったところ
- 注文住宅にして悪かったところ
- サンヨーハウジングにして良かった事
- サンヨーハウジングにして微妙だったところ
- 最後に
気になるお金についてをはじめに
最終的に支払った金額は39,533,227円
預り金として少し多めに(3,990万円)ほど払ったのち、いろいろな精算が終わって35万円程もどってきた。お金を払ってから3ヶ月ほどした後に意外とかえってきたので得した気分になったほど。
但し注文住宅で知りたいところはそこではないはず。
はじめに施工業者に出された見積もりからいくら金額がかわったか?
これではないだろうか。
サンヨーハウジングさんの場合、土地と家を別々に契約という形をとる。そして土地を契約する前に、僕らがどんなオプションをつけたいかという話を相談。それにあった見積もりを出してくれる。
我が家の場合は坪数を増やしたいこともありはじめのオプション見積もりは300万円ほど。
見積もりでの金額は39,600,000円
つまり支払金額とほとんど変わっていない。(6万円減)だからケチな自分にとって好印象となったのだ。
サンヨーハウジング名古屋で家を買ったきっかけ
はじめから注文住宅に住みたかったわけじゃない。
嫁と僕。お互いに車の運転が大嫌い(年間走行距離1,000kmほど)で、とにかく駅に近いところに住みたい。そんな思いが共通していた。
新婚してから住んでいたアパートはその条件を満たしていて治安も良かった。だからその近くにいい家がないかと探していたのだ。
そこで見つかった土地。それがたまたまサンヨーハウジングさん売り出しのものだった。
・駅まで徒歩1分
・スーパーまで徒歩3分
正直なところ、ここ以外ない。それは今でも思っている。立地だけは嘘をつかない。
僕は電車が出る3分前に家を出る。
注文住宅にして良かったところ
・自由に間取りをカスタマイズ
・戸建てにはできないことがやれる
戸建てよりは割高傾向な注文住宅。ケチな自分にとってそれでも価値を感じた2つのメリット。
少し具体的に書いてみるとこんな感じ。
廊下をできるだけ無くしたい
実家(マンション)にいるときから思っていた。
『廊下って意味なくね?』
物を置けるスペースになるわけでもない。ただの通路。ないほうが暮らしやすい。でも家の坪数には入る。それに掛る費用だってあるはずだ。
"無駄じゃん"
なるべく減らしたかった。
和室に掘りごたつを埋め込みたかった
埋め込み式の掘りごたつ。使わないときは畳の中に仕舞える。だから場所を全く取らない。
赤ちゃんのいる今は普通の和室だ。でも子供が小学生になったくらいにはそれを出したいと思ってる。
"子供部屋で勉強しないでもここならやるんじゃね?"
と勝手に思っているのと、自分は居酒屋でも、とにかく掘りごたつ席を選ぶほどそれが好きなので譲れないポイントだった。
こういう設置式もあることは知っていたけれど、段差が不要なんだよね。老後に向かない。
書斎が欲しかった
今はこんな感じにまで成長した書斎。
狭いほど落ち着いていい。1.6m×1.6m。自分だけの書斎が欲しかった。階段を上がればすぐに行けるし寝室からも繋がっている。
僕だけの秘密の空間。(鍵は今の所なし)
注文住宅にして悪かったところ
もちろんそれには欠点もある。忙しい人には不向きだしコスパを考えるなら建売の方が絶対安い。
自分が嫌だった点をあげていく。
打ち合わせがとにかくしんどかった
(過去記事:あまり参考にならないです)
毎週の土日どちらかで2時間ほどは拘束される。近いから良いもののこれが計10回近くあるとさすがにゲンナリ。
毎回テーマが違う(照明や壁紙)ので飽きることはない。楽しい。ただしやっぱり長い。
契約してから住むまでに半年かかる
仕方ない事ではあるが、住める日が契約してから半年以上先になってしまうのも注文住宅の欠点というべきか。
・5月22日に土地を契約。
そこからはほぼ毎週の打ち合わせ
・8月始めに最終設計が完了
そこから施工が始まる。
・11月24日から住めるようになった
つまりはじめに土地の契約をしてから半年ほど実際に住むまでには時間がかかる。まあ待つ間が一番楽しいと今なら言える。
ちなみにお金を全額振り込んだ&ローンがはじまったのは住むことになる11月からだ。
10年間の住宅ローン控除をフルに受けて利息支払い額を減らすには、12月にお金を払うのが一番得。あまり役立たない知識だが参考になれば。
サンヨーハウジングにして良かった事
細かい部分は自分が担当さんに、たまたま恵まれていたということもあるかも。だけれど思いつくままに書いていく。
料金が戸建とあまり変わらない
実は今の家にする前にもう1つ悩んでいた家があった。それが"ウッドフレンズ"という会社の戸建て。
ここは注文住宅ではない。だがその立地。今の場所に負けず劣らず良かったのだ。駅まで歩いて徒歩1分。
公募価格は3,980万円だったけれど最終的には3,880万円まで落としますとも交渉された。
それに比べてサンヨーハウジング。1円たりとも値引きしてくれなかった。契約前に粘っても絶対にそれを許してくれない。
ただし今思えば、『ウッドフレンズ』さんの100万円値引き。それはもう既に彼らにとっては標準価格で特別に安くしてくれたわけでもないように思う。
・値引き交渉しないでも100万円値引きしてくれる
・値引きしてと粘っても1円たりとも負けてくれない
ありがたいのは前者。信頼できるのは後者だ。
見積もり金額より支払い金額が少なかった
先ほども書いているのだが
見積金額は39,600,000円
支払金額は39,533,227円
むしろ安くなっている。
打ち合わせでは基本的に、担当者さんがプラスに経費が発生しないようにとしてくれる。
むしろ削るようなことを提案されたりも。
例えば子供部屋をはじめは6畳にしていたけれど最近のトレンドは5畳くらいだということで坪数を狭くしたり。(居心地を良くさせない。篭らせないため)
結婚式の打ち合わせを経験した自分にとってこれは神対応だった。
ちなみに自分のときは
・数坪、家の面積増やす 1坪当たり¥284,000(税別)
・内蔵式掘りごたつ¥300,800(税別)
こんな感じでオプションを増やすことはあらかじめきめていて、後は配置の変更などをした感じ。間取り変更はもちろんお金はかからない。
壁紙の変更は数千円でできるので楽しめた。
営業マンのゴリ押しはウザいが親身だった
はじめはマジでウザかった。とにかく推してくる。ぼんやりしているとアパートまであがってくる強引さ。
なかなか疲れる。
ただしあくまで自分の成績の為ではあるだろうけれど、彼は自分の知りたいことをきちんと嘘なく答えてくれた。
・要望を満たすオプションをつけた時、いくらの料金が発生するのか。(部屋を広くする、掘りごたつを内蔵する..etc)
・最終的な金額は他の経費含めてどれくらいに?
家の簡易的な間取り図まで翌日に用意してくれたこともある。
何より彼の言葉には嘘がなかった。
事実としてそれは彼の出した最終的な見積もりが実際の支払額と近似していたことからも証明される。
そして契約が決まってからも。彼は自分の家の進行状況を気にかけていてくれた。ウザいけど嫌な気はしない。Hさんありがとう。結婚したのかな。
アフターフォローがいい意味で営業チックじゃない
家を建ててから1ヶ月、また1年して家の様子を検診するサービスを受けた自分。そこではリフォームだったり、駐車場の増築などの提案は全くされなかった。
ただ今住んでいて困ったところがないかをヒアリングしてくれる。特に気にしてなかったけれど台所の下の床がギシギシとなる。それを直してくれただけ。
助かった。
また火災保険や地震保険、住宅ローンもあくまで提案だけ。団体割引がきくから自分は火災保険はサンヨーさんのすすめるものに。
でも住宅ローンはネットで一括審査申込 をして決めた。0.1%ほど安かった。
大工さんがいつでも嫌な顔せず見せてくれた
ちょうど育児休業中だった嫁。そして当時住んでいるアパートから非常に近かったこともあり工事の時は毎日のようにその状況の確認をしに行っていたようだ。
彼女はいつも満足していた。
大工さんは優しくて家主の僕らを尊重してくれた。
駐車場には猫の足跡を埋め込みたかった僕の嫁さん。それについても外構工事の際に嫌な顔せず対応してくれた。
(こんなやつね)
サンヨーハウジングにして微妙だったところ
基本的に満足している。ただし一部の細かい部分も気になったのであげていく。
トイレのドアノブが逆だった
外からカギが操作できる。中からはカギを締めれない、開けれない。つまり真逆。明らかな欠陥仕様。
もちろん無料で直してもらった。すぐに終わった。そしてこれに気付いたのが次の日だったという我が家。
1年住んでみて、他で気になった点は特に無し。
カーテン費用が含まれている点は微妙だった
個人的にはこれが一番気にくわなかった。
サンヨーハウジング名古屋はカーテンも見積もりの費用のうちに含めるということが特徴だった。
そしてその対象がサンレジャン。
店舗に実際に行って30万円までは自己負担がないという形式。
僕はここのカーテンがダメと言いたい訳ではない。機能面(遮光性とか)で優れていることは分かる。
でも自分にとって、カーテンはニトリでいいのだ。間違いなく30万円もかからない。
そして腹がたったことがもう1つ。
サンレジャンの店舗へ実際に行って選べるカーテン。セール品は含まれない。
30万円分に嘘はない。でもやっぱり気分は良くない。
最後に
購入体験者として実際にいいところ悪いところ全部思いつくままに書いてみた。
耐震とかもミライエだっけ?その辺安心できるとかPRしていたけれどまあ自分は専門外なので。
総合的に言えば満足。95点。
不満点もあげた。ただし他の施工業者でも、結局のところネットを見ればホコリは出てくる。大手ですらそれは同じ。100点の業者なんてないわけだ。
あくまで個人的ではあるけれど、もう1度家を建てるとしてもまたサンヨーハウジングさんに頼みたいと思う。
金にシビア(=ケチ)な自分にとって、"見積もりと実際の支払金額が変わらないこと"その嬉しい誤算は何よりも好印象。
また、壁紙を部屋ごとに変えたり(トイレはスヌーピー柄)、書斎を寝室とウォークインクローゼットでつなげてぶち抜きにしたり。戸建てにはやれないことをいくつもできた。
一生モノの家だからこそこだわってよかった。
補足。今から住宅購入を考えている人へ
少し思いついたアドバイスを書いていく。
コンセントは多めに確保しておく
テレビを置く位置とかに合わせて…と考えている人も多いだろうけれど。一生部屋の配置を変更しないとは言い切れないはず。
とりあえず多い方がいい。
角地は自由スペースが多いから高くても価値がある
土地が充分に確保できない都会の人こそ角地にはこだわりたい。あくまで公道ではあるけれど家の前が広く感じる。お客さんが車で来た時も安心。逆に言えば旗竿地。あれだけはやめておこう。既にトラブルを2回も見た。
ゴミ収集場所が家の前にないことは確認
普段は気にしないはずだけれど絶対チェックしておきたい。家の前にゴミ集積所があるとゴミの日は毎回そこにカラスが群がる。異様であり不気味。
庭がなくても家の周りの雑草処理は大変
詳しくはこちらの記事に。庭がなくたって雑草処理におわれるのは一軒家であれば覚悟すること。
自分は住んでから1年たって処理をした。
ただし防草シートは1度引いてしまえばずっと持つ。無駄な雑草処理に追われない為にも、入居時点で処理をしていくことをすすめたい。
最後に。このアプリが便利だった
・自分にぴったりの家が分からない
・この金額だとローンどれくらい?
そういうことを知りたいときに役立ったのが積水ハウスの「すまい塾アプリ」だった。
とくに「注文住宅って言われても何を注文するん?」って人は絶対にとっておくことをおすすめする。