人口4位の国はどこでしょう。
1位は中国、2位はインド、3位はアメリカ。そこまでは大抵の人が言い当てるようにも思います。
でも4位ってなかなか出てこないですよね。
答えは「インドネシア」です。実はこの国、今BRICsに次ぐ新たな投資先として大きく注目を集めています。
・人口構成が綺麗なピラミッド型
・土地も広く資源も豊富
インフラはまだまだ不整備。ただし逆に言うなら、それさえ整えば更なる成長に期待もできそうです。
- 魅力あるアセアン株
- 2大ネット証券の比較をします
- SBI証券と楽天証券の一覧比較
- ASEAN株式銘柄数での比較
- 手数料の比較
- 為替コストの比較
- 使いやすさでも比較
- 口座開設キャンペーンの比較
- まとめ どう使い分ける?
魅力あるアセアン株
(参照:外務省)
アセアンとは東南アジア諸国連合(Association of South East Asian Nations)の略称であり1967年8月8日にバンコクで発足しました。
現在は10か国から成り立っています。
アセアン構成10か国
・タイ
・インドネシア
・シンガポール
・フィリピン
・マレーシア
・ブルネイ
・ベトナム
・マレーシア
・ミャンマー
・ラオス
海外からの工場誘致の甲斐もあり、経済成長の著しいASEAN地域ですが
・意外と豊富な高配当株
・人口ボーナスによる今後への期待
株式市場にも大きく期待に満ち溢れています。
2018年は中国株の下落の煽りを受けて株価は伸び悩みを見せますが、だからこそチャンスも大きく見えています。
飛躍が見える!
2大ネット証券の比較をします
さて、そんな魅力あるASEAN株ですが投資できる証券会社は限られています。
ネット証券で買えるのは主に「SBI証券」「楽天証券」の2つです。
この記事ではASEAN株式を購入するための金融機関としてそのどちらがいいのかを比較していきます。
実際にどっちがいいの?
少額なら楽天!本気ならSBI
SBI証券と楽天証券の一覧比較
まずはじめに両社の比較を一覧にしてみました。
基本的なサービス内容については同じですが総合的に見ればSBI証券がASEANに投資をする上で満足度が高いと言えます。
・決済通貨を円と現地通貨で選択できる
・ベトナム株式にも投資ができる
・ASEAN各国の投資レポートが読める
以上がその主な理由です。
ただし楽天証券は少額投資をする点での手数料の安さは優れており、ASEAN主要国に対しての銘柄数はSBIよりも豊富です。
それでは実際に運用をする上で重要なポイントをさらに詳しく比較をしていきます。
ASEAN株式銘柄数での比較
・SBI証券は5カ国で約500銘柄以上
・楽天証券は4ヵ国ので約260銘柄以上
に投資をすることが可能です。
銘柄数と投資できる国数に関してはSBI証券の方が上回っています。ただし楽天証券 はASEAN主要4ヵ国での銘柄数が上回っています。
個人投資家目線で考えるのであれば楽天証券の方が選択肢は豊富ともいえるでしょう。
ベトナム360銘柄あってもな
手数料も高いからね。
手数料の比較
次に売買手数料の比較をします。
手数料は同じです。約定代金×1%(税抜)となっています。
ただし楽天証券 は「超割コース」の場合は約定金額に応じて1%のポイントバックがあります。
最低手数料については、楽天証券が最も安く500円(税抜)となります。SBI証券は日本円ではなく現地通貨での計算となります。
・28シンガポールドル(約2,200円)
・761タイバーツ,(約2,300円)
・76マレーシアリンギット(約1,800円)
・238,000インドネシアルピア(約2,000円)
為替レートは2018年8月基準
為替変動もありますが大体日本円で1,500~2,500円といったところです。つまり楽天証券よりも1,000円以上最低手数料は高くなります。
ASEAN株は価格の安いものが多いので、最低手数料が500円で済むことは楽天証券の大きなメリットです。
ASEAN株の手数料はどう引かれる?
手数料って分かりにくい?
通貨を統一すれば簡単
難しく見える手数料も意外と知ってみれば簡単です。
楽天証券 のASEAN株式の手数料は1%(税込)。実際にタイの「CPオール」を購入した際の手数料を見てみましょう。
条件は以下の通り
・為替レート 1バーツ 3.42円
・株価 1株 75バーツ
・買付株数 200株
まず商品自体の価格として必要となるお金は(単元価格)×(株数)×(為替レート)より51,300円となります。
手数料は51,300円×1.08%より554円となります。
合計で51,854円となりました。
どの証券会社の場合でも商品と手数料の為替を統一して計算すると分かりやすいです。
為替コストの比較
手数料の次は為替コストの比較をします。
為替手数料は同じです。現地の通貨ごとにそれぞれ為替手数料が決まっています。
またアメリカ株や中国株ではSBI証券の場合、住信SBIネット銀行や同社のFXαサービスを利用することで為替手数料を安く抑えることができましたが、ASEAN投資の場合はそれができません。
ただし SBI証券 は決済通貨を日本円と現地通貨の両方選ぶことが可能です。
日本円でしか決済できない楽天証券とは違い、SBI証券は両替をした現地通貨をそのまま保有しておくことができます。
総合的に見れば手数料を安く抑えれます。
使いやすさでも比較
(楽天証券 管理画面)
管理画面の見やすさに関しては楽天証券がSBIを1歩リードしています。iDeCoとの連携が1画面でできることをはじめ、ASEAN株式についても損益が一目で分かり初心者でも迷いません。
またフィリップ証券のアセアン株式レポートを日本語で見ることもできます。(個別株分析が多めです)
ただし詳細なスクリーニングまたは分析がしたい場合はSBI証券に分があります。
ごちゃごちゃっとしていますが慣れると面白くなってくるのもSBIのいいところです。
特にSBI証券で無料で見ることができる「グローバル・ストラテジー・レポート」ではASEAN各国に対しての投資レポートが国別に読めるので必見です。
口座開設キャンペーンの比較
口座開くだけでお金もらえたりする?
うん。どっちもそれはある
楽天証券は楽天銀行と一緒に口座を開設してマネーブリッジ(無料)に登録することで誰でも1,000円もらえるキャンペーンをしています。
銀行口座は証券口座と一緒の流れで申し込めます。
SBI証券はSBI証券口座開設をしてSBIハイブリッド預金へ50,000円以上預入れをすることで1,000円もらえるキャンペーンをしています。
こちらも銀行口座は一緒に申し込めます。
まとめ どう使い分ける?
まずは少額からはじめたいな
それなら楽天証券 で。
比較をした2つのネット証券は手数料やサービス内容でASEAN株の投資に適した証券会社です。
・ベトナム株にも投資できるSBI証券
・少額投資での手数料が安い楽天証券
それぞれに良さがあります。
ただしあくまでASEAN株をメインに考えるなら買付けが現地通貨と日本円の両方を選ぶことができる SBI証券がおすすめです。
(今は口座開設キャンペーン中)
国内外を問わず手数料が常に業界最安水準であること、またiDeCoを含め投資に関しての全てを1つの証券会社におさめることができる強みはSBI証券の特権です。
ロシアにも投資ができますからね。
ASEANは今後どうなりそう?
先進国をオーバーパフォーム!