共働きサラリーマンの家計簿

アラサーの投資+雑記ブログ

2019年上半期終了!!つみたてNISAを今年から始めた人はいくら儲かったのかを調査しました

PRを含む場合があります

「老後の生活費には2,000万円が必要」そんな言葉が世間をにぎわせる中で今、つみたてNISAの口座開設が相次いでいます。 

加入者数は今年3月時点で127万口座を突破

休眠口座が多い一般NISAとは違い、どんな時でも淡々と自動で投資をしていく「つみたてNISA」は既に買付額1,300億円を突破しています。

 

つみたてNISAの特徴

投資利益に対しての税金が0%になる

年間投資上限は40万円×20年

投資できる商品が厳選されている

投資益が非課税というメリットはもちろんですが、やはりポイントは投資商品に対して金融庁による基準が設けられているということ

販売手数料が生じたり、信託報酬の高い商品はあらかじめカット。ぼったくり商品に投資をすることにはならないわけです。

毎年40万円×20年だね

いつ解約してもOKだよ

 

 

つみたてNISAの利回りを調べました

www.shunpon.com

  (2018年の比較はこちらの記事で)

投資初心者であっても優れた商品を、少額かつ長期で資産形成ができるつみたてNISA。iDeCoとは違っていつ解約しても非課税な点もポイントです。

 

しかし結局のところ気になります。

「つみたてNISAって実際のところ儲かるの?」

この記事では各資産クラスの代表的な商品の成績を参考に、つみたてNISAの今年度の利回りを計算しました。(2019年6月末時点)

また、つみたてNISAの投資対象は「株式クラスを含む投資信託またETF」という縛りがありますが、この記事では最後に参考として債券またREIT(不動産)に投資をする商品の成績も載せています。

 

参考にした商品

・TOPIX・・eMAXIS Slim国内株式

・日経平均・・eMAXIS 日経225

・先進国株式・・eMAXIS Slim先進国株式

・新興国株式・・eMAXIS Slim新興国株式

・全世界株式(除く日本)・・eMAXIS Slim(略)

・全世界株式・・楽天・全世界株式

・全米株式・・楽天・全米株式

・S&P500・・iFreeS&P500

・8資産・・eMAXIS Slimバランス

・アクティブ・・ひふみ

(参考)NYダウ・・eMAXIS NYダウ

(参考)日本債券・・eMAXIS Slim国内債券

(参考)先進国債券・・eMAXIS Slim先進国債券

(参考)新興国債券・・eMAXIS 新興国債券

(参考)日本REIT・・eMAXIS 国内リート

(参考)先進国REIT・・eMAXIS 先進国リート

(参考)グローバル3倍3分法ファンド

それぞれの商品を楽天証券SBI証券のつみたてNISAで設定できる年初めから毎日均等額を積立した場合のリターンを計算しています。 

 

楽天証券でのカード購入の場合も計算しました

f:id:shunpon:20181103165927p:plain

また楽天証券では投資信託を購入する際に楽天カードを利用することで100円につき1円相当のポイントが付くというサービスをしています。

ただしこの場合は毎日積立ができずに、月初営業日のみの買付となってしまいます。その事情もふまえて

 

・銀行口座から毎日買付をした場合に加えて

楽天カードによる毎月買付をした場合

 

でのポイントを含めた今年度のパフォーマンスも記事の最後に載せています。

 

TOPIXの利回りは-0.74%

f:id:shunpon:20190702221232p:plain

今年のTOPIXは不調です。

年初はそれなりにリバウンドをしましたが5月になって大きくマイナス。世界中が景気の減速に備える中で消費税UPに踏み切るのだから当たり前といえば当たり前。

 

2019年6月末時点での年初来成績は5.13%とプラスですが

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は192,749円

マイナス1,442円になっています。

日本株オワコン・・

底打ちしたはず!

 

日経平均の利回りは0.87%

f:id:shunpon:20190702221824p:plain
日経平均も今年はパッとしないです。ただしユニクロやソフトバンクといった値がさ株が割と好調なのでTOPIXは上回ります。

2019年6月末時点での年初来成績は7.28%とプラスです。

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は195,883円

プラス1,692円になっています。

方向が見えないよな

売りも買いもしたくない

 

先進国株式の利回りは2.84%

f:id:shunpon:20190702222517p:plain

日本とは違って着実に成果を上げている先進国株式。昨年の下落をほぼリカバリーしてきています。

国内株式や新興国株式と比べたボラティリティの低さ。全世界株式よりもつみたて投資に向いているといってもいいのではないでしょうか。。

2019年6月末時点での年初来成績は15.19%と大きくプラス。

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は199,715円

プラス5,524円なっています。

 

新興国株式の利回りは0.62%

f:id:shunpon:20190702224244p:plain

乱高下が激しい新興国株式。

今年についてもそれは同じで特に5月は1ヶ月間で約9%の下落となりました。米中貿易は結局のところアメリカに主導権があり、株価も上値を抑えています。

2019年6月末時点での年初来成績は8.83%とプラス。

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は195,392円

プラス1,201円になっています。

この値動きは正直怖いわ・・

老後資金としては考えにくい

 

全世界株式(除く日本)の利回りは2.42%

f:id:shunpon:20190702225102p:plain

先進国株式の調子がいいのでその比率が高い全世界株式も今年上半期は好調でした。今年も日本を含まない方がリターンは高いです。

2019年6月末時点での年初来成績は14.07%と大きくプラス。

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は198,895円

プラス4,704になっています。

弱小国家といえば

日本だったというわけだ

 

全世界株式の利回りは1.94%

f:id:shunpon:20190703053508p:plain

オールカントリーは軟調な日本の影響もあり、成績はやや悪くなっています。ただしだからといってこの商品が悪いという訳ではありません。

あくまでそういうときもあるというだけのことです。

2019年6月末時点での年初来成績は12.73%と大きくプラス。

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は197,955円

プラス3,764になっています。

 

全米株式の利回りは2.53%

f:id:shunpon:20190703053843p:plain
年初は調子のよかった全米株式。ですが年の半ばに入り小型株の値動きがさえません。

2019年6月末時点での年初来成績は15.11%と大きくプラス。

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は199,095円

プラス4,904円になっています。

 

S&P500の利回りは2.9%

f:id:shunpon:20190703054022p:plain

米国の優良企業が幅広く分散されたS&P500指数。今年は底堅い値動きを見せながら昨年末の高値を更新。
今年度でいえばダウ、全米株式を上回る成績を残しています。

2019年6月末時点での年初来成績は14.98%と大きくプラス。

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は199,818円

プラス5,627円になっています。

 バフェットはやっぱり正しかった。。

 

8資産均等型の利回りは1.57%

f:id:shunpon:20190703054404p:plain

日本、先進国、新興国の主要な資産クラスに均等割りで投資をする8資産バランスファンド。

今年の値動きだけみれば物足りなさはありますが、円高により海外株式ファンドが昨年秋の価格を超えられない中、きちんと高値を更新している点は評価すべき。

機械的にバランスされただけの投資信託。ですが国内投資を一定比率で持つことにより為替効果も限定される部分もあり、ほったらかしには最適です。

欲を言えば海外債券部分も為替ヘッジをつけたいですね。

2019年2月末時点での年初来成績は7.9%

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は197,234円

プラス3,043円になっています。

去年から見るといいよね

下落相場でもある程度は安心

 

ひふみプラスの利回りは0.86%

f:id:shunpon:20190703055230p:plain

今年のひふみはきちんと意地をみせていて国内株指標を上回っています。また国内中小株には買い戻しの動きもあり今後にも期待ができそうです。

2019年6末時点での年初来成績は10.91%と大きくプラス。

つみたてNISAで毎日積立をした場合

・積立金額194,191円に対して

・資産評価額は195,858円

プラス1,667円になっています。

まだ救われてないからな。

長期投資を信じろっ!

 

まとめ 楽天証券+楽天カードは最強

つみたてNISA対象商品、また主要資産の利回りを実際の投資商品をもとに計算をしてみました。(2019年6月末時点)

 結果は以下の通りです。

f:id:shunpon:20190703060052p:plain

 つみたてNISAの投資対象の中で年初来リターンが最も高いのは先進国株式で次に全米株式が続きます。

おもしろいのは年初来のリターンでは上2つに比べて下回っているS&P500が、実際のつみたて投資だともっとも利幅が大きいこと。

年半ばに入っても大きく減速をしていない+上昇幅が緩やかなことがその理由の1つです。

また今年は堅調に株価が推移していることもあり、毎日つみたてよりも楽天カードでの月初投資の方がパフォーマンスが素晴らしい点も見逃せません。

 

G20の効果もあり米中貿易戦争はいったん停戦。利下げ圧力も相まって一時は下落した株価も新高値を目指す情勢へとなってきました。

しかし利下げに関しては十分にその期待が株価に反映されている一方で、その内容の確定はされておりません。ネガティブサプライズがある可能性も考慮すべきです。

 

ただしあくまでもつみたてNISAは投資期間が20年ある長期投資です。短期的なパフォーマンスだけで見ることは得策ではありません。

私個人としては全世界株式こそ最も”ほったらかしでの長期投資”に適している資産クラスと考えます。

20年間の時期の分散が強制的に図られるつみたてNISAでの投資なら尚更です。

 

投資信託は楽天カード×楽天証券で

f:id:shunpon:20181103222420p:plain

そして実際に計算をしてみて分かる通り、楽天カードによる投資信託の購入は年間で見たパフォーマンスに大きく影響を与えます。

ポイントは複利運用できるわけではありませんが、それでも投資信託を買うだけで1%貰えるのは非常に大きい。

特定口座やNISAでもこのサービスは利用できます。

もちろんつみたてNISAを運用している人でも

・つみたてNISAは銀行口座から毎日積立

・特定口座で楽天カードで積立

という利用をすることが可能です。

余裕があれば時期を分散しての投資ができるのでその方がおすすめです。

 

楽天証券は投資信託の保有でもポイントが貰えます

f:id:shunpon:20181103222917p:plain

(10万円で毎月4ポイントが貰えます)

 

・つみたてNISAで資産を形成していきたい

・投資信託を購入する口座が決めきれない

 

そんな人なら絶対に楽天証券を開設するべきです。投資信託に関しては楽天証券が他の証券会社に比べて頭一つ抜きんでています。

そしてもう1つ。

楽天カード×楽天証券

つみたて投資をするならこの最強の組み合わせを絶対に覚えておいてくださいね。

投信は絶対に楽天証券やな

楽天カードを忘れずにね