中学の頃からの親友、K君の結婚式に行ってきた。
沖縄でのリゾート婚。
親族と友人だけの23人。とても小さな挙式だけれど大きな幸せに溢れていた。ご飯も美味かった。繰り返すけどいい式だった。
自分が大手を辞めて地元に帰って、毎月彼とは会っていた。独身の頃は2人で何度も街コンに行った。
可愛い子を見つければすぐに話しかける僕。
はじめは相手の話を聴くに徹する。けれどだんだん自分のペースに持ち込んで、隙があればぐいぐいと押していく。それがいつもの方法だった。
彼はいつもそんな自分のフォローをしてくれた。ありがたい存在。だけど彼女はできなかった。
・よく言えば合わせ上手。空気に溶けこむのも早い
・悪く言えば積極性がない、押しが足りない
一口に言ってしまえば不器用な奴だった。
街コンに合わないK君は婚活サービスを利用した
(僕の街コン攻略法はこの記事に)
そんなk君。彼はきっと分かっていた。
"自分は街コンに向いていない"
僕の結婚と同時にもう街コンには行かなくなった。あれは1人で行くには心細い。
時は流れて僕の結婚式からちょうど2年。
K君には彼女ができた。
そしてそれからまた1年経つ今。今度は僕が彼の結婚式に行っている。出会いから結婚までの経緯はいつも聞いていた。だからこそ感慨深い。
結婚はネットの恋活サービスから
ネットの恋活は当たりもあるのだ。
詳しくいうなら、定額制のマッチングアプリ"マッチブック"を使用していたK君。経験談を元に少しその紹介をしていく。結論から言うならばその恋活・婚活サービス。
工夫をすればちゃんと出会える。でも地雷はいる。
それが率直な感想だ。
そもそも恋活、婚活サービスって何なの?
自分の情報を登録をしてパートナーを探す。それが簡単なこのサービスの特徴。対面型の結婚相談所は個性にあった相手を紹介してくれるがお金は高い。ネットは無料からできる。でもなかなか出会えない。
・婚活要素が強くて紹介もあるゼクシィ縁結び
・気の合うパートナーを探せるペアーズ
この辺がネットの大手。男はネームバリューで登録する。けれど女の子は口コミで広がっていく。だから女性の方が情報が早い。
大きいとこほど男にとっては不利とも言える。
マッチブックはどんな仕組みなのか
・登録すると女の子の検索がOK
・イイねを贈って相手が自分を選べばマッチング
・マッチングした相手とは制限なく自由にメッセージが交換できる。(月額制の有料会員のみ)
リクルート運営。でも大手のペアーズなどに比べて知られてはいない規模感。
無料会員でも30イイネをはじめにもらえる。
ただし有料会員じゃないとメッセージのやり取りはできない感じ。従量課金制というよりも月額会費制。
よくあるような『メール何通でいくら』というシステムではない。あれはサクラがいると辛いからね。
マッチブックはFacebook経由だから安心
このマッチブック、特徴はFacebook登録。
10人以上の友達がいなければサービスを利用することができない。年齢やステータス(既婚・交際中等)の嘘がつけない。
またあくまでFacebookを審査の入り口とはするが、マッチブック上には実名は出ない設計。プロフの写真も使われない。
それを利用していることもFacebook上に表示されないし投稿もされない。
『あの人婚活してるんだ』とかにはならない。Facebookの友達はマッチブック上に表示されない(除外される)仕組みもある。
年齢層はその敷居の高さもあって大学生は少なかったとのこと。20代前半から30代にかけて。
恋活というより、婚活向けのサービスかも。
料金はどれくらい払ったのか
(スマホよりPC登録の方がお得)
・1ヶ月ではじめは体験して3,980円。
・使えると知って3ヶ月利用10,980円(月々3,660円)
合計14,960円。
3ヶ月利用で買った時はプレミアムオプションが付いてくる。(詳細な検索ができる。いいねを送れる数が増える等)
有料会員は30イイネを毎月女性に送れる。そこからマッチングすればメッセージは無限に送れる。
K君が出会った人物はどんな人か
毎月焼肉屋で彼の婚活の進捗を聞いていた自分。いいなあと思う子からちょっとアレだな…と思う子まで。少し紹介をしていく。
急に消えたエリート
プロフの画像は全然可愛くない。だから期待していなかった。ただメッセージのやり取りが盛り上がって会うことに。
会ったときかなりビビる。めっちゃ可愛い。清野菜名さんみたいなルックス。そして大手の企業に勤めている。
話は盛り上がってLINEも交換。次はどこに行くかの話もする。ただしその日以降、彼女から一切の連絡は来なくなった。
まあよくある話。消えたエリート。
1年予定の留学を3週間で終わらせた女
これはもうほんとひどかった。初デートにゴミ捨て場にいるおばさんのような格好で現れた所から。話は続くがとにかくもう色々とダメ。
大学を卒業して就職が決まらなかった彼女。1年留学することを決意する。しかし結局3週間で日本に帰ってきた。
どうやら遊びすぎたらしい。留学とは?
獣医の免許あり。でも事務仕事をする女性
意外だけれど獣医の資格はそれがあれば高収入というわけでもないようだ。なれたとしても一般のサラリーマンほどの収入とのこと。
また悲しいことに獣医のポスト。なかなかあかない。
それでも獣医を目指す彼女。話しやすくて音楽の趣味も合う。何度かデートも重ねていた。
ただし問題がひとつ。
どうやら他の男と並行してすすめている。クリスマスの予定を聞いてずっと返事がない。
そんな時、急にその3日前に"空いてるよ"と連絡が。でもそれに冷めてしまいこちらから関係を終了。
最後に会った看護師さんとK君は結婚。
稼ぎも良ければ顔も可愛い、少し抜けたところもあるお茶目な女性。
出会った人数は合計6人。かかった費用は14,960円。
かなりの好成績。街コン以上だ。
K君のコツがすごかったので紹介
こういったマッチングアプリ。大抵が女性優位、だからイイネしたところで誰も返してくれない。足跡機能もあるが、もちろん誰も来てくれない。
なぜこんなに会えたのか。単純にK君がマメだったからだ。少し具体的に話していく。
写真は横顔でモノクロ
ルックスに自信がない彼は顔写真を載せたくない。でも誰も相手してくれなきゃ意味がない。だからモノクロでの横顔写真をアップした。
白黒にするだけでそれっぽく見える。顔が見えることで安心感も生まれる。載せていなかった時に比べ、明らかに女の子からの反応の違いを体感できたとこのと。
実家の飼い猫の写真をサブであげる
自分のページに見てくれた時に閲覧できるサブ写真。そこにK君は実家の猫の写真、ひとり旅の時に食べて美味しかったもの、風景の写真などをあげていった。
何人かの女性がそれに突っ込んでくれた。この写真でK君自体の価値は上がらないと思う。
でもK君の存在がリアルに分かる。安心も生まれる。共感できるポイントがあれば話したくなる。
写真だから見るのも疲れないのもいい。
自己紹介は自分で考える
面倒だから定型文にはじめはしていた。けれどそこも頑張って自分のことを分かってもらえるように書いた。
・男子しかいない職場で出会いがない
・職場の先輩にすすめられてはじめた
・仕事はだいたい何時終わり。休みは土日。この時ならいつでもメッセージ返せます
・好きな服のブランド、似ている芸能人。
・一緒にいて疲れないと言われるけれどいつも友達どまりで困ってます
こんな感じ。自分の言葉で本音をアクが出過ぎないように書いている。なんとなくK君のことが分かる。
総じて言えるのが、ルックスやプロフィールを飾っていない。なんとなくK君の素朴な人柄がわかる。だから安心ができる。
マッチブックならではのテクニックも
最後にちょっとセコイと思ったけれど、このサービス
・女の子がいつ登録したか
・どれだけ男からイイネを貰っているか
それが分かる。
つまり。
登録したばかりで、あんまりイイネを貰っていない女の子にイイネを送れば効率いい!
イイネの数はオプションがついても毎月50までと決まっている。(別途課金はできる)だからこの作戦はマッチブックに関してはめっちゃ有用。
まとめ 少し手間をかければ婚活サービスで幸せになることはできる。
女性が数的に優位な立場だから敬遠していたネット婚活サービス。でもそんなに悪くないのかなと。実際に沖縄に式に行ってそう思った。
2人はとても幸せそう。出会いの場なんてどこでもいいからね。ぶっちゃけ。
少し時間をかけて写真やプロフにこだわりを持てば他の人と差を付けやすい。ルックスやしゃべりに自信なくてもこういうことなら得意。そんな人もいるんじゃないかな。
どんなことでも少しの工夫が成果を生んだりする。そしてやっぱり基本無料でメッセージ課金よりも、月額料金の方がいいなと思った。
前者はどうしたってサクラを疑ってしまうからだ。
てことでK君のマッチブック体験談でした。