この人はよくその過激な発言からそのたび批判を浴びて炎上するわけだけど、それはもう悲しすぎるくらいに的を得ていて。
自分のような人間からするとグサグサ刺さるような言葉をいくつも発信する。
幸せだと思っていた今の自分の姿は虚像のように感じる。そして同時に僕は彼のことをとても羨ましく思う。
人に対して羨ましいと思うことは何となく自分の敗けを認めたみたいで嫌なんだけれど。
ましてや僕は堀江さんが好きじゃないので。
でもここは僕の本音を書き殴る場所だから正直に何故そう思うのかを綴っていく。
堀江さんは積み上げ型の成功者じゃないから羨ましい
いわゆる大企業勤めのエリートだとかまた弁護士や医者などの有資格者に対して僕は羨ましいという気持ちはなかった。
彼らは積み重ねた努力の上に、それらの地位や資格を得たんだと尊敬をしていたから。
それは実際に自分でも手の届く範囲のことだったかもしれない。でも自分の怠惰ゆえに掴むことができないものと納得できる。
またその怠惰さゆえに成り立ってきた自分でもある。それを押し殺して我慢ばかりして青春時代を送っていたとしたらそれはもう自分ではない誰かの人生。
ダメな自分と少し頑張る自分を両立させて僕は人生結構楽しかったんだ。
自分は人生どの時期も楽しみたい。それは今の社会人時代も同じ。老後のための今じゃない。
そういう意味ではある程度の納得をしていた。
また、いわゆる成功者と言われる人達については、成功を積み重ねたからこそどんどんそれが本来望んでいた姿ではない自由を失っていく様を何度も目にしてきていて。
資格を取ったり大企業に勤めたら競争は終わりじゃない。むしろそこが終わりのないスタート。
新しいステージにはみんなが同じように成功を積み上げてきた人がいてまた競わされる。ミスをすれば評価に響き同期との出世争いに負ける。
こういうのは自分にとってはもうウンザリだった。
人は成功を積み上げていくほど、どんどん身動きがとれなくなっていく。企業のステータスや自分の地位がなくなってしまうことを恐れて自由になれず幸せを見失う。
それは企業のトップに立てたとしても同じかもしれない。評価する人が上司ではなくて株主になっただけ。売上や利益が悪ければ彼らに好き勝手言われ落第点を与えられる。勝ちを積み重ねてきた優秀な東芝の経営者ですら粉飾決算に手を出した。
積み上げた努力や地位が消えてしまうことを成功者は陰でひどく恐れている。
そしてそんな心境をごまかすために周りの人との比較をして自分は幸せだと思い込む。
僕の周りのいわゆる成功者にはこんな人が多かった。だから僕は安心していた。
彼らもまた辛いのだと。
でもそんな概念を堀江さんはぶち壊す。彼は自分の積み上げてきたものに対してまったく固執をしない成功者だ。
自分が彼のようなインフルエンサーだったとしたらまずあんな風に自由な言動はできない。テレビの仕事なくなるのが嫌だとか、これをしたら業界、また特定の誰かに嫌われるとかを考えてしまうから。
しかし彼はそんなことお構いなしだ。
とても賢い頭脳をもっている癖にあえて人に叩かれるような発言をする。また誰に対しても媚びない。面白そうなことがあれば、ただ飛びついてそして金にしている。
無邪気に今をひたすら楽しんでいる。どんどん自分のやりたいことに突き進んでいき、過去の自分の業績だったり自分の地位をアピールすることは全くない。
そしてそれは自分が最強だと思ってるからという強大な信仰に支えられている。
書いていたらまるでハンターハンターのヒソカみたいな人だなあと思った(顔全然ちゃうけど)
今この時の自分がその実力ですべてをものにできると信じてやまないのだから、身分や地位といった俗世間なもので立ち位置を誰かに保証してもらう必要がない。
こんな思考で生きてみたい。どれだけ世界が自由に見れるんだろうか。
実際に彼は逮捕されまた牢屋に入れられて、誰しもが『ホリエモン終わったな』と思って数年する間も無くテレビに出るようになった。
積み上げ型の成功者じゃこんなことはあり得ない。
彼は本当に羨ましい。
賢い気になって自分は膨大なコストを支払いリターンを失ったから
最近のホリエモンの言葉にまた心にぐさっとくるものがあった。『バカは頭が良い人よりも成功しやすい』という論理。
この言葉はマジでオーバーキルだった。
僕はそれなりな会社の経理として働いていて、日々淡々と冒険もせず定時帰りの業務をしている。
そして確定拠出年金とかふるさと納税をすることでどれだけ税金を得したとか、とてもしょーもないことで自分は賢いという気になっていた。
でもよく考えてみたらこんなのたかが知れてるんだ。自分が会社に対して支払う自らの労働力、労働時間に比べれば。
起業、独立して成功すればそういった生涯通しての節税額なんて、1ヶ月もせずほどして上回るほどのキャッシュを生み出すことだって可能なわけで。その事実から僕は目を背けている。
でもそれが僕はできない。能力がないのはもちろんだけれど踏み出す勇気がなくて自分に自信を持てないから。
だからホリエモンみたいなのは特別だと思うことにしていた。
彼みたいな頭のいい人だけが成功しているんだから自分は挑戦しなくていい。これがベストだと。
そんな時に彼が言った。『バカは頭が良い人よりも成功しやすい』という言葉。
本当にグサッときた。その通りだと思ったのだ。
しかし、正直なところこれは自分も実のところ気づいていた。
中小企業でブラックだけど儲かっているような会社は大体こんな感じの経営者が多い気がする。
彼らは自分自身やそのビジネス内容のことしか考えない。雇用されている者の気持ちだったり、その事業が抱えるリスクを想定しない。そしてそのビジネス本体への考え方も聞いていくととても短絡的だったりする。でも実際に成功しているケースは多い。
成功しているのだそれでも。
挑戦しなかった自分はやっぱり彼らと比べて大バカ者だったのだ。
そしてこれは投資に関しても同じだった。僕は自分で相場を予想することをそれなりにしていたくせに自信があるものに対してすら投資をすることができずにインデックス投資に逃げた。
例えば自分は仕事がら金融関係者と話すことも多く、ビットコインが値上がりするという自信と論拠を数年前から頭の中で持っていた。そしてまだ今後も上がり続けていくと考えている。
でも僕は投資できなかったしこれからもできない。過去例がないというだけで自分の意思に従えない。結局買ってるのはS&P500連動のインデックスファンド。
これも最大リターンを狙っているわけではなく、過去の統計をみてそれが教科書的に無難でありまたボラリティが低いからという理由。新興国、特に(インド、中国)の方が今後はリターンを見込めるという自分の予感はあるもののそれに従えない。
自分で自分のことを本当につまらない男だなと思う。
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花火したらどうでもよくなった
なんだかこんな事をもやもや考えていたら嫁さんが『今日花火するって言ったじゃん!』と子供を抱えて花火を手に待ち構えていた。
そうだったと言って庭のない我が家の小さなベランダで花火をした。
はじめは超ビビってた癖に最後にはきゃーきゃーうるさく花火に触ろうとすらする子供。
それを見て楽しくなって打ち上げ花火をあげる僕と嫁さん。小さな花火だったけれど僕ら3人にはこれで十分だった。
積み上げた成功もできないし自由にも生きれないけれどまあいいかなと思った。自分のような凡庸な人間もいないとホリエモンも叩く対象がいないだろうしね。
今日の晩ご飯
エリンギのバター炒め・・エリンギ4倍にしてバター4倍にしたらミスった。マジでくどかった。子供は見えないところで吐き出したらしい。
きゅうりとカニカマの酢の物・・これは反則的にうまい。ワカメをもっと次は増やす
大根と豚肉のこってり炒め・・うまかったんだけど油引く量が少なかったからロース肉が挽肉みたいになったのは微妙だった