Kindle端末はAmazonが発売している電子書籍専用のリーダーです。同社が販売しているKindle本を読むことができます。
楽天Koboなど電子書籍端末は他にもあります。しかし今や電子書籍市場はKindleの独壇場。市場の約半分を占めています。
一度DLしたらAmazonのサーバーで永久にクラウド保存してくれる点も安心です。
タブレットとは違い画面は白黒で、読書特化。
だからこそKindle端末には独自メリットも存在します。
紙のような質感で目が疲れない
日光の下でも反射しないで読める
暗い場所でも本が読める
余裕で数週間持つバッテリー
特に違いが分かるのが目の疲れにくさ。
スマホやテレビを見ていると起きる目の奥の疲労感。Kindleの場合は何時間読んでもそういった感覚がないんです。
・直接光ではなくて間接光
・ブルーライトがゼロ
その2つがその主な理由です。
だからこそ寝る前に本を読むのには最適です。
Amazonで一般発売がされているKindleは3種類です。
最もお手軽な「Kindle」は¥7,980
バックライトはもちろん防水性能までついた「Kindle Paperwhite」は¥13,980
片手操作で最上質の読みやすさを追及した「Kindle Oasis」は¥29,980
快適な電子書籍ライフを送りたい。
この記事では3つのKindle端末の比較をしていきます。
実際にどれが良いの?
圧倒的にコスパ高いKindle Paperwhite
Kindle端末の一覧比較
まずはじめにKindle端末の比較を一覧にしてみました。
最新の機種はKindle Paperwhiteで2018年11月7日に発売がされました。ストレージが倍になり防水性能も付きました。
※また一応、在庫限りですがまだ「Kindle Paperwhite漫画モデル」と前世代モデルの「Kindle Paperwhite(第7世代)」が発売されています。
ただし上記2機種は、価格面でも性能面(容量、軽量化、防水)でも新しく発売されたKindle Paper Whiteに劣っているので比較対象から割愛します。
この記事では上記3種類の比較をしていきます。
はじめに結論から言いますが、スペックを比較してコスパが最も優れているのはKindle Paperwhiteです。
バックライトが付いて暗い場所でも読める
容量8GBで文庫本なら数千冊保存可能
新モデルになり防水性能もUP
価格と性能のバランスが絶妙
以上がその主な理由です。
更に細かく比較をしていきます。
価格の比較
Kindleの価格は¥7,980
Kindle Paperwhiteの価格は¥13,980
Kindle Oasisの価格は¥29,980
上位モデルとの価格差はKindleからPaperwhiteへは6,000円、PaperwhiteからOasisへは16,000円とアップしていきます。
またセール時にKindleは4,500円引きの¥3,480、Kindle Paperwhiteは6,980円(¥7,000off)Kindle Oasisは24,980(¥5,000off)へと値を下げています。
KindleはAmazon端末で1番セールの値引きが大きいことが特徴です。
読みやすさの比較
電子書籍の読みやすさとして最も大事な部分となる画面の画質や機能を比較します。
Kindleの解像度は167ppiでバックライトはありません。
Kindle Paperwhiteの解像度は300ppiでバックライトにLEDが5個搭載されています。
Kindle Oasisの解像度は300ppiでバックライトのLEDが10個搭載されており、明るさを自動調節する機能もついています。
ppiとはpixel per inchの略で1インチあたりのピクセルの数を示す単位です。この数が大きいと、より繊細な描写が可能になります。
Kindleでも決して読みにくいということはないのですが文字のザラつきは分かります。文庫本は問題ないのですが、漫画を読むときに不都合を感じることも。
セリフの多いコミックの場合はなおさらです。
そして何よりKindleはバックライトがないことが痛いです。
・寝る前に暗くして本が読めない
・外で本を読む場合も、明るさを調整できないと文字が見えにくくなることもあります。
電子書籍にバックライトは必須です。
読みやすさが最高のKindle Oasis
(反転も自由自在)
最上質の読みやすさを追及する場合、Kindle Oasisは他の2つに比べて片手持ちでの読書がしやすいメリットがあります。
その理由はページめくりの方法にあります。
Kindle Oasisは従来のタッチスクリーンに加えて、持ち手の部分にある圧力センサーを利用してページの移動ができます。
これは一度持ってみるとわかりますが、まさに文庫本を読む感覚。逆さまにしても自動で向きを検知するので利き手を問わない操作も可能です。
またKindle Oasisは立ち上げや画面移りがPaper Whiteよりも早いというメリットもありましたが、Paper Whiteが新Versionとなったことにより速度はほぼ同等になりました。
普通に読書をするならKindle Paperwhiteで十分です。
サイズの比較
サイズや重さでも比較をしました。
Kindle Oasisは最も画面が大きく7インチあります。余白にゆとりがあり、やや文字サイズも大きくなります。
文庫本を読む場合は特に重宝しませんが、漫画を読む場合は読みやすさが向上します。
そして厚みが削られたこともあり、重さはKindleと比べ30gほど重いだけ。缶ジュース1本よりも軽いので片手で持っても特に負担はありません。
またその間となるKindle Paperwhiteですが横幅が小さくコートのポケットに入ります。
これが実はすごい便利です。
自分の場合、冬の通勤は常にポケットで電子書籍を持ち歩いています。
まさに文庫本感覚
想像以上に軽いんだよね
他の細かい点の比較
Kindle Paperwhiteがバランスいいな
コスパ最高だよ
Kindle端末の全3機種で他にも比較して気になる点を紹介していきます。
防水性能の比較
(お風呂に落としても大丈夫)
防水性能で比較をした場合
具体的にはIPX8等級となり、深さ2mの真水に60分沈めても問題がないという性能です。
ただし海での利用には注意してください。
ストレージの比較
Kindleのストレージは機種によって異なります。
Kindle Paperwhiteは新モデルになり最少容量が4GBか8GBへとなりました。
8GBの場合小説や実用書であれば数千冊の保存が可能です。漫画の場合は約180冊ほどまでとなります。
Kindle本は一度DLすれば端末から削除してもいつでも再DLが可能なので容量は8GBもあれば十分です。
カラーの比較
カラーで比較をした場合
・Kindleは白と黒の2種類
・PaperwhiteとOasisは黒のみ
の選択となります。
ただしこだわりがある場合はマグネット付きの保護カバーの中から自分にお気に入りの1つを見つける方が長期利用の点でもおすすめです。
保証期間の比較
保証期間は全てのKindleが1年間です。
ただし別料金で延長保証を付ける事で更に保証期間を延ばすことは可能です。
故障をした場合は配送料無料で返品ができて、代替品を送ってもらえます。
落下や水濡れなど偶発的な事故の損害でも1回であれば無償での交換が可能です。
保証っているの?
保護カバーあればいらんね
まとめ どれが1番コスパいい?
うーん決めきれない
Kindleを徹底比較しました。
・Kindleはお手軽価格ですがバックライトがない
・Kindle Paperwhiteはバックライトが付いてどこでも読書が楽しめる
・Kindle Oasisは片手操作が楽になり明るさを自動で調整してくれる
新バージョンとなり防水性能までついたことや価格面を踏まえると最もコスパの高いKindleはKindle Paperwhiteと言えます。
それぞれの特徴をまとめて整理すると
Kindleはこんな人に向いています。
通勤中や家で少し使うだけ
軽くて小さい端末が欲しい
とにかく安く済ませたい
こういった人には7,980円で買えるKindleでも十分と考えます。ただしバックライトがないと寝転びながら本を読むにも不便なことは理解しておいてください。
Kindle Paperwhiteはこんな人に向いています。
快適な読書を楽しみたい
寝る前、お風呂で本を読みたい
どうせ買うならちょっといいものを
こういった人であれば+6,000円を追加してKindle Paperwhiteを買うべきです。防水性能がつきページめくりも早くなりと、コスパは抜群です。
Kindle Oasisはこんな人に向いています。
毎日1時間以上読書をする
文庫本感覚で電子書籍を読みたい
どうせ買うなら最上品質を
こういった人であれば29,980円を出してKindle Oasisを買っても長期的に見れば十分に元は取れそうです。
最後にKindlePaperwhiteとOasisは購入する際に
・キャンペーン情報はありかなしか
・3Gまた4G回線をつけるかどうか
以上2つを選択できます。
キャンペーン情報は「あり」でも特に不便な点はありません。
その場合は2,000円安く購入ができます。
スリープを解除した時、また常時ホーム画面の下にAmazonの「月替わりセール品」などの広告が入ります。
起動をして広告をスワイプするのが面倒といえば面倒。ですが読書中に広告は出てきません。
特に気になる人でなければこのモデルを購入するのも十分ありです。
ただし後からお金を払っても広告を取り除くことはできないことだけは注意してください。
意外と広告も悪くないですよ。
3Gまた4G回線モデルは正直なところ微妙です
こちらのモデルを選べばWi-fiにつないでいなくても本や漫画をKindle端末にDLすることが可能です。
通信量はAmazon持ちです。(ちなみにDocomo回線)
一見すると便利なんですが、電子書籍を外でDLする機会は非常に限られています。
価格も6,000円値上がるので正直なところそのコストメリットには見合わないです。
Kindle端末をフルに楽しんでくださいね。