AmazonEchoとはAlexaと呼ばれるAIが搭載されたスピーカーです。
スマートスピーカーとも呼ばれ、例えばGoogleからはgoogleアシスタントというAIに対応をした「Google Home」が発売されています。
どちらのAIもiPhoneのsiriのようなイメージ。ただし音声認識のレベルは大きく向上しています。
Amazon Echoではこんなことができます。
・Amazonで商品を注文(Prime会員限定)
・Amazonmusicを聴く
・スマート家電を操作する
・天気予報やニュースを聞く
・KIndle本を読んでくれる
・アラームを設定
・豊富でユニークなAlexaスキル
・照明のON/OFF
AIは全モデル共通しています。意外と知られていないのがAlexaスキル。
Alexaは公開されているスキルを設定することで、どんどん新しい機能を追加していくことができます。
(Alexaスキル一覧はこちらから)
例えば「赤ちゃんが眠くなる音」を入れて子供をあやしたり「ピカチュウトーク」を入れてピカチュウとおしゃべりを楽しむことができたりも。
スキルはAmazonが作るという訳ではなくて、自由に誰もが出せる設計。今後もAlexaはどんどん開発が進みます。
Amazonで発売中のEchoシリーズは5種類です
・最もお手軽な「Echo Dot」は¥5,980
・360度の全方向スピーカーで音楽を楽しめる「Echo」は¥11,980
・スマートホームハブが内蔵された「Echo Plus」は¥17,980
・画面がついた「Echo Spot」は¥14,980
・画面付きでスマートホームハブも内蔵。すべてに万能な「Echo Show」は¥27,980
ちょっと便利な生活を望むくらいならEcho Dotで十分ですが、本気でスマートホーム化を目指すならEcho Plusが欲しくなります。
そしてペットがいる方なら、「呼びかけ」機能でいつでも家の中を確認できる画面付きの「Echo Spot」や「Echo Show」は気になる存在。
この記事ではAmazon Echoの比較をしていきます。
実際にどれが良いの?
音質も良くなったEcho Dot。画面付きならEcho Spotかな
Amazon Echoシリーズ一覧比較
まずはじめにAmazon Echoシリーズの比較を一覧にしてみました。
最新の機種はEcho Showで2018年12月12日に発売がされます。しかし他の4機種も2017また2018年のモデルです。この記事では全5機種の比較をしていきます。
はじめに結論から言いますが、スペックを比較してコスパが最も優れているのはEcho Dotです。
高性能の7つのマイクで音声認識
Alexaスキルは上位モデルと変わらない
第三世代となり音質も向上
唯一の1万円以内で買えるEcho
以上がその主な理由です。
更に細かく比較をしていきます。
価格の比較
Echo Dotの価格は¥5,980
Echoの価格は¥11,980
Echo Plusの価格は¥17,980
Echo Spotの価格は¥14,980
Echo Showの価格は¥27,980
最も安いモデルと最上位機種での価格差は22,000円。1万円以内で買えるのはEcho Dotしかありません。
またセール時にEcho Dotは3,000円引きの2,980円、Echoは7,980円(¥4,000off)Echo Plusは11,480円(¥6,500off)へと値を下げています。
Echoシリーズは発売して間もないですが、セールでの値引き額はかなり思い切った設定をしています。
音質の比較
続いて音質の比較です。
・スピーカーにウーファー(中・低音が得意なスピーカー)とツイーター(高音が得意なスピーカー)がついているか。
・デュアルスピーカーに対応しているか
以上の2点がポイントです。
Echo Dotはノーマルスピーカー。
Echoは2.5インチウーファーと0.6インチツイーターが内蔵。360度の全方位デュアルスピーカー。
Echo Plusは3.0インチウーファーと0.8インチツイーターが内蔵された全方位デュアルスピーカー。
Echo Spotは1.4インチウーファーと0.8インチツイーターが内蔵。ただし全方位スピーカーでもステレオでもありません。
Echo Showはウーファーはありますがツイーターはありません。パッシブラジエーターと呼ばれる映像機器が内蔵されています。
ツイーターとウーファーは大きいほど音質が高くなります。
最も音質が高いのはEcho Plus
Echo Plusは100Wのサブウーファーもつき、音響機器メーカーのスピーカーと全く引けを取らない音質となりました。
また360度のスピーカー方式を採用しているので部屋のどこにおいても音が一定というメリットもあります。
ただしAmazon Echoは全ての機種にBluetooth出力と3.5mmステレオジャック出力はついています。
音質に満足できない場合はスピーカーをつなぐことでスペースは取るものの課題はクリア可能です。
新しいEcho Dotでも十分にキレイな音質
またツイーターとウーファーのついていないEcho Dotですが前モデルよりも音質が向上したので、特にこだわりがない人なら十分満足できるレベルです。
前モデルと今モデルを比べると
・音量が1段階上がり
・音が立体的で臨場感が生まれました
聴き比べると違いが明らかに分かります。
十分Echo Dotいけるな
音楽も楽しめるね
スマートホーム対応での比較
スマートホームとは家電をインターネットでつないで管理することで、快適な生活を実現する住まいづくりのことです。例えば
「アレクサおはよう」
と言うだけで特定の場所の電気をつけることはもちろん、エアコンを作動させたりテレビをつけたりと複数の行動を一括で行わせることもできます。
Echoシリーズで家電を動かすには
・スマート家電であること
・Echoにスマートホームハブが内蔵してある、または家電に対応したハブを別途購入
以上2点を満たす必要があります。
Echo PlusとEcho Showにはスマートホームハブが内蔵されています。
他の3機種は内蔵されていません。
スマートホームハブが内蔵されていない機種をスマート家電と連動させたい場合は、別途他社製のハブ(ブリッジ)を購入する必要があります。
そしてこのハブは非常に高いです。
例えばスマート家電のPhilipsの電球は3,000円ほどで買えますが、ハブは7,000円ほどかかります。
またハブはメーカーごとに違うので、家電を買うたびに毎回ハブの購入を検討する必要もあります。
しかしEchoにスマートホームハブが内蔵されていれば、Echoの無線通信規格「Zigbee」に対応した家電を購入すればハブを追加購入する必要はありません。
スマートホームハブが内蔵型のEchoは
・お金とスペースが節約できるほか
・管理面でも設定がAlexaスキルで統一できる
といった点でもメリットがあります。
本気で家をスマートホーム化したいのであれば、Echo PlusとEcho Showには十分価格に見合う価値があります。
また新型のEcho Plusには温度センサーも内蔵されました。部屋の温度を知ることができるのでエアコンなどのスマート家電との連携に便利です。
Echoに対応しているスマート家電は「Amazonスマートホームストア」で確認ができます。
画面の比較
Echo SpotとEcho Showはスクリーンが搭載されています。
画面で料理レシピやスケジュールをビジュアルで見ることが可能になります。
Amazonで買い物をする場合も、画像できちんと確認して注文ができるので安心です。そして他にも
・Primeビデオを見る
・部屋の赤ちゃんの様子を確認する
・玄関のカメラと連携して映像出力
などできることも豊富になります。
アレクサの設定もEcho SpotとEcho Showは機器だけで完結できるのも強みです。(他機種はスマホ等で設定)
またEcho Spotは丸画面ですが動画を見る場合は長方形で出力がされます。
「呼びかけ」でどこでも家の中を確認できる
Echoには通話機能があります。
Amazon Echo同士での通話もできますし、スマホとAmazon Echo間での通話も可能です。
音声通話は2種類あります
・通常通話
・呼びかけ
注目すべきは「呼びかけ」です。
この機能はアレクサの設定で特定の連絡先の呼びかけを許可すれば、電話に出なくても勝手につながるという仕様です。
受話器を取る必要がありません。
つまりスマホからEcho SpotやEcho Showにビデオアプリを利用して電話をすれば、自動的にテレビ電話状態になるわけです。
介護の場所で活躍することはもちろんですが、外出先からペットの様子を確認ができたりも。
画面ありも面白いな
擬似監視カメラできるしね
他の細かい点を比較
こだわりないならEcho Dotか
十分生活変わるよね
Echoシリーズの全5機種で他にも比較して気になる点を紹介していきます。
サイズの比較
サイズや重さでも比較をしました。
一番小さいのはEcho Dotで他と比べて明らかに高さが低いことが特徴です。幅を1番取らないのはEchoとなります。
ただしEchoデバイスは持ち運びをする機会はあまりないので、スペースさえ確保できていればあまりサイズと重さにこだわる必要はありません。
保証期間の比較
保証期間は全てのEchoが1年間です。
ただし別料金で延長保証をつけることで更に保証期間を延ばすことは可能です。
故障をした場合は配送料無料で返品ができて代替品を送ってもらえます。
落下や水濡れなどといった偶発的な事故の損害でも1回であれば無償での交換が可能です。
保証っているの?
画面付きなら考えてみても
カラーで比較
カラーで比較をした場合
・Echo DotとEchoとEcho Plusは3種類
・Echo SpotとEcho Showは2種類
から選択をすることができます。
またEcho DotとEchoは別売りのファブリック素材のカバーを購入することができます。
カメラの画質で比較
(Echo Spotを利用したビデオ通話動画)
最後にカメラの画質を比較します。
Echo SpotとEcho Showはカメラが付いています。
Echo Spotの画素数にはやや物足りなさを思う反面で、動画を見ても分かる通りビデオ通話として利用するには十分、30万画素でも役割を満たします。
むしろこれくらいでいい感
あんまり鮮明だとね。。
まとめ どれが1番コスパいい?
うーん決めきれない
機能的にはEcho Dotで十分だよ
Amazon Echoシリーズを徹底比較しました。
・Echo Dotは機能は十分で価格が手ごろ
・Echoは6,000円UPして音質がUP
・Echo Plusは最上の音質でスマートホームハブも内蔵
・Echo Spotは画面がついたことで映像を利用した機能が活かせる
・Echo Showはハイビジョン画面でスマートホームハブが内蔵。全てを満たした最上位機種
リニューアルされて音質が上がったことや、スマート家電の普及度まで踏まえると最もコスパの高いAmazon EchoはEcho Dotといえます。
それぞれの特徴をまとめて整理すると
Echo Dotはこんな人に向いています。
スマートスピーカー使ってみたい
Alexaスキルが面白そう!
家族専用の家電話として使いたい
こういった人には5,980円で買えるEcho Dotでも十分に満足をすることができます。結局のところできることは変わりません。
Echoはこんな人に向いています
本格的に音楽をききたい
特にスマートホーム化は考えていない
こういった人であれば+6,000円を追加してEchoを買う価値はあります。Echo Dotの音質は良くなったとはいえ比べれば全く音の立体感は違います。
Echo Plusはこんな人に向いています
最上の音質で音楽を楽しみたい
スマートホーム化を考えている
特に画面を見る機能は使わない
こういった人であれば17,980円を出してEcho Plusを購入しても満足ができそうです。特にスマートホーム化を考える場合は値段以上の価値があります。
Echo Spotはこんな人に向いています
外から部屋の様子を確認したい
買い物をする時に画像で確認したい
他にも画面を活かした機能を使いたい
こういった人であればEcho Spotには14,980円の価値は十分にあります。
家族の介護や外出時でのペットの安否などの機能はプライスレスです。
Echo Showはこんな人に向いています
スマートホーム化を考えている
Echo Spotの画質では物足りない
最上位モデルを買いたい
お財布との相談となりますが、Echo Showは文句なしの最上位機種です。Echo Spotに比べて画質は格段に上がりスマートホーム化の対応まで完璧です。
最後に、Amazon Echoは今後どんどん発展していくスマートスピーカーです。
・Amazonでのお買い物
・Amazonmusicで音楽を聴く
こういった役割はまだ序の口。
ユーザーが各企業が開発をするAlexaスキルを自由に追加していけるので、今後もできることはどんどん増えます。
一度Alexaスキルを見てみてください。間違いなく新しい世界に出会えます。
また家庭用の家電話としての役割はもちろんですが、Echo SpotやEcho Showを利用すれば外出時の部屋の確認もできます。
ペットと住む方にとっては夢の機能。
Amazon Echoをフルに楽しんでくださいね