5,881,242円から9,689,308円へ。
380万の増加。収入に対して40%ほどの貯蓄。
それが2017年我が家の年間貯金額。(但し住宅ローンは2,300万円以上ある)
嫁さんが育児休業に入り収入減。でも
・児童手当が4ヶ月に1回6万円(月15,000円)
・育児休業中には給付金(給与総額2/3が半年間、1/2が休業明けまで)が出て社会保険料も免除になる
意外とそんな子育て支援が我が家にとっては大きな支えに。ありがとう安倍政権。
ただし今年はこうはいかない。
1年まるごと育児休業の嫁。間違いなく収入は減る。貯金も難しい。というより赤字にならないか心配だ。
そして気になったことは2つある。
・みんないくら貯めてるの?
・みんな年間いくら貯めてる?
年代別の貯蓄額の平均値と中央値を調べてみた
(全年齢での平均貯蓄は1,151万円)
金融広報中央委員会『知るぽると』というサイトの中での資料、家計の金融行動に関する世論調査(平成29年度)を参照。年代別貯蓄額の平均値と中央値を調べてみた。
・平均値は全部足したものを個数で割った数字
・中央値は集団の分布の真ん中にくる数字
いわゆるフツーの人は中央値。
そんな感じでとらえると分かりやすい。
尚、この記事にて調べた平均値と中央値は『金融資産が全くない、貯蓄していない人』を含む数字となっている。二人以上世帯で比べると
・金融資産保有者のみの貯蓄平均は1,729万円で中央値は1,000万円
・非保有者を含めた全世帯での貯蓄平均は1,151万円で中央値は380万円
その差は大きい。また、金融資産を持たない人は全年齢で31.2%もいる。貯蓄がない人をカウントしてこそ全国の統計ともいえるだろう。
それでは年代別の平均貯蓄額を紹介していく。
20歳代の平均貯蓄額321万円 中央値77万円
20歳代の貯蓄平均値は321万、中央値は77万
(単身世帯)平均142万円 中央0万円
まだ働き始め。単身世帯の5割以上が金融資産を非保有という結果になっている。保有する金融資産も8割ほどが預貯金。株式や投資信託が占める割合は2割に満たない事も分かった。
20歳代の平均年収は346万円(DODAより)
手取りからの貯蓄割合は単身世帯の平均が14%で2人以上世帯が9%。
お金を貯めたい2人以上の世帯の方が、単身世帯よりも貯めることができていない結果に。
30歳代の平均貯蓄額470万円 中央値200万円
30歳代の貯蓄平均値は470万、中央値は200万
(単身世帯)平均589万円 中央83万円
現代の平均結婚年齢がちょうどこの時期。(男)31.1歳(女)29.4歳(2015年データ)。結婚式や出産イベントもあるからかあまり貯蓄ができていない。
注目したいのは単身世帯の貯蓄額。
平均値は2人世帯を上回っているが、中央値は下回る。つまり単身世帯は貧富差が拡大しているという見方も。
保有する金融資産はその5割が預貯金。しかし2割以上が株式へ、投資信託の保有額も増えており全体的な投資への意欲が分かる。
30歳代の平均年収は455万円(DODAより)
手取りからの貯蓄割合は単身世帯の平均が19%で2人以上世帯が12%。
20歳代に引き続き単身世帯の方が貯蓄できている。
40歳代の平均貯蓄額643万円 中央値220万円
40歳代の貯蓄平均値は643万、中央値は220万
(単身世帯)平均936万円 中央30万円
単身世帯の貧富差は拡大。2人に1人近くが貯蓄ゼロ。
保有する金融資産割合は貯蓄が5割を下回る。株式比率があがり金額は30歳代の2倍近くに。
全ての年代で一番投資意欲が高い時期となる。
40歳代の平均年収は541万円(DODAより)
手取りからの貯蓄割合は単身世帯の平均が15%で2人以上世帯が10%。
いわゆる社会人として脂の乗った時期。手取りは増えるが入用も多いのか貯蓄率は30代よりもマイナスに。
50歳代の平均貯蓄額1113万円 中央値400万
50歳代の貯蓄平均値は1,113万、中央値は400万
(単身世帯)平均1,342万円 中央130万円
収入はもちろん急激に貯蓄も増加する。
保有する金融資産で最も割合が増えるのは生命保険や個人年金。逆にリスク商品である株式は金額は変わらないが、資産に占めるウェイトは下がる。
50歳代の平均年収は661万円(DODAより)
手取りからの貯蓄割合は単身世帯の平均が14%で2人以上世帯が10%。
40歳代とほとんど変わらない貯蓄率。
60歳代の平均貯蓄額1411万円 中央値601万
60歳代の貯蓄平均値は1,411万、中央値601万
(単身世帯)平均1,835万円 中央300万円
単身世帯の平均貯蓄額が500万円程増加。
二人以上世帯の300万円増加に比べると大きい差がある一方で、貯蓄ゼロの割合は3人に1人以上。
保有する金融資産で増加割合が大きいのは債券と生命保険。ただし貯蓄に対する割合は減っており全体的に投資商品割合も増加。
手取りからの貯蓄割合は単身世帯の平均が8%で2人以上世帯が8%
定年もあり貯蓄率は年代別で最低水準に。
年収別での貯蓄割合はどれくらい?
(年収ごとの年間貯蓄平均目安表を作りました)
手取り金額の何%を貯蓄に回しているか。
それについてもデータがあった。
・手取りが300万円未満の人
(単身)10% (2人以上)5%
・手取りが300~500万円未満の人
(単身)17% (2人以上)7%
・手取りが500~750万円未満の人
(単身)22% (2人以上)11%
・手取りが750~1,000万円未満の人
(単身)24% (2人以上)13%
・手取りが1,000~1,200万円未満の人
(単身)22% (2人以上)15%
・手取りが1,200万円以上の人
(単身)28% (2人以上)19%
手取りが1000万ある人でも貯蓄に15%程しか回せていない。これは怖い。
生活レベルを落とせないことは破たんにもつながる。いつかの収入減の際が心配になる。
まとめ
全年齢での平均貯蓄額は1,151万、中央値は380万円。(単身世帯は平均942万、中央32万円)
・20歳代の平均貯蓄額は321万円で中央値は77万円
また貯蓄割合は手取りに対して9%
・30歳代の平均貯蓄額は470万円で中央値は200万円
また貯蓄割合は手取りに対して12%
・40歳代の平均貯蓄額は643万円で中央値は220万円
また貯蓄割合は手取りに対して10%
・50歳代の平均貯蓄額は1,113万円で中央値は400万円
また貯蓄割合は手取りに対して10%
・60歳代の平均貯蓄額は1,411万円で中央値は601万円
また貯蓄割合は手取りに対して8%
以上となる。
全体的な傾向としては50歳代になり老後の備えとして貯蓄する意識を持つ人が多い。その一方で単身世帯は資産を持つ人と持たざる人の差が二人以上世帯よりもかなり大きい。
そしてもう1つ。単身世帯のその多くが1人の老後を迎えるには少し厳しい貯蓄額だ。
もしこのデータを見て焦っている人が居れば
貯蓄額が年代の平均値や中央値を満たしていない。
だからといって変に焦ったりしないで欲しい。
こういう時ほど一発逆転の投資方法に頼ったりうまい儲け話で騙されたりしまうことがある。
お金への焦りはマイナスとなることが数多い。
また3割以上の人(31.2%)の人が保有資産がないと答えていることも事実だ。
10人に3人は貯蓄がない。
だから別に特別に劣っているわけでもない。
更に言うなら国民の3割が貯蓄0という数字。国家にとって無視できるレベルではない。今後も高所得者からの増税である程度のセーフティーネットは作られる。
日本に住む限り過度な心配は不要。
生きては行ける。まずは中央値から。
(貯金アプリでいつの間にか貯めていくのも)
・家計簿をつけて収支を一度確認する
・過剰に入りすぎた保険の見直し
・投資を真剣に考えてみる
そんな地味なところからコツコツお金を貯めればいい。特にまだ40代であれば税金も安くなるiDeCoだけは絶対に視野に入れておこう。
その際金融機関は手数料無料のところから選ぶように。基本的には
・楽天証券
以上3つから選べばOKだ。自分は 楽天証券 で積立中。
僕の場合は気軽にできる収支改善をします
(Amazon定期便画面。とにかくオムツが安い)
もちろん日々の節約は意識したい。でも頑張りすぎると疲れてしまう。僕は楽なところから始めていく。たとえばAmazon定期便
オムツが無条件で15%オフ、西松屋より安いので今までは利用していた。ただし他にも米や日用品。安いものがちらほら。
定期的に頼むものは今後どんどん活用したい。
増やす面は楽天ポイントで投資信託を購入
これを今年も続けたい。
昨年末から楽天ポイントで購入している投資信託"ジェイリバイブ2"含み益は数千円程。大したことない。でも今までなら無かったものだ。
日本株へのアクティブファンド。だからリスクは結構高い。でも楽天ポイントからの購入だから
『まぁいいか。』
そんな気持ちになれるわけだ。www.shunpon.com
利益が大きく出た場合は分配金もでる。今まで放置していた楽天ポイントが不労所得を生み出すなんて1年前には思いもしなかった。
今から決算日が待ち遠しい。