共働きサラリーマンの家計簿

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トランプ相場で稼いだお金は家の頭金に全て消え気づけばもう30歳間近。経理として働きながらも0から始めたインデックス投資と家計簿の再出発の記録です

確定拠出年金の運用益はどれくらいになる?控除や手数料を含めて計算してみた

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確定拠出年金は積立している段階においての節税額についてばかりが注目されているが、実際の積立金額から運用利回りを仮定した上での受取時点での投資運用益について話されることは意外と少ない。
そして前回僕は早期退職時における手数料についても話したように、節税額ばかりに着目される確定拠出年金だがその運用の損益に関わらず運用者は一定の手数料を支払う必要がある。

 

www.shunpon.com

 

 

iDeCo加入時において、運用を始める人は手数料として初めの積立金から国民年金連合会に2,777円を支払う必要がある。
さらに、月々についても国民年金連合会と信託銀行に対して合計167円の経費が、銀行より引落される積立額から毎月差し引かれている。
(積立運用中の運用管理手数料が0円のネット証券を利用していると仮定しても)

そしてこの手数料については積立額がいくらであろうと一定だ。

 

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たとえば、うちの嫁さんの場合勤めている会社が企業型DCに加入をしているので毎月の積立上限額は12,000円である。
しかし23,000円を積み立てる僕と同じように加入時には2,777円支払っているし、毎月の手数料としても167円がその積立額から差し引かれている。
毎月の経費のみで考えたとして自分のように23,000円のうちの167円であればその積立金額における手数料割合は0.73%ほど。
しかしこれが12,000円のうちの167円となるとその手数料割合は1.39%までに跳ね上がる。
信託報酬1.4%の投資信託買いませんか?といわれたらどんなファンドであろうと断るような僕からすればこの手数料のパーセンテージは非常に大きく見えてしまう。


確定拠出年金の運用益を考える上で僕が気になった2つのこと


拠出をする金額が12,000円と小額であったり、また積立年数が短い場合についても本当に確定拠出年金はお得な制度であるといえるのだろうか。


実際に運用利回りを想定して控除を含めるor含めないで考えた確定拠出年金の運用益はどれくらいになるのだろうか。

 

結局のところまとめるとこれら2つのことが気になったので僕は実際に積立金額から引かれる手数料を加味した上での確定拠出年金の運用益についてを計算してみることとした。

 

確定拠出年金の運用益を計算する上での想定ケースについて

 


①加入時・または毎月に支払う手数料を引かれた上での積立で計算

(但し運用管理手数料は0円の証券会社を選んだと仮定)


②年利回りをまず設定。その上で月ごとに同利回りと仮定をした、1ヶ月あたりの実質利回りで計算


③節税については住民税を10%所得税を10%


以上のような仮定での計算をした。

また年利での表示をしているものの計算をしていくに当たってなるべく正確な数字を出したいと考えて、その運用益について1ヶ月あたりの実質利回り(月利)で僕は計算をしている。
たとえば年始から23,000円を積立し始めたとして、年利3%と仮定をすると積立総額は276,000円。
だから運用額はそれに3%の利益を含んだ284,280円になるといわれたら違和感がわくのは自分だけではないだろう。
なぜならその年の1ヶ月目に積み立てた金額にかかる運用益と12ヶ月目に積み立てた金額にかかるそれは異なるため。
だからそれを区別するために年利ではなくて月利での計算が必要となった。
また、年利を月に換算するには複利効果の影響も考えると単純にその利回りを12分の1にすればいいというわけではない。
ここでは詳細を省くがそれなりにややこしい計算をする必要があり、例えば年利5%の場合の月利については0.4074…%といった数字になるのだ

 

運用利回り5% 月23,000円の積立の場合

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僕が積み立てをする年数である31年での積立支払額は8,556,000円

税控除を含まない運用額については19,906,579円となり11,350,579円の利益となる

税控除を含む運用額については21,617,779円となり13,061,779円の利益となる

運用利回り5%については株式やREITクラスのある程度のボラリティを許容したインデックスファンドであれば十分に見込める妥当なリターン。それで30年を積み立てれば1,000万円以上の利益となることを知ると『複利のチカラってすげー』と言いたくなるよね。

 

運用利回り3% 月23,000円の積立の場合

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僕が積み立てをする年数である31年での積立支払額は8,556,000円

税控除を含まない運用額については13,919,385円となり5,363,385円の利益となる

税控除を含む運用額については15,630,585円となり7,074,585円の利益となる

運用利回り3%については先進国債券での運用をしていればそのリスクについてはある程度抑えられながらも十分達成できるリターンだと思う。

またこれくらいの最終運用額であれば自分の場合、会社での退職金を想定した退職所得控除と公的年金控除の枠にちょうど収まりそうなので自分はこのラインを目指したいなと思っている。

 

運用利回り1% 月23,000円の積立の場合

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僕が積み立てをする年数である31年での積立支払額は8,556,000円

税控除を含まない運用額については9,950,994円となり1,394,994円の利益となる

税控除を含む運用額については11,662,194円となり3,106,194円の利益となる

運用利回り1%は長期的にみた日本国債クラスのみで想定すればまったく難しくないリターン。為替リスクやバブル崩壊を恐れて投資がしたくないがインフレリスクには備えたいといった人にはオススメの運用。そしてそんな1%の運用ですら確定拠出年金をやるとやらないのでは自分の場合、控除を含めると300万円以上の違いが起きている。

定期預金でもいいからiDeCoはやるべきという理由がわかるね。

 

 

運用利回り5% 月12,000円の積立の場合

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嫁が積み立てをする年数である27年での積立支払額は3,888,000円

税控除を含まない運用額については7,968,696円となり4,080,696円の利益となる

税控除を含む運用額については8,746,296円となり4,858,296円の利益となる

嫁さんの場合の積立額は僕の半分以下であり積立をする年数についても4年短い。しかしそれでも5%での運用利回りを達成すれば約500万円ほどの利益になることには驚いた。再度言おう。『複利のチカラってすげー』

 

運用利回り3% 月12,000円の積立の場合

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嫁が積み立てをする年数である27年での積立支払額は3,888,000円

税控除を含まない運用額については5,871,339円となり1,983,339円の利益となる

税控除を含む運用額については6,648,939円となり2,760,939円の利益となる

3%での運用についても2年目には控除を含まずしてプラス収支の結果となっている。23,000円を上限に拠出できるかたでもその積立金額については自由に変更できるのがiDeCoのいいところ。この結果をみてもまずは、10,000円程度からの運用開始としてもいいのではないかと思わせてくれる。

 

運用利回り1% 月12,000円の積立の場合

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嫁が積み立てをする年数である27年での積立支払額は3,888,000円

税控除を含まない運用額については4,397,335円となり509,335円の利益となる

税控除を含む運用額については5,174,935円となり1,286,935円の利益となる

運用利回りが1%で12,000円の拠出であったとしても4年目以降は確定拠出年金はプラスになる(控除を含まず)

ということは2017年から可能になった専業主婦の確定拠出年金についてもメリットがないと言い張るのではなく、受取時の控除を意識してトライしてみる価値はあると言えるのかもしれない。

 

まとめ 確定拠出年金の運用益について計算をしてみて思ったこと

確定拠出年金は大きくリターンを見込まない堅実な運用での少額積立であっても、その積み立て時における税控除メリット、受取時における非課税メリットを考えれば十分にお得な制度であるということがわかった。

もちろん60歳までは原則として引き出せないというリスクについては鑑みる必要はあるけれどせっかくの個人が享受できる数少ない国の税制優遇でもある。

自分は投資が苦手だからと考える人についても、元本保証での運用をして節税メリットだけ享受するという手もあるので今一度検討をしてみてもいいのではないだろうか。

 

しかしやっぱり我が家の確定拠出年金はその節税メリットを最大限にいかせるようなリスクをとった運用をしたいと考えていて。

今のところは楽天証券で三井住友DC外国リートインデックスファンドという先進国のREITクラスへの積立をしているけれど、今後はより成長を見込めるであろうインデックスファンド海外新興国(エマージング)株式へと商品の変更をするかもしれない。

しかしリターンのみで考えてしまうとと見逃せないものがあって。それは日本株式クラスにおけるアクティブファンドの存在。

WHAM日本成長株ファンド・・5年での平均リターン(年率) 29.39%

フィデリティ・日本成長株・ファンド・・5年での平均リターン(年率) 18.8%

(2017年8月10日時点)

楽天証券の確定拠出年金商品であるこれらについては、いずれもインデックスファンドでは到底かなわないリターンを結果として残している。

アクティブファンドに対して懐疑的な僕だったけれど、日本人による日本株式のそれについては『ひふみ』が多くの人に指示されているように一考の価値は十分にあると考える。

そんなことを考えていてふと僕は思った。

こうやっていろいろ時勢や景気の判断に迷いながら、また家計のリスク許容度に合わせて簡単に商品のスイッチングができるのは現行のNISA制度にはない確定拠出年金の一番素晴らしい点かもしれない。

何より僕はそういったことを考えるのが大好きだから