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アラサーの投資+雑記ブログ

主要なレバレッジETFの年次リターンを一覧にしてみた。

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通常のETFに比べて経費率が高い(S&P500の場合VOOは0.04%だがSPXLは0.95%)、また変動が大きいというリスクがあるが

・あくまで指数連動(銘柄分散できている)

・上昇が続く場合はその倍率以上にもなる

そんなレバレッジETFにはとても魅力があふれている。

自分はその1つである「SPXL」(S&P500ベンチマーク)に投資中。

 

主要なレバレッジETFのリターン一覧

「SPXL」「EDC」。特に人気の高いレバレッジETFについて、過去のリターンや内容を調べてみた。

 

SPXLの過去リターン(S&P500×3)

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直近5年のリターン平均は49.01%(S&P500は13.84%)

・2013年・・118.49%

・2014年・・37.49%

・2015年・・-5.5%

・2016年・・30.02%

・2017年・・64.55%

2009年から9年間での平均リターンは38.77%。同期間でのS&P500の平均リターンは13.2%。

 

ベンチマークはS&P500

SPXLの設定日は2008年11月5日

知る人ぞ知るアメリカの株式指数。500銘柄の株価を基に算出される日本版TOPIX的な存在。

 

割高と言われ続ける中でずっと上がり続けてきた。 

・落ちれば結局、世界に影響も及ぶので分散しても意味は薄い。

・S&P500だけ持てばいい。

そんな声は多くある。

 

TQQQの過去リターン(NASDAQ100×3)

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直近5年のリターン平均は68.73%(QQQは14.9%)

・2013年・・139.91%

・2014年・・57.06%

・2015年・・17.24%

・2016年・・11.34%

・2017年・・118.11%

2011年から7年間での平均リターンは55.4%。同期間でのQQQの平均リターンは16.83%。

 

ベンチマークはNASDAQ100 index

TQQQの設定日は2010年2月11日

「Appple」「Microsoft」「Amazon」といった高成長を遂げてきているIT企業が大きく構成比率を占めている。

 

近年でいうならS&P500よりも高い成長。

割高と言われながらも期待され続ければOK。

怖いのは割高さよりも分散性の無さ。ナスダック総合指数ではなくナスダック100銘柄という点もだが、上にあげた3社で1/4が構成される偏りも。

 

EURLの過去リターン(欧州株×3)

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直近3年のリターン平均は18.81%(VGKは4.89%)

・2015年・・-16.38%

・2016年・・-17.78%

・2017年・・90.59%

 

ベンチマークはFTSE Europe All Cap Index

欧州が投資対象。イギリスの構成比率が最も高く(30%ほど)、次点でフランス、ドイツ、スイスと続き4ヵ国で60%以上を占める。

スペインやイタリアの財政不安が懸念され今年投資するのは少し怖い。ユーロ離脱問題が収まるまでは買いにくい。

だからこそ今年が仕込み時とも。難しい。

 

EDCの過去リターン(新興国株×3)

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直近5年のリターン平均は12.33%(EEMは2.71%)

・2013年・・-21.21%

・2014年・・-20.07%

・2015年・・-49.83%

・2016年・・14.77%

・2017年・・137.96%

2010年から8年間での平均リターンは8.4%。同期間でのEEMの平均リターンは2.9%。

 

ベンチマークはMSCI エマージング・マーケット

新興国株のETFといえば「VWO」が思い浮かぶがベンチマークが異なるので注意。具体的には韓国を含んでいるかいないか。

VWOは韓国を含む。EEMまたEDCは含まない。

 

またレバレッジ商品の特性の怖さが過去データを見ると分かる。VWOやEEMはリーマンショックによって落ちた株価から値が戻っているがEDCはまだ価格が割り込んだまま。

 

以上。国別のETFについても更新予定。

 

指数を盲信できないと長期投資は難しい

現在アメリカ株はPER、CAPEといったいくつかの指標から割高とされる。しかしそれでも今後の発展に期待がされ株価は上がり続けている。

いつ調整がくるかは分からない。

 

だったら新興国株はどうなのか。

確かに指標から見ればお買い得。

でもそう言われ続けてきて数年になるが、結論としてアメリカまた先進国株式を著しく超えるようなパフォーマンスは見せれていない。

経済危機、地政学リスクは先進国の比にならない。

値上がるかどうかは指標だけで判断できるほど甘くはない。すぐ分かるものでもない。

 

ただし情報はリアルタイムで流れてきて時に心を迷わせる。値動きも大きいので恐くもなる。

心が弱い人は「レバレッジETFはあくまで短期的な取引にする」とルール付けをしておくこと。

そうしないと資産と心のバランスが壊れるので。

 

海外ETFに手を出すならSBI証券を開設するべき

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取扱い商品の多さ、手数料から考えるとまず証券会社は

楽天証券 

SBI証券

マネックス証券

以上3つに絞られる。

 

手数料は全て同じ。

・手数料は約定代金の0.45%(税込0.486%)

・最低手数料が5ドル、また上限20ドル

 

ただし為替コストを考えるとSBIが優位

・マネックス証券、楽天証券は(片道)25銭

・SBI証券は外貨預金をかませることで(片道)4銭

 

SBI証券は住信SBIネット銀行と連携させることで最安コストが実現可能となる。

住信SBIネット銀行の外貨普通預金(米ドル)の為替コストは4銭。

リアルタイムでの外貨入出金も無料だ。

 

手数料差は後のパフォーマンスに影響する

・1ドル110円としても10万円で200円

・100万円で2,000円近くの差にもなる。

その差は複利となりさらに広がる

外国株式(ETF)をやる場合は絶対に SBI証券 を開設すること。