2018年からはじまった少額投資非課税制度となる「つみたてNISA」
口座数は1年間で100万口座を突破。
年金に期待が持てない昨今、個人型確定拠出年金(iDeCo)に負けず劣らず右肩上がりに加入者数は増えています。
いつでも解約できて利益は非課税
非課税投資額は年間で40万円
非課税投資期間は2018年から2037年
投資対象商品は金融庁のお墨付きのみ
iDeCoのようにつみたてNISAは所得控除があるわけではないですが、いつでも売却できるという強みがあります。
投資を辞めるのも個人の自由。ただしせっかくある非課税枠をみすみす使わないのはもったいないです。
また現在多くの金融機関では、1人でも口座数を増やそうとお得なキャンペーンをしています。この記事では
・つみたてNISAに関する各金融機関キャンペーンのまとめ
・ざっくりとした各金融機関の特徴
を紹介していきます。
「つみたてNISAを始めたいと思っていたけれど、なかなかいいタイミングがなかった」という方にとってはキャンペーンは一歩を踏み出す大きな契機。
あなたの金融機関選びにとって参考になれば幸いです。
楽天証券のつみたてNISAキャンペーン
・毎日積立が100円からできる
・投資するだけでポイント付与がされる
豊富なポイント特典により多くの投資家の心をがっちりとつかんだ楽天証券のつみたてNISA。
楽天証券では現在、NISAの口座開設&楽天カードクレジット決済での投信積立(5,000円以上)で3,000ポイントが当たるキャンペーンをしています。
エントリー不用で抽選で300名にあたります。
・条件はNISA口座開設&楽天カード決済投信積立(5,000円以上)
・キャンペーン期間は9月6日(金)まで
NISA口座開設は8月9日までが対象
投資信託の買付は9月6日約定分までが対象
・抽選で300人に3,000ポイントが付与
・ポイントの付与予定日は2019年10月下旬
抽選でのポイントは嬉しいですが、まだ楽天カードを作成していない人はカードの申し込みによるポイントは絶対にもらえます。
もちろん年会費無料のノーマルカードでも大丈夫なので楽天カードを持っていない人は絶対に作っておくことをすすめます。
楽天証券のつみたてNISAは、現状もっとも優れているサービス内容といっても過言ではありません。
商品ラインアップはSBI証券と並び最多であり、積立頻度や金額設定の自由度も他の金融機関に比べて優れています。
そしてやはりポイント特典
・楽天カードから購入すれば購入金額×1%のポイント還元
・楽天銀行から購入をすれば積立1件についてポイント付与
投資信託保有でのポイント還元も10万円につき、毎月4ポイントの付与が受けられます(年率0.048%)
購入でも保有でもポイントをもらえる楽しみがある。
それが楽天証券の1番のメリットです。
SBI証券のつみたてNISAキャンペーン
・毎日/毎月に加えて毎週積立ができる
・つみたてできる商品ラインアップがNo.1
つみたてNISA専用画面もあり、投資がはじめての人でも絶対に迷わないほど分かりやすいSBI証券のつみたてNISA。
SBI証券では現在、「NISA」または「つみたてNISA」の仮開設をした人を対象に2,000円をプレゼントするキャンペーンをしています。
エントリー不用で抽選で2,000名にあたります。
・条件はNISAまたつみたてNISAの仮開設
・キャンペーン期間は5月31日(金)まで
・エントリーは不要。
・抽選で2,000人に2,000円が付与
・現金の付与予定日は2019年6月末ごろ
他の金融機関がポイントや景品のキャンペーンが多いところ、現金という分かりやすい形でありまたエントリー不用という点も嬉しいです。
条件は絞られていますが、抽選は2,000名なので十分狙える位置にありそうです。
SBI証券のつみたてNISAは、楽天証券に勝るとも劣らないサービス内容を誇っています。
商品ラインアップ数や積立が100円から行える自由度は双方かわりはないですが、積立頻度の面では楽天証券にはない「毎週積立」をすることが可能です。
週初めは下がることが多いのであえて狙って買ってみたりと、曜日を絞って割安に購入するなんてことができるんです。
楽天証券のような投資信託の購入によるポイントバックはありません。
ですがポイントの基本的な付与率は0.1%と楽天証券よりも高いのでポイント付与率が下がらない投資信託の場合は総合的に、ポイント付与が多くなることも。
また昨今人気の高い米国株取引に興味があるのなら、為替コストを抑えることができるSBI証券は絶対に持っておいて欲しい口座です。
マネックス証券のつみたてNISAキャンペーン
・100円からの積立投資ができる
・専用ツールによる資産管理が行える
商品数も不足無くそろっているマネックス証券のつみたてNISAは現在「つみたてNISA」での積立投資をはじめた人の中から現金2,000円をプレゼントするキャンペーンを実施しています。
抽選で100名にあたります。
・条件はつみたてNISAの開設&3万円以上の投資信託の購入
・エントリーはこちらから
・キャンペーン期間は6月28日(金)まで
・7月31日(水)までに3万円以上の投資信託をつみたてNISAで購入
・抽選で100人に2,000円が付与
・現金の付与予定日は2019年8月下旬
100人という数は非常に少なく見えますが、マネックス証券で新規でつみたてNISAをはじめる人はなかなかいないので当選確率は悪くないです。
また一般NISA口座からつみたてNISA口座への勘定変更も対象に入ります。
マネックス証券のつみたてNISAは正直なところ、サービス内容で楽天証券やSBI証券に見劣りする部分があります。
・積立頻度を毎月しか選べない
・投資信託保有によるポイントメリットがない
主に以上2点が理由です。
ただし商品数は両証券に比べてやや少ないものの、実際に投資をする分には全く不足感はありません。
またマネックス証券では保有資産を専用ツール「MONEX VISION β」で管理することができます。つみたてNISAで運用をする資産についても
・現在の保有資産の構成チェック
・なりたい未来に向けた資産の購入提案
それらを随時リアルタイムでシミュレーションが行えます。
MONEX VISION βはマネックス証券の口座があれば、つみたてNISAの開設有無は関係なく誰でも利用が可能です。
つみたてNISAは楽天証券ではじめて、資産アドバイスはMONEX VISION βを頼りにしてみる。
私個人としてはそんな運用方法をおすすめします。
カブドットコム証券のつみたてNISAキャンペーン
・100円からの積立投資ができる
・特定口座での現物株式の取引手数料が割引になる
取扱商品も楽天証券、SBI証券に対して全くひけをとらなくなってきたカブドットコム証券のつみたてNISA。
カブドットコム証券は現在、積立で投資信託を購入する人の中から現金3,000円をプレゼントするキャンペーンをしています。
エントリー不用で抽選で50名にあたります。
・条件は積立で投資信託を月平均15,000円購入すること
・キャンペーン期間は9月30日(月)まで
・抽選で50人に3,000円が付与
・現金の付与予定日は2019年10月末
投資信託のつみたては「つみたてNISA」口座だけではなくて、総合口座や一般NISA口座も対象です。
それぞれの合算した金額が算出されます。
カブドットコム証券のつみたてNISAはあまりこれまで話題にはなっていませんでしたが
・商品ラインアップは150本あり
・100円からの小額投資も可能です。
そして1番のポイントは「NISA割」
NISA口座を開設してからの年数に応じて現物株式の取引手数料が割引される仕組みです。
シニア割引など他の割引との併用も可能なので、現在株式取引を活発にしている人にとっては手数料を大幅にカットすることができますよ。
まとめ
つみたてNISAのサービスが充実している主要金融機関のキャンペーンを紹介しました。金融機関を決められない人は参考にしてみてください。
ただしあくまでキャンペーンはおまけです。
つみたてNISAの金融機関はサービスや商品ラインアップで選ぶものです。
・いくらから積立ができるか
・商品のラインアップに不足はないか
自分がしたいと考えている投資がその金融機関で実現できるかは大前提。その上でポイントメリットなども見るようにしてください。
(こちらの記事で金融機関の比較をしました)
またキャンペーンを紹介した中には証券口座開設だけで得られる特典もあります。
無料でその証券会社の専用ツールが使えたり、バロンズ拾い読みや各企業の分析レポートが読めたりと証券会社の口座は持っているだけでお得なことも多いです。
個人的にはマネックス証券の「MONEX VISION β」は是非つかってもらいたいサービスです。
「なかなか証券口座を開設するのに重い腰が上がらない」という方もいるかと思いますが実はやってみると拍子抜けするほど簡単です。
新しい世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。