共働きサラリーマンの家計簿

アラサーの投資+雑記ブログ

メナードがマルチ商法/ネットワークビジネスではないか調べてみた

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嫁さんが最近、といっても先月からか。近所の人がメナード美容部員だそうで肌の年齢を見てもらったり化粧水を買ったりしている。

もちろんお小遣いの範囲でやっていることだからその用途について僕がとやかく言うのはナンセンスだとは思うし金額についてもあえて細かくは聞いていない。

そしてそれら買った化粧品やら洗顔フォームに対しても満足気に使用しているので、良かったね〜と言っていた。

ただ先月はお互いの誕生月だからということでお小遣いをいつもより10000円互いに増やしたのに『カツカツだー』と言っている嫁さんだったので

『メナードの化粧品ネットで買った方が安いんちゃうの?』と聞いてみた。

そう言うと嫁さんが

『メナードの商品は美容部員の人しかから買えないんだよ』と言ったので

『この時代にそんなことないやろー』と思ってメナードのホームページを見ていると確かに価格は提示しているものの販売をしていなかった。

『それこそでもメルカリなんかに安いのあるんちゃうの?未開封なら安心やろし』

と聞いてみると

『近所づき合いもあるしそこまで頻繁に買う高いものじゃないからいいよー』

と言われた。

ふーんと言いながらも、なんだか僕の中にざわざわとした違和感が走る。オーダーメイドでもないのにあえて流通チャネル絞ったように見せて、原価の低い商材にプレミア感をつけて高く売っているだけじゃないのそれ。

そしてそのやり方は一般的によく批判されているマルチ商法orネットワークビジネスやらに酷似しているようにも見える。

しかしあれだけガンガンにCMも流している企業な訳でそんなブラックなことしてたらすぐ炎上しているはずだろうし。

それともうまいことその辺はガス抜きしてるのか?

野暮とは知りつつもメナードに対してどんどん不信感の溜まった僕。ちょっと調べてみた。

 

メナードは訪問販売という特殊な方法で化粧品販売・エステの提供をする

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メナードは直営店を基本的に持っていない。その代わりに美容部員と呼ばれる販売スタッフを多く抱える。直接販売ではなく訪問販売といわれるやり方である。これら方法についてはメナード独自の方式というわけでもなくポーラ、ノエビアなども同じようなやり方だった。

最近は訪問販売と言いながらも訪問をしないでSNS等を利用して自宅にお客さんを呼ぶという方法も多い。

 

美容部員へのなり方であるが、大抵はメナードを使用している顧客が購入元の美容部員から勧められてというケースが多い。

メナード自体も美容部員を増やしたいので研修は無料で行われるし入会金などもなく試験も簡単。初期費用や時間に大きく縛られることなく気軽に美容部員へとなることはできるだろう。

 

次に報酬の部分。美容部員には完全な歩合制で報酬は支払われる。化粧品を売ったぶんだけ、フェイシャルエステを施術した分だけ報酬は増えていく。ヤル気のある人や人脈の広い人は稼ぐ事が出来る一方、それらがない人は最低保障の賃金なんてものもないので報酬は0だ。

まして機器をメナードからレンタルしていればレンタル費用が発生するし自らが製品を使用してももちろん購入費用が発生するので赤字にもなり得るだろう。

上記理由より美容部員たちはできるだけお客さん一人一人に対しての美容担当と称することで定期的に化粧品の購買を勧めエステ施術をしてもらう努力をする。そしてしばしばそのやり方が強引なことから批判を受けているようだがこれはその個人個人の美容部員に問題がある場合が殆ど。

メナード自体は風評被害も恐れ、美容部員から客に対する販売の無理強いに関しての注意喚起はしつこくされている。

 

一見すると購入者は直接購入した美容部員に利益分を中抜きされているようで損な印象を受ける。しかしそれも考え方次第だろう。

実際に店舗を持つ化粧品会社が百貨店などで販売している商品には地代、人件費、光熱費にいたるまで目には見えないが価格に含まれている。

メナードはそれらの経費を抑える代わりに美容部員に対して、売上に対する歩合での報酬を支払っているだけだ。ロスも少ないやり方なので販売に関する経費率だけで考えればメナードの方が店舗を直接抱える会社よりも低いだろう。だからこそそこで節約した経費を、商品の質や試験研究にへと投下することができるはずだ。実際にメナードは研究開発にかけている金も多い。だからこそ化粧品に対しては質をたたえる声も多く長く愛用されるヒット商品も多く存在している。

 

 

 

メナードを調べて思ったことと、これからの対応

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化粧品業界は原価が安く火がつけば高値でも売れることから進出する企業はとても多い。常に各社は消費者へのイメージ戦略、新商品開発などなど、ライバル企業を出し抜き、また出し抜かれる争いを繰り広げている。

その中で訪問販売という形で消費者に認識されることに成功した会社がメナード。

この販売方法でメナードは売上500億を超えるトップメーカーになったわけで。そこについては企業のオリジナリティーであり叩くようなポイントでもないのかなと。

それにネットで販売していない商品やサービスっていうのはよく考えれば身近にあふれていた。

うちのオカンは音楽の先生とかで稼ぐフリーランス。実家では生徒に音楽を個人レッスンすることで金を得ていたりもしていたがその中には音楽を全くやらずに1時間過ごす人達もいた。そしてその人達は全然音楽がうまくならないのに受講料を払い続け、あろうことかクチコミにより新しい生徒を紹介してくれたりもする。

これこそある意味宗教めいてるし、マルチっぽくて笑える。

まあそんなことオカンに言うたらおこりそうやけどw

でもあくまで個人単位で見れば数千円における範疇の中での話。高額なものを買わせるわけではない。支払者がそこにお金を出すことに満足を感じていれば特に問題はないだろう。

そして、メナードを調べていくと分かるがこの企業は徹底して

『お客さん、美容部員に対して、金銭的な負荷を重過ぎない程度に』

という点でのアピールと実際の活動をしていると感じる。

ソシャゲのガチャ課金と一緒だ。急激な搾取は一時的な売上は伸ばすがゲームの寿命を縮める。それはメナードの場合については企業の寿命へと直結するだろう。ある程度の金額を飽きない程度に落とし続けてくれる顧客こそが企業の寿命を永らえさせるだろうし、そしてその顧客達の口コミこそが新しい顧客を産み出し企業を成長につながるだろう。

そのおかげかは分からないがメナードについて、無理強いして高額のものを買わされるというケースはこの広いネットの海の中でもほとんど無かった。高額な美顔器を売りつけるとかもあるかと思ってたがひとつもなくて、家でエステをやる機械ですら月にレンタル3,000円ほどだという話もネットにはころがっていた。

 

それは今の所うちの嫁についても同じだ。あくまでお小遣いの範囲でやっている。

だからこそやっぱり自由に使っていいとして渡しているお小遣いに対して僕がとやかく言うのはナンセンスなんだろうな。

僕が毎日割高なコンビニで立ち読みへのお礼としてジュースを買っていることのほうが無駄かもしれない。そしてもちろんそれを批判する嫁ではない。

やっぱり今のところ僕は嫁さんのメナード化粧品購入についてケチをつけないでおこう。言わなくていいことは言わない。

これも夫婦円満の秘訣だろうから。

まあなんか高額のもの買わされそうとかの話になったらまたここに書こう( ´_ゝ`)

 

ちなみにここでは、割とメナードを擁護するようなことを書いた僕だがネットワークビジネス自体はやはり苦手であり好きになれない。

 

気の弱い人に売りつけているような部分だったり、今までSNSなんてしないで絡みもなかった人が急に辺り構わずタイムラインで商品宣伝を連投したり連絡をしてきたりするとこだったり。

 

人間が普段は見せない本質的なお金への執着心や汚さがネットワークビジネスを通すとありありと見えてしまう。

それがやっぱり個人的には受け付けない。

ただ、感じ方は人それぞれ。言えることはただ一つ。

全ては自己責任、ご利用は計画的にだ。