Fireタブレットとは読書特化のKindleとは違い、「観る、読む、聴く、遊ぶ」が何でもできるタブレットです。
新型iPadなどに比べればCPUやカメラ画質は劣りますが、日常使用では十分なスペック。この価格帯でここまでの機能をもつタブレットは他にありません。
「Fireタブレットを通してサービスを利用してほしい」という考えのあるAmazonだからこそできること。
2018年10月4日にシリーズ新製品「Fire HD 8」が発売されました。価格は8,980円。
前面カメラが30万⇒200万画素に
ハイビジョン画質と臨場感あるサウンド
SDカードは400GBまで対応
値段は変わらず8,980円
Fire 7より3,000円高いFire HD 8ですが、画質音質含めて全ての性能が大きくUP。Fire HD 10との差は画面の大きさくらいしかありません。
Amazonで発売中のFireタブレットは3種類です。
・モノラルスピーカーだが画質や動きは許容範囲内な「Fire 7」は¥5,980
・画質と音質共に高レベルの「Fire HD 8」は¥8,980
・10インチ大画面で動画が楽しめる「Fire HD 10」は¥15,980
iPadを選ばないからこそ1番コスパのいいタブレットを見つけたい。
この記事ではFire タブレットの比較をしていきます。
実際にどっちが良いの?
せっかく買うなら3,000円追加してFire HD 8
Fireタブレットの一覧比較
まずはじめにFireタブレットの比較を一覧にしてみました。
最新の機種はFire HD 8で2018年10月4日に発売がされました。しかし他の2機種も2017年のモデルです。この記事では全3機種の比較をしていきます。
はじめに結論から言いますが、スペックを比較してコスパが最も優れているのはFire HD 8です。
HD画質で滑らかな動画
スピーカーは上位モデルのHD10と同じ
重さとサイズが持ち運びにベスト
価格はFire 7に3,000円UPしただけ
以上がその主な理由です。
更に細かく比較をしていきます。
価格の比較
Fire 7の価格は¥5,980
Fire HD 8の価格は¥8,980
Fire HD 10の価格は¥15,980
上位モデルとの価格差はFire7からHD8へは3,000円、HD8からHD 10へは7,000円とアップしていきます。
Fire HD10は依然より15,000円の値引きがされました。
またセール時にFire 7は2,500円引きの3,480円、Fire HD 8は5,980円(¥3,000off)HD 10は11,780(¥4,200off)へと値を下げています。
Fire タブレットは特にセールの値引きが大きいです。
パネル画質の比較
(動画)左(Fire HD10)と右(Fire HD8)との比較
画面が大きくなるにつれて画質は上がっているので文字潰れも起きません。
最近はYotubeをはじめフルハイビジョンの動画も増えていますがまだまだ動画コンテンツはハイビジョンが主流です。
普通に動画を楽しむのであればFire HD 8でも問題ありません。ただしハイビジョン画質ではないFire7はやや物足りなさを覚えます。
Fireタブレットは液晶パネルにIPSを採用しています。
液晶パネルには駆動方式がTN、VA、IPSと3種類がありますが最もコストが高いのがIPSパネルです。
視る角度によって明るさや色の変化が少ないことはもちろん、目も疲れにくくなるという利点があります。
また画面サイズですが
・8インチは7インチの1.3倍の画面サイズ
・10.1インチは8インチの1.6倍の画面サイズとなります。
1インチで全然違うね
縦×横の掛け算だからね
カメラの比較
続いてカメラの性能を比較します。
となっておりFire HD 8が他の2機種に比べてフロントカメラの解像度が優れています。
iPhoneやiPadのカメラがフロント700万画素、リア1200万画素ということを考えるとFireタブレットのカメラは正直なところレベルは高くありません。
ですがこの価格帯でのタブレットとしては十分にコスパは良く、画面のスクリーンショットでも文字はくっきり写ります。
音質の比較
音質で比較をした場合
Fire 7はモノラルスピーカー
Fire HD 8はステレオでDolby Atmos
Fire HD 10もステレオでDolby Atmosであり、両者の音質はFire 7に比べて格段に優れています。
ドルビーアトモスは音声オブジェクトを導入したことで、前後左右から立体的に音が聞こえるといった特徴があります。
Fire 7のオーディオも音割れがするほどひどいわけではないのですが、あくまで「音が聞こえる」というレベルであり、臨場感はまるで違います。
全然違うのな
Dolby Atmosはマジすごい
処理速度の速さで比較
FireタブレットはKindleやFireTVとは異なり複数のタスクを立ち上げるのでCPUやメモリは重要です。
3つの機種はいずれもクアッドコアですが
とGHz(クロック周波数)とメモリは違います。
といってもイメージがしにくいのでGHz(クロック周波数)は「作業スピードの速さ」メモリは「複数のタスクを立ち上げた時の速さ」と捉えましょう。
つまりFire HD 10は同じ人数でも作業スピードが早い人がいるのでその分だけ処理は早くなります。
メモリも2GBあるので一度に複数のタスクを処理してもスピードが落ちにくくなっています。
Fire HD 8でも十分にサクサク
しかし新しくなったFire HD 8はメモリも1.5GBあり、タブレットでの動作環境レベルであれば十分に快適な利用をする事は可能です。
またFire HD 10であってもフルスペックのゲームは厳しいです。
実際に荒野行動をプレイしたことがありますが、背景の一部が処理漏れでモザイクが起きたりしました。
他の細かい点を比較
Fire HD8はバランスええな
サイズもちょうどいいね
Fireタブレットの全3機種で他にも比較して気になる点を紹介していきます。
サイズの比較
サイズや重さを新型のiPadも合わせて比較しました。
一番大きいFire HD10でもB5サイズほどなのでビジネスバッグには入ります。ただし、大事なのは重さです。
持ち運びでの利用を考えた場合、500gに近い重量は負担となります。缶ジュース1本分ほどの重さのFire HD8は家の中と外の両方で使えます。
また 片手で持つということを考えるならFire 7もアリな選択です。
ストレージを比較
Fireタブレットのストレージは機種により異なります
実際に使用ができるストレージはスペックに対して8割ほどで考えましょう。
ストレージは多いほうが好ましいですが、FireタブレットにはSDカードを入れて容量を増やすことができるのでその方がコスパはいいです。
Fireタブレットでの動作の保証がされている「Made for Amazon」の認証カードを使いましょう。
ストレージの目安は以下の通りです。
高画質の2時間映画をプライムビデオからDLしても容量は3GBほどです。観た後消去することまで考えれば容量は32GBもあれば十分です。
保証期間の比較
保証期間はFire HD 10だけが1年間です。
・Fire 7の保証期間は90日間
・Fire HD 8の保証期間は90日
・Fire HD 10の保証期間は1年間
ただし別料金で延長保証を付ける事で更に保証期間を延ばすことは可能です。
故障をした場合は配送料無料で返品ができて、代替品を送ってもらえます。
落下や水濡れなどといった偶発的な事故の損害でも1回であれば無償での交換が可能です。
保証っているの?
スマホ画面良く割る人に
できるゲームには一部制限がある
FireタブレットのOSはFireOSというAmazon独自のものであり、「iOS」でもなければ「Android」でもありません。
パズドラやYoutubeなど500,000以上のアプリがありますが一部、iPhoneやAndroidでダウンロードができてFireタブレットではできないものもあります。
ただし裏技としてFireタブレットでGooglePlayをインストールする方法もネットでは公開がされています。
その方法を使えば今までDLできなかったアプリもDLできるようになります。
ポケモンGOはできない
FireタブレットはGPS機能が搭載されていません。
位置情報をWi-Fiから取得することはできますが、あくまでその部屋の制限エリア内となります。
よってポケモンGOなどの位置情報を利用したゲームができないことには注意してください。
またポケモンGOは前述した裏技を使わなければDLもできません。
バッテリーの比較
最後にバッテリーの比較です。
いずれの機種も高速充電には対応をしていないです。
Fire HD8は前モデルはバッテリーが12時間持ったのですが、2018年モデルは10時間となってしまいました。
しかしどちらにしても日中の利用には十分です。
まとめ どれが1番コスパいい?
うーん決めきれない
どこでも使えて画質がいいFire HD8買おう
Fire タブレットを徹底比較しました。
・Fire 7は片手でも気軽に利用ができて価格もお手頃
・Fire HD 8は3,000円UPするだけで臨場感ある映像と音を楽しめる
・Fire HD 10は10インチの大画面でフルハイビジョンの動画をサクサク見れる
持ち運びの便利さやカメラの性能まで踏まえると最もコスパの高いFireタブレットはFire HD8といえます。
それぞれの特徴をまとめて整理すると
Fire 7はこんな人に向いています。
画質や音質のこだわりは特にない
軽くて便利なタブレットが欲しい
とにかく安く済ませたい
こういった人には5,980円で買えるFire 7でも十分に満足をすることができます。
Fire HD 8はこんな人に向いています。
臨場感のある映像やサウンドを楽しみたい
家でも外でもタブレットを使いたい
どうせ買うならちょっといいものを
こういった人であれば3,000円を追加してFire HD 8を買ったほうが後悔しないお買い物ができそうです。
Fire HD 10はこんな人に向いています。
大画面でプライムビデオを楽しみたい
タブレットは家で主に使う予定
どうせ買うなら最上品質を
こういった人であれば更に7,,000円を追加してFire HD 10を買ってもコンテンツを十分に堪能しそうです。
またFireタブレットは実際使ってみると指紋の跡が割と気になります。ということで保護フィルムはしたほうが絶対いいです。
これなら最新のFireHDにも対応をしていて映り込みもすくないです。
保護カバーは買ってから決めるのをすすめます。
立てることができるという利点はありますが、机で使わない人にとっては邪魔になることもあるので必要に応じて買いましょう。
最後に、FireタブレットはAmazonPrimeとの親和性が非常に高いです。
Prime Videoを見ることはもちろんですが、意外と知られていないのがKindleオーナーライブラリー。
Amazonプライムに加入している人でKindleまたはFireタブレットを持っている人は「1ヶ月に1冊無料で本が読める」特典がつきます。
・60万冊以上の洋書
・2万冊以上の和書
・ベストセラーやコミック
対象は非常に広く、またPrime Readilgの対象となっている本は無制限での閲覧も可能です。
Kindleで書籍は読むほうが目は疲れませんが私は切り替えるのが手間なのでタブレットで読むことも。
Amazonプライムのサービス内容は以下の記事で
Fireタブレットをフルに楽しんでくださいね