共働きサラリーマンの家計簿

アラサーの投資+雑記ブログ

自分が株を買ったら下がる不安に襲われたので100万円で検証してみた

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ついにつみたてを続けていたS&P500の投資信託がマイナスに転落してしまいました。

2年間のつみたてが否定される感覚。

これはなかなか辛かった。

 

あれだけ景気が良かった米国株がこうも簡単に下がってしまうのは本当に想定外。自分が投資をするまではあんなに好調だったのに。

お小遣いで日本株への個別投資もしているわけですがそちらの方も全くダメ。

2850円で買ったJTはついに2600円を切りました。

 

自分が投資した先がことごとく下落する

そんな悲しい状況になっていて、周りからは「逆神」とさえ言われるように。だんだんと投資をすることが怖くなります。

 

ベア商品を買えばあがるんじゃないか

www.shunpon.com

そんな悲しみにくれていると1つ名案が僕の頭を横切りました。投資商品の中には株式指数が下がると、値上がるものがあります

・「S&P500」であればSPXS

・「日経平均」であれば日経ダブルインバース

いわゆるベア型のETFと呼ばれるものです。

それぞれ株価指数に対してマイナス3倍、2倍の激しい値動きをすることが特徴です。

 

そこで本題です。

「逆神の自分がベア商品に投資をすれば相場は騰がるのではないか。」

となれば自分を犠牲に世界が救える?

幸いなことに僕は今年動画で数発当てているのでお小遣いキャッシュは豊富にあります。

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あぶく銭なので、なくなれば悲しいですがもともと無かったお金。これで世界が救えれば安いもの。

ということでそれぞれに100万円ずつ投資をしました。ズルズルいくのは嫌なので2時間制限というルール付けをしています。

 

今回の僕の挑戦

・SPXSに100万円チャレンジ

・日経ダブルインバースに100万円チャレンジ

・制限時間は2時間とする

 

SPXSは上がってしまった(S&P500を救えなかった)

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まずはSPXSへの投資から。

結果は960,315円から971,761円へ微増。S&P500を救う事はできませんでした。

S&P500は連日の下げ相場。

12月24日に寄りで買ったSPXSでしたが、僕が100万円を投入したところでその流れを止めることはできませんでした。

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たった2時間で36.19ドルが36.97ドルに2.1%上昇。そして翌朝には38.16ドルまで騰がっています。

 

日経ダブルインバースも上がってしまった(日経平均も救えなかった)

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次は日経ダブルインバース。

投資結果は1,075,420円から1,078,420円へ微増。日経平均も救う事ができませんでした。

この日の日経平均は前場だけで約1,000円の暴落をしましたが、僕が購入をしたのは午後1時。既に980円ほど下落している段階です。

後場からは少しリバるような予感はあり、実際のところ多少の戻しもありましたが最後はやはり落ちる結果に。

 

日経ダブルインバースは2時間で1535.9円が1540.6円に0.3%の上昇。

僕が100万円を投入したところで日経平均の下落の流れは止められませんでした。

 

100万円チャレンジの結果

 

SPXSまた日経ダブルインバースへと100万円を2時間投資した結果ですが

 

SPXSは2.1%上昇をして

日経ダブルインバースも0.3%上昇しました

 

毎回買ったすぐそばから落ちていく株価でしたが、今回はそうはならないという結果に。ふざけたチャレンジにも関わらず手数料を含めてもプラスリターンです。

終わった後から言うのもなんですが今回は勝利への確信みたいなものもありました。

実際のところ2時間の間で何度かリバったりもしているんでいるんですが「どうせ落ちるから大丈夫」という謎の自信がどこからか溢れ出ました。

この感覚は初体験で、結果もその通りになりました。

 

なぜ保有できなかったのか

hoyuu

ではなぜ落ちると確信しているのにベア型商品をすぐに売ってしまったのか。実際にSPXSは僕が売却をしてからその日さらに騰がっています。

下げ相場なら持っていた方が賢いのでは?」という考えもあるでしょう。

ただし今回僕は2時間チャレンジという前提を抜きにしても、ベア型の商品を保有することは事実上不可能でした。

理由は2点です。

 

ショートで負けたらクソダサいから

S&P500にしろ日経平均にしろ投資家であればその多くが値上がりを期待している株式の指数です。

長期的には騰がるものと信じて積立投資をする人は多くいます。S&P500に毎月20万円を投資する僕もその1人です。

 

それに対して「売り」のポジションでいる事は、いつもの投資とは違う覚悟がいりました。

基本的に指数を買う投資は含み損でもいつか報われる感がありますがショート(売り)は全てがただの自己責任。

損を出しても「何逆張りしてんの?大丈夫?」となるだけで。自分にはそんな覚悟はありませんでした。

 

なんだかんだで指数は右肩上がりと考えるから

sandp500

そしてもう1つ。

ブログでも仕事でもインデックス投資にふれ続けS&P500の長期チャートなんかを見ていると僕はもう完全な指数中毒者になってしまいました

現状の株式指数がどれだけ値下がりしようとも、いつか絶対にその上を行く時がくるという確信しかないわけで。

 

なのでどんな下げ相場であろうと、その確信に反した商品を持つことに違和感がありストレスを感じました。

これなら「買い」ポジションを持って含み損を抱えておいた方が、いくぶん僕は楽でした。(含み損は確定しなければ幻のままなので)

 

まとめ

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 まあ分かってはいたんですが、僕のポジションとマーケットは全く関係なしに動いていました。

「自分が買ったからそろそろ天井だ」

「自分が売った後に反転してしまう」

こういった考えは全て自意識過剰な思い込み。繰り返しますが僕らの意向など全く無視して市場は今日も動きます。

それを身を以て実感できました。

 

そして1つ気付きもありました。

僕は下げ相場になると妙にウキウキしてしまい、リバるタイミングや底を狙って投資したくなっていたんですが下げ相場の時って大抵それ以上に下がるんだなと。

それなら買いポジションは持ったまま、スポットでこういう商品を持ってみる方が勝率は高いかもしれないです。

もちろん火傷はしない程度に。

苦しい相場ですが頑張って乗り切りましょう!

GoGo!投資!