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アラサーの投資+雑記ブログ

7月の株主優待銘柄のおすすめ4選を業績と共にチェックしました

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7月の優待はどうなんや

不作&不作&不作

7月は1年の中で最も株主優待に恵まれない月です。約30銘柄ほどしか株主優待銘柄はありません。

そんな7月の唯一いいところ。

それは一般的に日本の株式市場は7月が閑散相場となることが多く、株を買うには適した時期ということです。

今年についてもそれは同じ。

消費税増税や年金問題による政治不安を続け成長にあえぐ株式市場。ただしマイナス要因はあらかた株価に織り込み済みで下げにくい数字となっています。

 

この記事では7月の株主優待をテーマとして

・特におすすめしたい銘柄4つ

・現在の業績や今後の予想

 以上2点を紹介していきます。

 

2019年7月の株主優待カレンダー

まず株主優待の銘柄を紹介する前に、2019年7月に優待権利を取得するためのカレンダーの確認をします。

今年の7月16日の株式約定から株式の受け渡しにかかる日にちが短縮されました。

これによって権利付き最終日(株を持っておく日)と権利落ち日(株を売ってもよい日)が今までと比べて1日早くなってので注意してください。

 

7月20日(土)権利確定日銘柄

・7月17日(水)までに株を保有

・7月18日(木)からは売却OK

7月末日(水)権利確定日銘柄

・7月29日(月)までに株を保有

・7月31日(火)からは売却OK

 

 以上の日程となります。

また補足として、楽天証券での一般信用取引「短期」スケジュールは

・7月12日(金)に銘柄発表がされて

・18日(木)から売建可能になります。

株価変動リスクがない一般信用のクロス取引は正直いってやらない方が損なレベル。(たとえ乞食と呼ばれても)

自分は毎年ディズニーランドのチケットを1枚当たり1,000円以下で手に入れています。

デメリットは売建できる在庫がない場合もあるということ。

株主優待のただ取りをしたいなら、 SBI証券 楽天証券、そしてカブドットコム証券の口座は絶対開設しておきましょう。

 

7月のおすすめ優待銘柄

まずは7月のおすすめ優待銘柄を企業の説明も少し踏まえながら解説をしていきます。

 

ダイドーグループホールディングス(2590)

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缶コーヒーといえばダイドー。

特に世界一のバリスタシリーズは近年缶コーヒー業界が伸び悩みを見せる中で堅調な売上をあげています。

そんなダイドーホールディングスですが株主優待として100株以上保有の株主へ3,000円相当の自社製品の詰め合わせを送付しています。

権利確定が7月末日ではなくて7月20日となることに注意してください。

 

ダイドーホールディングス株主優待

3,000円相当の自社製品

・条件は100株以上の保有者

・権利確定日は7月20日

・株価 4,630円(2019/6/28)

2019年1月期の決算を確認すると、売上高はややDown(1,726億→1,715億)。

販売管理費を抑えることで営業利益はプラス推移していますが(48億→60億)、営業キャッシュフローで見ればマイナス。

世界一のバリスタシリーズが人気といっても、やはり缶コーヒーという斜陽市場での苦戦がうかがえます。

ただしダイドーの挑戦は続いています。

昨季は大規模な有価証券の売却をして、新規事業ヘルスケア領域への投資を開始。今後大きなM&Aも控えていそうです。

割安な株価。十分に投資妙味はあるでしょう。

 

鳥貴族(3193)

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全品298円均一の低価格で全国展開をかける居酒屋チェーン鳥貴族。

280円だった価格を2017年10月から298円とした時には、やや客足が離れたことでも話題ですが順調に店舗を増やしています。

そんな鳥貴族ですが株主優待として持ち株数に応じての食事優待券を送付しています。

必要投資額は低めであり取りやすい優待です。

 

鳥貴族株主優待

鳥貴族で使える食事優待券

・100~299株は1,000円

・300~499株は3,000円

・500株以上は5,000円

・権利確定日は7月末日

・株価 2,237円(2019/6/28)

2019年7月期(第3四半期)の決算を確認すると、売上高は上昇(252億→270億)していますが本業のもうけを示す営業利益はほぼ半分に。

新規店舗追加の効果は見えながらも、既存店の売上は伸び悩み。人件費や物流費の高騰などの煽りを受けていることが分かります。

不採算店舗の退店による1億7千万円の現存損失も計上。

外食業界は増税も控えていることにより、全体として今は耐え時といったところでしょうか。

・メニュー改定の増加

・食べ飲み放題のプランの新設や変更

いくつかの施策を今期の取り組みとしてあげていますが勢いに欠けることは事実。「鳥貴族」ブランド復活はまだ先のように個人的には感じます。

 

丸千代山岡家(3399)

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無償に食べたくなるラーメンとして札幌をはじめ北海道内各地、また関東全域へと店舗展開をすすめている丸千代山岡家。

今やその人気は北海道だけにとどまりません。

丸千代山岡家は株主優待として持ち株数に応じてのラーメン無料券を送付しています。

ラーメン無料券を選ばない場合はお米を選ぶ事も可能です。

 

丸千代山岡家株主優待

山岡家ラーメン無料券

・100~499株は優待券2枚(お米2kg)

・500~1000株は優待券4枚(お米4kg)

・1000株以上は優待券6枚(お米6kg)

・権利確定日は7月末日

・株価 1,660円(2019/6/28)

直近での平成31年1月期決算を確認すると、売上高は121億円から128億円へ、営業利益は2.8億円から4億円へと増加していますが利益率はそれでも低め。

店舗数も149店から153店へと増えていますが、新規展開での費用もかさんでいます。また将来の移転費用として見積もりをしている資産除去債務が半減されたことにも違和感を覚えます。

もちろん現状としては山岡家の人気は衰えることなく右肩上がり。

ただしその人気に陰りが出た時、会社としてどれだけ体力が残っているか。現状はその部分での安心はできません。

新規店舗展開は喜ぶべきですが、飽きやすい消費者。トレンドを十分に把握しながら投資をしたいです。

 

クロスフォー(7810)

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ジュエリー・アクセサリーの輸入・製造・販売を事業とするクロスフォー。

聞いたこともないという方は少なくないかもしれませんが、いわゆる7月の「優待利回り」ではクロスフォーは圧倒的No.1。

保有株式数に応じて自社製品(ダンシングストーンを使ったアクセサリ)がもらえます。

 

クロスフォー株主優待

自社製品のアクセサリ-

・100~499株は4,500円相当

・500株以上は10,000円相当

・権利確定日は7月末日

・株価 372円(2019/6/28)

2019年7月期(第3四半期)の決算を確認すると、売上高は10%以上下がって(31億→26億)いますが本業のもうけを示す営業利益は5千万円増えて1.3億円に。

景気の先行きが不透明な状況で節約志向が高まる中で、日本の消費者が宝石に対して買い控えしたことが売上減少の要因です。

海外に対する売上比率を高めていますが現状はまだ総売上の1/3ほど。世界的に見ればジュエリー市場はまだ成長の過程にあるので今後の海外展開がカギとなります。

また注目したいのが、新戦略としてあげるネックレスの留め金の開発。

世界での市場規模は2,000億円ですが、クロスフォーは10年でそのシェア50%を目指すとうたっています。

その目論見が実現可能と市場で判断されれば優待以上の値上がり益にも期待ができます。

 

7月に一般信用クロスで取りたい銘柄

続いて、株主優待のみをただ取りする一般信用クロスができそうな銘柄を昨年の楽天証券での過去の在庫実績をもとにピックアップしていきます。

 

・日本駐車場開発(2353)

1,000株以上保有者に以下の優待券が送付されます。

①時間貸し駐車場の1日駐車料金30%割引券 5枚

②北海道キャンピングレンタカー「Do Camper」車両貸渡料金10%割引券 2枚

③日本スキー場開発が運営するスキー場のリフト利用割引券3枚(1枚で5名様ご利用可)

④「スパイシーレンタル」レンタル割引券 3枚(1枚で5名様ご利用可)

⑤那須ハイランド割引券2枚(各種割引適用、1枚で4名様ご利用可)

⑥オンライン家庭教師「ティー・シー・ケー・ワークショップ」受講料割引券 2枚

・株価 170円(2019/6/28)

 

・日本スキー場開発(6040)

100株以上保有者に以下の優待券が送付されます。

①自社グループの運営スキー場の割引チケット 5枚 (1枚で5名様ご利用可)

②自社グループのレンタルショップ(スパイシーレンタル)の割引チケット 5枚(1枚で5名様ご利用可)

③自社グループのスキー場の特別割引チケット 2枚(1枚で5名様ご利用可)

④自社グループのスキー場近隣温泉施設の割引チケット 2枚(1枚で5名様ご利用可)

⑤自社グループの旅行事業(Geekout)旅行割引チケット 2枚(1枚で5名様ご利用可)

⑥日本駐車場開発が運営・管理している時間貸し駐車場の1日駐車料金30%割引券 5枚

⑦日本駐車場開発グループ 那須ハイランドパーク 割引 チケット 2枚

⑧日本駐車場開発グループ Do Camper 割引 チケット 2枚

⑨自社グループの共通ウィンターシーズン券

・株価 880円(2019/6/28)

 

日本駐車場開発と日本スキー場開発は優待内容が大きくかぶっています。優待目的なら100株保有で権利を得ることができるスキー場開発の方がお得です。

 

・稲葉製作所

保有株式数に応じて自社オリジナル図書カード、または地域特産品が送付されます。

・100~299株は1,000円相当

・300株以上は3,000円相当

300株以上から地域特産品を選ぶことができます。

 

まとめ

 7月の株主優待の紹介をしていきました。

はじめにもいったように7月の株主優待はボリューム不足感はありますが、ダイドーホールディングスや鳥貴族の優待は使いやすくてありがたい存在です。

ただしあくまでも株主優待は株式保有に対してのおまけ。いつ改定されるかもわかりません。 

ということもあり自分の場合、楽天証券で一般信用クロス取引ができればするみたいな感じで優待を取得しています。

これなら値動きによるリスクもありません。それにこんなゆるい感じでも年間10万円以上の優待を取得できます。

個別株をしない人でも株主優待の取得は別物と考えて、ぜひクロス取引に挑戦をしてみてくださいね。