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年収600万の手取りはいくらになる?給与と賞与の金額までを徹底的に計算してみました

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年収600万円って聞いたらあなたはそれに対してどう思いますか?

年齢にもよりますが高年収と呼ばれるゾーンに思う方は多いはず。

アベノミクスで給与は上がっているとは言うけれど、国税庁資料「民間給与実態統計調査」によれば平均年収は432万円。(男性532万円 女性287万円)

年収600万円は平均を大きく上回ります

・男性の場合は上位29.5%

・女性の場合は上位5.9%

以上のゾーンにいる方が年収600万円以上の条件を満たしています。男性でも4人に1人ほどしかこの年収をクリアしている人はいないんです。

ちなみに50歳男性の平均年収は前半で677万円、後半で669万円となっています。

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ただ実際のところ年収600万円と言われても、給与の手取りや年間を通して得ることができるお金ってイメージがしにくいですよね。

ということでこの記事では

・年収600万円代の年間受取額

・年収600万円代の賞与と給与の手取り額

をまとめていきます。

また、実際には扶養親族の有無や、控除によって受取額は個々によってずれていきます。

今回は以下のケースをモデルとして計算をしています。

 

 試算をしたモデルケース

・40歳未満で住所が東京

・扶養親族はなし

・iDeCoや民間保険の控除もなし

・賞与は給与の2.5ヶ月分を×2回

 

 

年収600万円の手取り額



年収600万円の年間での受取額は4,727,490円

・給与の1ヶ月の手取りは276,904円(額面352,941円)

・賞与の1回の手取りは693,608円(額面882,353円)

手取り比率は78.8%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約394,000円となります。年収が600万円代になると、特に節税を意識しないと手取り比率が8割ありません。

 

年収610万円の手取り額

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年収610万円の年間での受取額は4,809,714円

・給与の1ヶ月の手取りは281,818円(額面358,824円)

・賞与の1回の手取りは705,171円(額面897,059円)

手取り比率は78.8%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約401,000円となります。

 

年収620万円の手取り額

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年収620万円の年間での受取額は4,892,026円

・給与の1ヶ月の手取りは286,714円(額面364,706円)

・賞与の1回の手取りは716,823円(額面911,765円)

手取り比率は78.9%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約408,000円となります。

 

年収630万円の手取り額

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年収630万円の年間での受取額は4,947,322円

・給与の1ヶ月の手取りは289,339円(額面370,588円)

・賞与の1回の手取りは728,344円(額面926,471円)

手取り比率は78.5%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約413,000円となります。

年収640万円の手取り額

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年収640万円の年間での受取額は5,029,352円

・給与の1ヶ月の手取りは294,236円(額面376,471円)

・賞与の1回の手取りは739,865円(額面941,176円)

手取り比率は78.5%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約420,000円となります。

 

年収650万円の手取り額

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年収650万円の年間での受取額は5,106,764円

・給与の1ヶ月の手取りは299,132円(額面382,353円)

・賞与の1回の手取りは751,517円(額面955,882円)

手取り比率は78.6%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約426,000円となります。

 

年収660万円の手取り額

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年収660万円の年間での受取額は5,181,516円

・給与の1ヶ月の手取りは304,055円(額面388,235円)

・賞与の1回の手取りは763,038円(額面970,588円)

手取り比率は78.5%ほど。ついに給与手取りが30万円超えました。手取りが30万円がここまで高年収になるなんて。。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約431,793円となります。

 

年収670万円の手取り額

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年収670万円の年間での受取額は5,253,648円

・給与の1ヶ月の手取りは308,952円(額面394,118円)

・賞与の1回の手取りは757,338円(額面985,294円)

手取り比率は78.4%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約438,000円となります。

 

年収680万円の手取り額

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年収680万円の年間での受取額は5,290,692円

・給与の1ヶ月の手取りは310,531円(額面400,000円)

・賞与の1回の手取りは786,603円(額面1,000,000円)

手取り比率は77.8%ほど。賞与100万円といっても手取りが80万円切ると全くありがたみがなくなります。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約441,000円となります。

 

年収690万円の手取り額

年収690万円の年間での受取額は5,363,516円

・給与の1ヶ月の手取りは315,453円(額面405,882円)

・賞与の1回の手取りは779,995円(額面1,014,706円)

手取り比率は77.7%ほど。これくらいになるとついに社会保険料が年間100万円を超えてきます。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約447,000円となります。

 

年収600万円台の手取り金額一覧


全ての結果をまとめて年収600万円代の手取り金額を一覧にしてみました。

こうしてみると年収600万円代は手取り比率が78%程度なことが分かります。

ちなみに年収700万円の場合は手取り金額は5,444,156円となりました。

 

しかしそれにしても社会保険と税金がキツイですね。

社会保険料は4月~6月の報酬の平均で決まります

なので春に残業を減らしてその分7月から3月まで残業をすると少しだけお得になるという裏技も。

ただし残業って

・好きこのんでするものでもなければ

・自分で簡単に調整できるものでもない

つまるところそう簡単に社会保険料の金額なんて自由に動かせません。

 

手取を上げるためにできること

年収を上げるのは難しい。

そして社会保険料を自分で調整しようとすることはもっと大変です。

でも税金は少しの工夫で節税できます。手取りはできるだけ増やしたい。誰でも簡単にできる3つを紹介します。

 

年収600万円代はふるさと納税をこれだけできる

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今や知らない人のほうが少ないほど有名になってきたふるさと納税。

控除上限額内で寄付をすれば、合計寄付額から所得税と住民税を控除(還付)してもらえる仕組みです。

 

家族構成による寄付上限額を上の表にまとめました。

年収600万円代なら最大100,000円以上が自己負担2,000円のみで可能です。

ただし社会保険料の金額などは概算であり、住宅ローンなどの控除によっても金額は変わります

上限ギリギリまで寄付をしたい方は一度シミュレーションをしてみてください。自分は毎年、分かりやすくて返礼品も1番豊富な「さとふる」でしています。

 

保険料の控除で手取りを増やす

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民間の保険に入ることでも保険料の控除が増えるので所得税、住民税の節税へとつながります。

・一般生命保険

・介護医療保険

・個人年金保険

平成24年の1月1日以降に契約した保険なら所得税はそれぞれ4万円、住民税は28,000円まで控除が可能です。

 

控除額と節税額は違うので注意をしてください。

例えば年収660万円の人が年間8万円ずつ合計で16万円ほど個人年金と終身年金に加入をすれば所得税と住民税の合計控除額は136,000円で21,600円ほど節税できます。

・支払った金額の数%の税金が戻り

・将来の年金への備えもできる

なかなか素晴らしい制度ですが、だからといって無駄な保険には入るべきではありません。高年収になり余剰資金が産まれてきたからこそ自己運用を覚えていきたいです。

しかしそれでも入る価値は存在します。具体的に僕がすすめる保険はこの2つです。

 

保険は入るならこの2つ

一般生命保険・・明治安田生命のじぶんの積立

個人年金保険・・JA ライフロード

じぶんの積立は月5,000円からの保険料設定が可能ですが、その特徴はいつ解約しても100%以上の受取率ということ。

逆に言えば利率は低いですが、もともと現在の終身保険はどこも利率は低くどんぐりの背比べ。このメリットは非常に強いです。

JAライフロードは現状の円建て個人年金保険では最も利率が高いことがメリットです。

医療保険については日本には「高額医療費制度」があり、何かあった時でも支払う医療費は限られます。特別な理由がない限りは不要と考えます。

また最近やたらと保険会社がこぞって売りだす「収入保障保険」ですが、万が一を考えすぎて日々の生活を圧迫しないかどうかには気を付けてください。

基本的には不要な保険です。

 

そして結婚している方の場合は一度保険の無料相談窓口でライフプランニングをしてもらうことをすすめます。

(毎年契約内容の確認もしてくれます)

実際に自分の場合は「ほけんの窓口」を利用して保険に加入しました。こういった代理店は複数の会社の家族全員の保険を無料でまとめて管理してくれます。

何かあった時にここに連絡すればいい

家族の保険だからこそ分かりやすさはめっちゃ大事。そんなことも意識をしておいて欲しいです。

ネットではつけれないor外したい特約を調整してもらうこともできるということも助かります。(先進医療特約を外したり..etc)

 

iDeCoの節税額は何よりも大きい

最後に節税といえば絶対に見逃せないのがiDeCoです。

iDeCoとは厚生労働省が主導となってはじめた自分年金制度のことです。

・金融機関(銀行・証券会社)

・商品(定期預金や投資信託)

・積み立てる金額

それらを自分で設定して60歳まで運用を行い、年金として受取をすることができます。

掛金の全額が所得控除になるので年末調整、または確定申告をすることで毎年の所得税と住民税を節税できます。

年収600万円代後半なら月に23,000円積立をすれば約82,800円の節税となります。

ふるさと納税や民間保険よりも節税額は大きいです。

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 こちらの記事にiDeCoの金融機関の選び方とランキングをまとめています。

手数料が無料なことは1番のポイント。後悔したくない方は絶対にこちらの記事を見てから選ぶようにしてください。

 

まとめ 年収600万円台の人の生活費の目安

年収600万円代の給与や賞与を想定した実際の手取り額、そして手取り金額を増やす方法についてまとめました。

物価は高くなっていくのになかなか上がっていかない賃金。

できるだけ手取りを増やす工夫をしていきたいです。

 

では実際に年収600万円代の人はどんな生活をしているのか

年間600万円の方の生活費の目安を総務省統計局の家計調査報告をもとに上の表で試算をしてみました。(総務省資料は家賃が同居を含み不当に低いので、その部分は修正)

 

家賃は手取りの3割という考え方でいくなら、年収600万円代の人なら月に8万円ほどの金額におさめておきたいです。

 年収600万円代でも工夫次第で

・1人世帯なら年間200万円

・二人以上世帯なら賞与を半分貯蓄で年間100万円

これくらいなら少し頑張ればなんとか貯めていけそうですね。

ただし自分も経験しましたが、過度な節約はストレスをため込んで幸せを逃してしまいます。全てはバランスが大事だということも知っておいて欲しいです。

 

最後に。今の自分の年収に納得できる?

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では最後に年収600万円代の方へ。

年収600万円って一般的には高年収の部類に入ります。ただ実際に周りを見ると余裕をなくしている人が多いです。

・残業、休日手当がなくなった

・成果が数字として評価されない

ある程度もらっている自覚がある。でもだからこそ”今の場所から動くのが怖い”なんていう話をよく聞いたり。

 

でも、そんな閉塞感を抱えながら仕事を続けるのって辛くないですか?

じぶんの可能性を自分で限定して、閉塞感を抱えてしまう。

それってすごくもったいないなと。

今や転職は完全に売り手市場。

実はみんなが知らないだけで、道は豊富に拓けています。

そして、日本企業が人材難といいながら、給与が思うように上がらない。その裏には中途採用での年収の高騰もあったりします。

 

別に転職をすすめるというわけではないんです。

ただ自分の可能性を知っていれば自信をもって仕事ができるし、給与の交渉だって強気になれるんです。今はそれができる時代です。

 

それを考えると知っておいて欲しいことがあります。

それが自分の市場価値です。

僕はそれをミイダス で知りました。このサイトは

・自分の市場価値を知ることができ

・具体的なあなたの年収を診断してくれます

 ちなみに僕は520万円でした。

こういうサイトって少し高めの提示があるなんて話も聞くので、まぁ概ね市場価値通りもらえてるのかなって納得もしてみたり。

一度、年収診断 をしてみませんか。あなたにとって一番幸せな働き方を見つけてくれたら嬉しいなって僕は思います。