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年収400万の手取りはどれくらい?給与と賞与の金額までを徹底的に調べてみました

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年収400万円って聞いたらあなたはそれに対してどう思いますか?

アベノミクスで給与は上がっているとは言うけれど、国税庁資料「民間給与実態統計調査」によれば平均年収は432万円。(男性532万円 女性287万円)

年収400万円は少し平均を下回る程度です。

・男性の場合は上位60.5%

・女性の場合は上位21.7%

以上のゾーンにいる方が年収400万円以上の条件を満たしています。平均年収を得るってことは簡単なようで難しい。

ちなみに30歳代前半の平均年収は407万円であり一つの目安となりそうです。

www.shunpon.com

 

 ただ実際のところ年収400万円と言われても、給与の手取りや年間を通して得ることができるお金ってイメージがしにくいですよね。

ということでこの記事では

・年収400万円代の年間受取額

・年収400万円代の賞与と給与の手取り額

をまとめていきます。

また、実際には扶養親族の有無や、控除によって受取額は個々によってずれていきます。

今回は以下のケースをモデルとして計算をしています。

 

 試算をしたモデルケース

・40歳未満で住所が東京

・扶養親族はなし

・iDeCoや民間保険の控除もなし

・賞与は給与の2.5ヶ月分を×2回

 

 

年収400万円の手取り額

年収400万円の年間での受取額は3,224,472円

・給与の1ヶ月の手取りは187,222円(額面235,294円)

・賞与の1回の手取りは482,969円(額面482,969円)

手取り比率は80.7%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約268,000円となります。

 

年収410万円の手取り額

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年収410万円の年間での受取額は3,311,482円

・給与の1ヶ月の手取りは192,468円(額面241,176円)

・賞与の1回の手取りは495,167円(額面602,941円)

手取り比率は80.7%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約275,000円となります。

 

年収420万円の手取り額

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年収420万円の年間での受取額は3,398,146円

・給与の1ヶ月の手取りは197,946円(額面247,059円)

・賞与の1回の手取りは507,202円(額面617,647円)

手取り比率は80.9%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約283,000円となります。

 

年収430万円の手取り額

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年収430万円の年間での受取額は3,456,314円

・給与の1ヶ月の手取りは200,487円(額面252,941円)

・賞与の1回の手取りは519,236円(額面632,353円)

手取り比率は80.3%ほど。これくらいでやっと交通費を除く給与の手取り金額が20万円を超えてきます。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約288,000円となります。

年収440万円の手取り額

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年収440万円の年間での受取額は3,542,178円

・給与の1ヶ月の手取りは205,715円(額面258,824円)

・賞与の1回の手取りは531,272円(額面647,059円)

手取り比率は80.5%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約295,000円となります。

 

年収450万円の手取り額

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年収450万円の年間での受取額は3,625,110円

・給与の1ヶ月の手取りは210,941円(額面264,706円)

・賞与の1回の手取りは543,441円(額面661,765円)

手取り比率は80.5%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約302,092円となります。

 

年収460万円の手取り額

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年収460万円の年間での受取額は3,681,178円

・給与の1ヶ月の手取りは213,762円(額面270,588円)

・賞与の1回の手取りは555,475円(額面676,471円)

手取り比率は80%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約306,000円となります。

 

年収470万円の手取り額

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年収470万円の年間での受取額は3,763,940円

・給与の1ヶ月の手取りは218,990円(額面276,471円)

・賞与の1回の手取りは567,509円(額面691,176円)

手取り比率は80%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約313,000円となります。

 

年収480万円の手取り額

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年収480万円の年間での受取額は3,846,860円

・給与の1ヶ月の手取りは224,225円(額面282,353円)

・賞与の1回の手取りは579,678円(額面705,882円)

手取り比率は80.1%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約320,000円となります。

 

年収490万円の手取り額

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年収490万円の年間での受取額は3,929,996円

・給与の1ヶ月の手取りは229,595円(額面288,235円)

・賞与の1回の手取りは591,712円(額面720,588円)

手取り比率は80.2%ほど。

賞与がなく給与のみで換算した場合、1ヶ月の報酬は約327,000円となります。

 

年収400万円台の手取り金額一覧

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全ての結果をまとめて年収400万円代の手取り金額を一覧にしてみました。

こうしてみると年収400万円代は何とか手取り比率80%を切らないことが分かります。

ちなみに年収500万円の場合は手取り金額は3,985,562円となりました。

 

しかしそれにしても社会保険と税金がキツイですね。

社会保険料は4月~6月の報酬の平均で決まります

なので春に残業を減らしてその分7月から3月まで残業をすると少しだけお得になるという裏技も。

ただし残業って

・好きこのんでするものでもなければ

・自分で簡単に調整できるものでもない

つまるところそう簡単に社会保険料の金額なんて自由に動かせません。

 

手取を上げるためにできること

年収を上げるのは難しい。

そして社会保険料を自分で調整しようとすることはもっと大変です。

でも税金は少しの工夫で節税できます。手取りはできるだけ増やしたい。誰でも簡単にできる3つを紹介します。

 

年収400万円代はふるさと納税をこれだけできる

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今や知らない人のほうが少ないほど有名になってきたふるさと納税。

控除上限額内で寄付をすれば、合計寄付額から所得税と住民税を控除(還付)してもらえる仕組みです。

 

家族構成による寄付上限額を上の表にまとめました。

年収400万円代なら最大50,000円以上が自己負担2,000円のみで可能です。

ただし社会保険料の金額などは概算であり、住宅ローンなどの控除によっても金額は変わります

上限ギリギリまで寄付をしたい方は一度シミュレーションをしてみてください。自分は毎年、分かりやすくて返礼品も1番豊富な「さとふる」でしています。

 

保険料の控除で手取りを増やす

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民間の保険に入ることでも保険料の控除が増えるので所得税、住民税の節税へとつながります。

・一般生命保険

・介護医療保険

・個人年金保険

平成24年の1月1日以降に契約した保険なら所得税はそれぞれ4万円、住民税は28,000円まで控除が可能です。

 

控除額と節税額は違うので注意をしてください。

例えば年収450万円の人が年間8万円ずつ合計で16万円ほど個人年金と終身年金に加入をすれば所得税と住民税の合計控除額は136,000円で13,600円ほど節税できます。

・支払った金額の数%の税金が戻り

・将来の年金への備えもできる

なかなか素晴らしい制度ですが、だからといって無駄な保険には入るべきではありません。特に年収400万円代の場合は生活に余裕がないので尚更です。

ではどんな保険がおすすめなのかですが、具体的に僕がすすめる保険はこの2つです。

 

保険は入るならこの2つ

一般生命保険・・明治安田生命のじぶんの積立

個人年金保険・・JA ライフロード

じぶんの積立は月5,000円からの保険料設定が可能ですが、その特徴はいつ解約しても100%以上の受取率ということ。

逆に言えば利率は低いですが、もともと現在の終身保険はどこも利率は低くどんぐりの背比べ。このメリットは非常に強いです。

JAライフロードは現状の円建て個人年金保険では最も利率が高いことがメリットです。

医療保険については日本には「高額医療費制度」があり、何かあった時でも支払う医療費は限られます。特別な理由がない限りは不要と考えます。

 

そして結婚している方の場合は一度保険の無料相談窓口でライフプランニングをしてもらうことをすすめます。

(毎年契約内容の確認もしてくれます)

実際に自分の場合は「ほけんの窓口」を利用して保険に加入しました。こういった代理店は複数の会社の家族全員の保険を無料でまとめて管理してくれます。

何かあった時にここに連絡すればいい

家族の保険だからこそ分かりやすさはめっちゃ大事。そんなことも意識をしておいて欲しいです。

ネットではつけれないor外したい特約を調整してもらうこともできるということもポイント高いです。

 

iDeCoの節税額は何よりも大きい

最後に節税といえば絶対に見逃せないのがiDeCoです。

iDeCoとは厚生労働省が主導となってはじめた自分年金制度のことです。

・金融機関(銀行・証券会社)

・商品(定期預金や投資信託)

・積み立てる金額

それらを自分で設定して60歳まで運用を行い、年金として受取をすることができます。

掛金の全額が所得控除になるので年末調整、または確定申告をすることで毎年の所得税と住民税を節税できます。

年収400万円代でも月に23,000円積立をすれば約55,200円の節税となります。

ふるさと納税や民間保険よりも節税額は大きいです。

www.shunpon.com

 こちらの記事にiDeCoの金融機関の選び方とランキングをまとめています。

手数料が無料なことは1番のポイント。後悔したくない方は絶対にこちらの記事を見てから選ぶようにしてください。

 

まとめ 年収400万円台の人の生活費の目安

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年収400万円代の給与や賞与を想定した実際の手取り額、そして手取り金額を増やす方法についてまとめました。

物価は高くなっていくのになかなか上がっていかない賃金。

できるだけ手取りを増やす工夫をしていきたいです。

 

では実際に年収400万円代の人はどんな生活をしているのか

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年間400万円の方の生活費の目安を総務省統計局の家計調査報告をもとに上の表で試算をしてみました。(総務省資料は家賃が同居を含み不当に低いので、その部分は修正)

 

家賃は手取りの3割という考え方でいくなら、年収400万円代の人なら月に6万円ほどの金額におさめておきたいです。

 年収400万円代でも工夫次第で

・1人世帯なら賞与は全て貯蓄で年間100万円

・二人以上世帯なら年間貯蓄50万円

これくらいなら少し頑張ればなんとか貯めていけそうですね。

ただし自分も経験しましたが、過度な節約はストレスをため込んで幸せを逃してしまいます。全てはバランスが大事だということも知っておいて欲しいです。

 

最後に。今の自分の年収に納得できる?

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では最後に自分の話をします。

僕の今の年収は約500万円です(30歳時点)

新卒で勤めた財閥系大手企業を3年で辞めて今は、それなりな企業に潜り込めて経理の仕事をしています。

簿記の資格もなかったんですが今は本当に転職easyモードが続いていますね。

ちなみに25歳の時の僕の年収は約600万円ほど。(まぁ残業も多かったわけですが・・)

あのまま会社にいたら今は800万円ほどはあったかと思います。

 

でも僕は今の方が幸せです。

・地元企業だから転勤がない

・毎日、自分のスキルの成長の実感ができる

以前は大企業のうちの一人の構成員みたいな感じだったんですが、この場所では僕の個性を認めてくれる人がいるっていうのも嬉しいです。

 

自分が納得できる金額。それを貰えれば人って幸せに働けるんじゃないか。

今はそんなことを思います。

 それを考えると知っておいて欲しいことがあります。

それが自分の市場価値です。

僕はそれをMIIDAS(ミーダス) で知りました。このサイトは

・自分の市場価値を知ることができ

・具体的なあなたの年収を診断してくれます

過去7万人の就職実績も公開されていて「自分と同じタイプの人間がどんな仕事に転職しているか」

そういった情報を実際の企業のオファーと共に得ることも可能です。

ちなみに僕は520万円でした。

こういうサイトって少し高めの提示があるなんて話も聞くので、まぁ概ね市場価値通りもらえてるのかなって納得もしてみたり。

一度、年収診断 をしてみませんか。あなたにとって一番幸せな働き方を見つけてくれたら嬉しいなって僕は思います。