『大きく儲けたい!っていうわけじゃないの。ただ定期預金に入れておくのは少し勿体無い気がして』
ウンウンと頷きながらも
いかにも新聞の投資広告みたいなこと言うな。この人は
そんなふうに僕は思った。
ウチのオカンとの会話である。
最近はその老後の不安からか、僕に資産の運用についてを聞いてくることも増えてきた。
僕が産まれたばかりの頃は専業主婦だったオカン。
しかしそれは趣味ではじめた仕事がキッカケで劇的に彼女の生活を変えることになった。
僕が小学生になる頃には外にもその活動の領域を増やしていて、今ではもう僕なんかよりも普通に稼ぐようになっている。
- 58歳からのつみたて投資は遅いかも
- 積み立て投資の金額はどうするか
- ロボアドバイザーを頼るという考え
- ウェルスナビの内容を見て他と比較してみた
- ウェルスナビは経済危機のときどうなるか
- オカンには悪いが投資で儲けなくていいと思う僕
58歳からのつみたて投資は遅いかも
(厚生労働省 ~平均寿命と健康寿命をみる~より)
58歳というその年齢。
超高齢化社会となった現在、それはまだ若い年齢となるかもしれない。
しかし大事なことは1つ。健康寿命。
それを考えると、もともとそこまで身体が強くない。今でもかかりつけのお医者さんがいるほどのオカンのこと。
80歳、90歳まで現役バリバリは難しい
僕は、オカンの資産運用に対して30手前の自分にはない大きなデメリットを感じた。
それは
・投資期間によるリスク分散がしにくいこと
もちろんまだまだ現役。10年近くはお金を稼ぎ続けれるだろうから積立投資ができないわけではない。ただし
・定年までまだ30年ある自分
・一般的な定年まであと2年の僕のオカン
どうしたって投資のリスクは高くなる。
でも一括投資はしてほしくない
それなら一括投資?とも考えた。
心に決めた投資配分があり、キャッシュがあるという条件だが、一括投資は積立投資を上回ると自分は考えている。
しかしやっぱりそれを親にはすすめれない
短期的な投資によるお金の大きな動きは投資者の心を大きく左右する。
ましてや投資初心者でもある。
運悪く下がった時の心の立ち位置が分からない。
狼狽売りをしたくもなる。
そしてそんな資産の目減りによるストレス。人生の大きな損失になってしまう。それなら投資なんてしない方がマシだ。
積み立て投資の金額はどうするか
ということでやっぱりオカンには積立投資をさせたい。積み立てをする金額をきいていく。
『毎月10万円くらいなら苦しくないかな』
そう答えるオカン。
こんな話をオカンとしていると何だかしんどいなと僕は思った。
僕はたとえそれが親であれ、いや親だからこそかな。
親の資産や投資について具体的な金額を聞くのは卑しく思えてしまう。
それを聞いてしまうとこれまで楽しくやってきた僕らの関係。それがいびつになっていくような気がしたのだ。
ロボアドバイザーを頼るという考え
(ウェルスナビ より)
僕がオカンの口座を管理して、インデックスファンドを安定的な資産配分で購入する。
そして定期的なリバランスする。
それが本当はいいのかもしれない。
でもそれはしたくないと僕は思った。何故ならどうしたって僕の意志がそこに入ってしまうから。
親を思う気持ちが出てしまうこと。
それはこと投資に対しては悪く影響する予感が僕にはある。
その思いが強いほど客観的に資産を見れなくなってしまう。
そんな気持ちを抱えた僕がいきついたところ。
それは今話題になっているAI(人口知能)による資産自動運用サービス『ウェルスナビ』だった。
預かり資産が200億円を突破。
実績は確かでもある。
しかしその手数料は年間1%(税別)発生する。
それを安いと言い切れない。
ウェルスナビの内容を見て他と比較してみた
(図はウェルスナビ 公式サイトより)
ということで他の投資サービスと比較をしてみた。
最近はAIや投資のプロによる資産自動運用サービス数多くが提供されていて。
それはネットだけではなく対面窓口販売でも。
それらと比べて僕が考えるウェルスナビへの特徴的な印象をあげていく。
ウェルスナビの経費率1%はコスパはいい
理由としては2点
・他のサービスと比べて割安
・取引ごとの手数料がかからない
たとえば最近よくCMでみる、『ダイワファンドラップ』その手数料は1.4%(税抜)
またロボアドバイザー『THEO』の手数料は1.0%(税抜)
そう考えるとウェルスナビ の手数料は高くない。
またウェルスナビは取引ごとの手数料を取らない
その投資対象となるETFを買い付ける際の為替手数料について。これを自社で負担している。
海外のETFは国内の投信より経費率が安い。
だからこそお得感がある。
リバランスを自動でしてくれる
僕が資産自動運用サービスを頼る1番の点がここ。
例えば
・自分でまずリスクを考慮して商品を決める
・つみたてをはじめていく
はじめはそれで問題ない。
しかし時間の経過とともに商品は値動きする。それによりその資産全体に対するリスク管理は間違ったものになっていく。
だからこそ資産配分の最適調整(リバランス)をある期間ごとに行う必要がある。
しかしそれをうちのオカンに望むことは無理。
長期資産運用についての一番コアとなる部分。
それが出来ないのだ我が家の場合。
それを何とかしてくれるウェルスナビ。
痒い所に手が届く。
自動税金最適化はロボの得意とするところ
ウェルスナビ にはデタックスという独自の節税機能がある。
利益と支払いを相殺させることで税金の支払いを先送りにしてくれる。
これにより運用できる資産の金額は実質増えるわけだ。
・複利効果を最大限に生かして
・投資効率を高めてくれる
税金を最適化した投資なんて普通はできない。
さすが人工知能。この分野についてはもう投資家ですら勝つことは難しいのかもしれない。
他に気付いたウェルスナビの特徴
(ウェルスナビ でできる資産運用の無料診断)
・自動積立ができる
ほったらかしの投資に一番最適なこの機能。我が家としては絶対に必要な条件だ。
・分配金の自動再投資
それにより複利の効果はもちろん、いいなと思ったのはスマホの管理画面で分配金の詳細確認ができるというところ
・その信頼性
預かり資産額200億円を突破したウェルスナビ。
運用実績も月ごとに報告。実際に投資をしたときの目安が分かりやすい。
・自分にあった資産運用無料診断ができる
ウェルスナビ は無料診断によって自分の資産のリスク許容度についてを測ることができる。ちなみに僕は5でありオカンは平均的な3だった。
ウェルスナビは経済危機のときどうなるか
元本割れがもっともこわいウチのオカン。
事実としてその資産のほとんどは銀行預金。
そう考えると僕が気になるのはリターンをどれだけ得たかよりも
・経済危機が起きた時、資産がどれくらい値下がるか
その方が重要だ。
ましてや大事な老後のお金。リスクをとった大成功よりも小成功でいいわけだ。
ウェルスナビ はリスク許容度診断をしてくれる。
うちのオカンのリスク許容度は3(普通)。
でも僕はそれを強制的に1にしてみて、その過去のシミュレーションをしてみた。
リスク許容度1のシミュレーション
リスク許容度1で投資をした場合、リーマンショック時の元本割れの比率はマイナス6%だった。
以前8資産バランスファンドが意外と経済危機の際に値下がりをするという記事を書いた。リーマンショックで-40%近い下落幅。
それと比べるとこの成績、非常に満足できる結果。
現物資産となる金のETFを購入していることがその値下がり幅を最小限にとどめることができた理由だろう。それを考えるとウェルスナビによるリスク許容度1の資産運用。
老後投資として安心して任せられる。
オカンには悪いが投資で儲けなくていいと思う僕
大きく儲けないで欲しいなと僕は思った。
家庭内で喧嘩があったり人間関係に思い悩む時、オカンはいつも仕事と向き合い心のバランスを整えていた。
もともとは自律神経の病気になるくらい、精神的に強い人ではなかったのだ。
それが今やイキイキとしている。
目的や活動のないところに友情を見つけるのは大人になってからでは難しい。
そういった意味でもオカンの仕事は人間関係の豊かな構築に役立っていて。家庭・友人・お金。全てを円滑に回す水車のような役割を果たしている。
オカンには生きている間中、仕事をしてほしいのだ。
投資はそれに寄り添えばいい。
ロボアドバイザーは人生を楽しみながらできる投資方法として合格点だ。
投資で儲けて僕にお金を残してあげようと思っているみたいだけれどそんな心配はしないでいい。
僕はオカンが楽しいならそれでいい。