共働きサラリーマンの家計簿

アラサーの投資+雑記ブログ

【2018年版】イデコ初心者におすすめ!確定拠出年金(iDeCo)の本をご紹介

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(今回紹介する確定拠出年金の初心者オススメ本はこの5つ!詳細は中段までスクロールお願いします)他確定拠出年金に関する本の一覧

 

うちの嫁は本を読まないです。

おそらく活字を続けて読めない。

そしてうちの嫁は投資に理解をしてくれません。これもまた興味がないから。

しかし僕は奥さんにも月に12,000円を積立させている確定拠出年金について、せめてその仕組みやメリットを理解して欲しいと考えてます。

(我が家は楽天ポイントもお得な楽天証券 で積立中)

 

また以前僕は会社の総務と

『うちの会社で確定拠出年金に入る人は増えませんね…』

という話もしたことがあります。

実のところiDeCoのメリットや以前僕が検証したような運用益についてはまだまだ理解されにくい所にあるわけです。

www.shunpon.com

 

 

そんなよくわからないiDeCo。

ただしその節税メリットは理解したい。

今回自分は経理目線でおすすめできる、イデコの初心者本を紹介をしていきます。

 

 

1位:一番やさしい!一番くわしい!個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門 改訂版

 

初心者への優しさ・・☆☆☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆☆

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆☆☆

 

著者の竹川美奈子さんは数々の著書をもつ有名なファイナンシャルジャーナリスト。

なかなか投資に踏み切ることのできない方に対してその相手の気持ちを代弁する立場になってくれます。正攻法からの切り口で丁寧な説明を行うことで”投資へのまず一歩の勇気”を踏み出させてくれる。

そんな素晴らしい人物です。

 

この本の特徴はその題名にもある通り

『とにかくやさしい!』

それでいて制度の解説から実際の運用までを詳しく書いているという隙の無さ。まさにベストオブベストの1冊。

・本当に確定拠出年金の事が分からない

・制度すら知らなかった

そんな真っ白な状態であればまずこの本を読んでもらうことからはじめて欲しいです。専門用語を抑えて図解を多めにいれることで本書は非常に分かりやすい内容になっています。

 

嫁さんが『これ絵が多いから読みやすいね』と読破した唯一の本なので1位とさせていただきました。

投資に対して拒否感のある人でもすんなりと内容が頭に入っていくような構成です。章のつながりと展開に無理がないんです。

 

確定拠出年金を始めるにはまずその具体的な商品内容や投資知識より、投資そのものに対する拒否感をなくす。それが最優先だと自分は考えています。

そんな役割も確実に果たしてくれる。

まさに『確定拠出年金のバイブル

 

1.2時間でさらっと読めてしまうほどの文量ですが要点についてはキチンと抑えてあり内容の不足感も特になし。

・確定拠出年金の節税効果や手数料

・年金受取時の運用法や注意事項

それら他の書籍には無い部分についても詳しく記載。

 

実際の金融機関や商品の選び方の解説もあります。 

確定拠出年金をこれから始める人にはもちろん、現在実際に運用をしている人にとっても価値のある1冊ではないでしょうか。

 

情報が新しく、2017年度の法改正まで対応できている点もポイントです。

 

2位:はじめての確定拠出年金投資

 

初心者への優しさ・・☆☆☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆☆

 

著者の大江英樹さんは大手証券会社で25年間にわたって個人の資産運用業務に従事。確定拠出年金法施工前からそのビジネスに携わってきた業界の草分け的存在の方です。

 

本としての特徴は徹底的な初心者目線

制度の仕組みや節税効果についての言及はもちろん、実際の金融機関の選び方だったり商品を選択する上でのポイントまでを具体的に書いてある良書です。

また、よくあるようなサラリーマンとしてのメリット解説に留まらず、フリーランスの立場や専業主婦の方の視線での確定拠出年金について迫っている部分についても注目したいです。

 

嫁さんも

『友達の主婦の子に教えてあげたい』

と言うほど。

 

個人的に良かった部分はやはり著者が個人資産運用業務従事者なことから、『確定拠出年金をあくまで個人の投資全体における一部』ととらえていること。

それが投資の全てではない。

だからこそどうやってリスクとリターンを想定するか。

以上を具体例を持って提示してくれるところは自分としても深く考えさせられました。

 

3位: 5,000円から始める確定拠出年金

 

初心者への優しさ・・☆☆☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆☆ 

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆

 

著者の瀧川茂一さんと小川信康さんは確定拠出年金分野においての多くの講演活動、またコラムにも登場する著名人です。

 

本書の特徴は投資初心者へのわかりやすさと誠実さであり、それは5,000円から始めるという著書のタイトルを見ても分かるところ。

多くの確定拠出年金のコラムや宣伝はその節税額やリターンをアピールするために、

・最大の掛け金

・リスクをとった投資

を例にして所得控除や運用益を示すことが多い。

しかし、同書にはあえてそれを最低掛金である月々5,000円、しかも定期預金での拠出というケースで考えてそれでもメリットがあることを伝えています。

 

『確定拠出年金って投資目的なくてもいいんだね』

そう嫁は理解してくれました。

 

投資に対して拒否感を示している人にとって、その考えを無理に否定しない。そして確定拠出年金についての歩み寄りをしてもらう。

それには最適な著書ではないかと自分は考えます。

 

4位:確定拠出年金の教科書

初心者への優しさ・・☆☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆☆☆

 

著者の山崎元さんは個人の資産運用を専門分野とする楽天証券経済研究所の客員研究員です。

 

「世の中にある運用商品の99%以上は、はじめから検討に値しないクズだからです」という名言がwikipediaに載っているような有名人。消費者目線からの運用商品に対しての指摘は多くの投資家に支持を受けています。

 

この本の特徴でありおもしろいところ。それはやっぱり山崎元さんらしい歯に衣着せぬ物言いでの投資商品についての評価や分析。

手数料が高くパフォーマンスの見込めない商品についてをきちんと『地雷』とよんで、選んではいけないといってくれるところはさすが人気辛口投資評論家といったところですね。

 

またテレビや雑誌でもお馴染みの、投資初心者にも分かりやすい言いまわしはこの本でも健在です。

お堅い投資の話をやわらかく、読みやすくする

基本的な確定拠出年金の制度概要や手続きの方法についてはもちろんです、転職や退職に伴う受け取り方、そして注意点についても細かく記載がされています。

how to本としての価値も高いです。

 

正に本の題名に恥じない『確定拠出年金の教科書』です。何か困ったときや知識を思い出したいときなどに応じていつでも見れるよう傍に置いておきたい一冊です。

 

5位:はじめての確定拠出年金

初心者への優しさ・・☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆☆

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆☆

 

著者の田村正之さんは日本経済新聞社編集委員兼紙面解説委員をされている一方で、実は小説も書いています。特に『青い約束』という本については10万部を超えるベストセラーにもなった多彩の持ち主。

その文才については導入部の書き出しを見ればわかりますが、読んでみてのお愉しみ。

 

本としての特徴はこれまで紹介した本と少し異なり、企業型DCについての言及も行っています。

確定拠出年金といえば個人型しかないと思っている人にとって少し混乱を与えてしまう可能性も。現に嫁さんは、その文量の多さもあいまって少し混乱していました。

 

ただしそれは確定拠出年金全般を扱う1冊として全ての情報を網羅しているメリットでもあります。

企業型DCの利用者にとってはおすすめの1冊です。

確定拠出年金は公的年金に希望が持てない今だからこそ入りたい

 

2017年からは公務員の方、専業主婦(夫)の方などほとんどの現役世代が入ることができるようになった確定拠出年金。

税金が安くなることはもちろん、公的年金が減少している今の時代。加入を検討している方も多いはずです。

 

それは投資知識のない嫁さんも実感として感じていました。

・保険料の値上がり

・自分が年老いた時の受取額の目減り不安

そんなマスコミの報道も拍車をかけます。

実際に私も昨年から 楽天証券 で積立中です。

 

確定拠出年金(iDeCo)はこれからもっと需要が出ます。

実際のところ、紹介した本の中には一時在庫なしのものも。(kindle版を除く)

 

また今回僕は紹介した本に対して分かりやすいようにランキング付をしました。
ただしあくまで、初心者向けの確定拠出年金に対する本という観点だけの順位付けです。

間違っても優劣を決めるものではないです。

 

個人型確定拠出年金iDeCo プロの運用教えてあげる!

(可愛い絵だが鋭い切り口とそのロジカルさが評判)

そして僕が紹介した書籍以外にも、漫画形式のものや萌えキャラを使ったセリフ構成での本など。豊富な種類の書籍があります。
1度表紙絵だけでも見てみると面白いですよ。

他確定拠出年金に関する本の一覧

注意!本でしか手に入らない情報があるわけではない

ここまで確定拠出年金の本についてその内容を伝えると共にオススメのポイントを伝えてきましたが注意書きとして最後に。

それは

紹介をした本の内容についてはネットで手に入らない情報はないということです。

自分でiDeCoについてネットで調べてその情報を整理できる人なら、書籍は特に必要ないんじゃないかとすら僕は考えます。

 

じゃあ書籍はいらないか?

 

それでも自分は本は必要だと考えます。

現にそれがなければ自分は嫁さんに確定拠出年金を理解してもらうことは不可能でした。

やはり、本には”そこにあればとりあえず目を通してしまう”というメリットがあるわけです。いつでも読める安心も。

 

またこういったお金の話については特にその内容の信憑性が求められます。

ネット情報は誰の目のチェックを受けているわけでもなくその信憑性を誰も保証しません。

エンタメ情報であればそれでもいい。
ただそれが自分の老後を決定する将来のお金についてのことだったらどうでしょうか。


自分の頭で、ネット上に転がる無数の情報。

その真偽を理解して、また不必要な情報を整理することができるでしょうか。

できるなら本はいらないと僕は考えます。

 

ただそれについて少しでも不安があり、またきちんと内容についてを知りたいという人については

・情報の正誤が第三者の目でチェックされている安心

・ステップを踏みながら理解を深めてくれる構成 

それらがきちんと備わった書籍を1つ読むということは、何よりも確定拠出年金についてを理解する一番の近道になると考えます。