REITはいつからその投資商品としての信頼性を獲得できたのだろう。株式や債券と並ぶ資産クラスとして。
調べてみると、一般的なバランスファンドにそれが組み入れられるようになったのはつい最近。
そしてeMAXISのような『8資産均等バランスファンド』が出るようになり僕のような投資初心者ですらその認知がされるまで。それにはまだ6年ほどしか至っていない。
その資産クラスが原則として抱える成長性。
そこに魅力があるのはもちろんだけれど、自分が実際にリート投資をしてみて思う一番のメリットはそこではなくて。
債券や株式の資産クラスと違う値動きをする事。
これが1番大きいのかもしれない
そしてそれは景気がいいと言われ日経平均が20年ぶりの高値を見せたというニュースがされる今こそ、その魅力は強くなる。
また僕が危惧して止まない
『理由すらない相場崩壊への不安』
これについても拭ってくれる。
- iDeCoで三井住友DC外国リートインデックスファンドへ投資した理由
- 三井住友DC外国リートインデックスの特徴と他先進国REIT商品との比較
- iDeCoで積み立てをしてきたパフォーマンスを振り返ってみる
iDeCoで三井住友DC外国リートインデックスファンドへ投資した理由
僕がそれについてiDeCoでの投資をした理由、それは
・通常投資とのリスク分散がしたかった
・海外の不動産投資がかっこいい
以上2点だ。
正直なところそのベンチマークとなるS&P先進国REIT指数についての知識は素人レベルで。だからこそのインデックスファンド買付でもあるのだけれど。
我が家の現在の投資状況は嫁と自分のNISA口座にて
『iFreeS&P500』というアメリカの株式市場と連動をするインデックスファンドの積立のみ。
よく言えば効率至上、悪く言えばリスクの高い投資である。
本来であれば債券を投資する割合を高めたほうがいいのかもしれない。
ただしまだ僕らについては年齢が若く、共働きであるということを理由として。
長期的なリターンが株式より低いという実績、または認知がされるその資産クラスへの投資をしたくなかった。
しかしそうは言っても不安である。
少しは分散投資をしておきたい。そう考えた時のiDeCo口座による先進国REIT投資だった。
ただしこれは米国株式と先進国REIT市場の相関性がないというわけではない。むしろ高いかも?
そうこれは気休め。でもそれでいい。
またもう一つの理由。それは海外不動産投資への憧れだ。
一般的なサラリーマンである自分が海外への不動産投資を実物でしようと思ったら間違いなくそれはできない。
リターンについてはもちろんのこと、コストに関してもどれだけそれが掛かるのかを把握することすら難しいだろう。
でも投資信託ならそれが可能なのだ。
きちんとその実績を確認して、運用報告書によりその情勢についても理解できる。家にいながらにしてちょっとした資産家気取りだ。それが何だか僕は楽しい。
(参照~私のインデックスさんより~)
またS&P先進国リート指数という指標について。それが過去20年にわたって成長を続けてきたということがそのパフォーマンス実績を見て分かるいうところも大きい。
過去の実績は決して未来を保証しない。でもその信頼性については知ることができる。僕は先進国REIT市場についてを今後も成長性があると考えている。
三井住友DC外国リートインデックスの特徴と他先進国REIT商品との比較
まずはその基本的な情報についてを。
いずれも同ファンドの2017年2月27日運用報告書(記事執筆時点で最新)からのデータとなる。
ベンチマーク:S&P先進国REIT指数(除く日本)配当込み
購入手数料:無料
最低積立金額:100円
信託報酬:年0.28%(税別)※純資産200億円未満
決算日:年1回
為替ヘッジ:なし
実質コスト:0.34%(税別)
またその運用成績については2017年9月末時点で
1ヶ月・・2.5%
3ヶ月・・1.4%
6ヶ月・・4.4%
1年・・10.5%
となっている。
同じベンチマークとなる投資信託は他に低コストのもので
・ニッセイグローバルリート(0.27%)
・iFree外国REITインデックス(0.31%)
・たわらノーロード先進国REIT(0.35%)
があるのだけれど過去1年でのリターン比較をしてみると
ニッセイ(11.5%)iFree(10.7%)三井住友(10.5%)たわら(11.3%)となっている。少しまとめてみると
コスト比較だけをするなら
(低い)ニッセイ>>三井住友>>iFree>>たわら(高い)
になるのだけれど
リターン比較をするなら
(高い)ニッセイ>>たわら>>iFree>>三井住友(低い)
となっている。
あれ。。これ僕が確定拠出年金で積立をしている三井住友DC外国リートインデックスって他の商品と比べて全然ダメなんじゃない??
なんで。。分かる人いたら教えて!!!って感じの結果に。
まぁ1年くらいでは上ブレや下ブレもあるだろうからあんまり過度に気にしてしまうのはよくないことかもしれないね。
iDeCoで積み立てをしてきたパフォーマンスを振り返ってみる
2017年5月末・・43,045(損益)プラス28円
2017年6月末・・67,357(損益)プラス1,507円
2017年7月末・・89,957(損益)プラス1,274円
2017年8月末・・112,118(損益)プラス602円
2017年9月末・・137,835(損益)プラス3,486円
直近10月13日・・139,063(損益)プラス4,714円
ちなみにこれは楽天証券の確定拠出年金の画面からすぐにその実績を振り返ることができる。
でも残念なことにこの金額については確定拠出年金に加入した際に支払う手数料であったり、毎月差し引かれるそれについては含まれていない。
実際に投資した金額については現在までの時点で23,000円を6回なので計138,000円。
よって9月末時点での損益はプラス486円ほど。まぁほとんど誤差レベル。
ただし確定拠出年金はこの運用益よりもその所得控除が魅力的。
僕は住宅ローンを抱えている身なので所得税控除の部分はほとんど引くものはないのだけれど住民税については年間で27,600円安くなる。
それを考えると、やっぱり確定拠出年金ほど損がしにくいという意味で優れている投資法はないと思う。