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アラサーの投資+雑記ブログ

リーマンショックはどれだけの年月相場に影響をもたらしたのか、今一度株価を見て振り返る

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2018年は凄い不安定な相場です。

自分が投資しているS&P500は9月の半ばに2900ドル台をつけましたが、今この記事を書いている12/8時点では2,633ドルと最高値から10%以上さがっています。

 

 

自分はアメ株を信用できるのか

さすがに今年の相場は怖いです。

・2018年2月5日に起きた"5%近いダウの落ち込み"。(1175.21ドル。マイナス4.6%の下落)

・10~12月に起きている不安定な値動き

 

それが何度も続いていけば。。。

自分はこのまま米国株に投資をし続けることができるのか。自分の資産が毎日目減りしていく中。何を信じてまた頼りにしていけばいいのか。

それは経験してみないと分からないです。

せめて底値や下落期間を知っておきたい。

 

リーマンショックで相場はどれだけの影響を受けそして回復したのか。実際の株価で振り返る

 

リーマンショックを振り返り暴落の実際を調べてみました(時期は諸説あるが2008年9月15日とここでは設定)

・どれだけの期間の間、相場は下げ続けたか

・回復にいたるまでにかかった年月は?

当時の日次株価を見ることで把握していきます。

 

対象とした指数は

・S&P500(実際に自分が投資している)

・NYダウ

・日経平均

以上の3つ。

 

もちろん、それが分かったからといって今後に何か活かせるというわけではありません。あくまでも過去のデータ。

ただし自分が生まれる前からずっと続いてきた株式市場。

過去を見ることは気持ちを落ち着かせてくれます。

 

S&P500は6ヶ月間かけて45.9%下落したあと1年9ヶ月かけて元の値に(2年3ヶ月影響)

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2008年9月15日の始値は1250.92で終値は1192.7

-4.7%の下落から相場の崩壊は始まりました。

最安値となったのは2009年3月9日。その終値は676.53。当初から-45.9%の下落へと転じています。

暴落はじめから約6か月後のことです。

 

そして元の値へと戻ったのは(※1)2010年12月21日。終値は1254.6。

リーマンショックから2年3ヶ月かかかった後に元通りへとなりました。

(※1)リーマンショック直後の日を除く

 

相場の崩壊から回復までの月次データは以下の通り。

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(参照:investing.com 米S&P500過去のデータより)

最大の下落幅となった翌年。

2009年には20%を超える成長を見せその損失のリカバーが非常に速いことが分かります

 

年次リターンは以下の通り

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下落の後にチャンスあり。リーマンショック前の数字(1250.92)で見ても、2年半抱えていれば元通り。5年抱えてれば1.5倍にもなっています。

ガチホは3年すれば十分に報われました。

 

ダウは6ヶ月間かけて42.7%下落したあと1年8ヶ月かけて元の値に(2年2ヶ月影響)

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2008年9月15日の始値は11416.37で終値は10917.51。

-4.42%の下落から相場の崩壊は始まりました。

最安値となったのは2009年3月9日。その終値は6547.05。当初から-42.7%の下落へと転じています。

こちらも初の暴落から約6か月後

 

そして元の値へと戻ったのは(※1)2010年11月4日。終値は11434.83

リーマンショックから2年2ヶ月かかかって元通りへとなりました。

(※1)リーマンショック直後の日を除く

 

相場の崩壊から回復までの月次データは以下の通り。

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(参照:investing.com ダウ平均過去のデータより)

S&P500とほとんど同じ動き。少しだけダウの方が値を戻すのは早かったです。

 

年次リターンは以下の通り

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S&P500とほとんど同じ値動き。リーマンショック前は11416.37。こちらも2年半抱えていれば元通り。5年抱えてれば1.5倍にもなっています。

ダウのガチホも最低2年半の我慢が必要でした。

 

日経平均は6ヶ月間かけて41.3%下落したあと4年かけて元の値に(4年6ヶ月影響)

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日経平均のリーマンショックはアメリカより1日遅れ。

2008年9月16日の始値は12028.45で終値は11609.72

-4.95%の下落から相場の崩壊は始まりました。

最安値となったのは2009年3月10日。その終値は7054.98。当初から-41.3%の下落へと転じています。

初の暴落から約6か月後のことです。

 

そして元の値へと戻ったのは(※1)2013年3月8日。終値は12283.62

リーマンショックから4年6ヶ月もかかかって元通りへとなりました。

(※1)リーマンショック直後の日を除く

 

確かに2011年に起きた大震災の影響はあります。

ただしアメリカ、2010年にはリーマン前の状態に株価を戻しています。それを考えるとやはり日本は遅れていたと言わざるを得ません。

アメリカが必死で損失の挽回をしている時、日本の政権は自民党から民主党鳩山由紀夫内閣に。(2009年9月~2010年6月)

政権争いなどやっている場合ではなかったのかも?

 

相場回復までの月次データはあまりにも長いので一部割愛。

2年分を載せておきます。

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(参照:investing.com 日経平均のデータより)

 

日経平均の年次リターンは以下の通り

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2009年に20%近い回復をしたところまではアメリカと似た動き。問題は2010年。日本はこの時、他国に対して完全に遅れを取ってしまっています。

そして 2011年3月には震災が起きます。

 

リーマン前の数字(12028.45)で考えるとガチホは4年半かけてやっと報われました。流石に少し長すぎます。

 

まとめ

S&P500は相場の崩壊から6ヶ月かけて底値に。そこから1年9ヶ月かけて元に戻りました。(市場への影響期間は2年3ヶ月)

5年保有していれば1.5倍近くにもなっています。

 

ダウは相場の崩壊から6ヶ月かけて底値に。そこから1年8ヶ月かけて元に戻りました。(市場への影響期間は2年2ヶ月)
こちらも5年保有すれば1.5倍近くに。

 

日経平均は相場の崩壊から6ヶ月かけて底値に。そこから4年かけて元に戻りました。(市場への影響期間は4年半)

ただし2011年の震災は加味する必要があります。

 

分かったこと。

アメ株はリーマンショックの時に半年かけて値下がりました。

しかし1年9ヶ月で元どおりになりました。

つまり2年半の間放置すれば無風だったともいえます。

ただしこれは当事者にとって光の見えないトンネル。

自分がその時に割り切りをしてガチホできるか。それはやっぱり分かりません。そしてまた、相場への不安はデータだけでは分からないです。

 

とりあえず自分に言えること。

100年に一度とも言われたリーマンショック。自分が生きてる間にはもう来ないで欲しいだけです。