ブルは上昇
ベアは下落
上昇局面、下落局面そのどちらでも、投資家は儲けることができるのだ。
(SBI証券 の販売ランキングでは常に上位のブル型)
3倍、4倍。レバレッジをかけることで夢が膨らむ投資商品。その投機性も相まって、人気がある事だけは事実である。
"レバレッジがあるってことは追証金が必要?"
なんて思うけれどそれがないことも特徴的。信用取引とは違うのだ。だから小遣い程度でやるには値動きが大きい分楽しめる。
ブル・ベア型投資信託をまとめました
基本的にこれらの商品はETF(上場型投資信託)が主流でリアルタイムの値動き。しかし中には非上場型の投資信託もある。
日中の売買ができない自分にはピッタリだ。
この記事では現在、主なネット証券会社(SBI証券 ,楽天証券 )で買えるブル・ベア型の投資信託についてを一覧にしてまとめてみた。
参考になれば幸いだ。また火傷はほどほどに。
ブル型投資信託を紹介
まずはブル型投信からご紹介。
・債券の指標
・株の指標
それら上がるときに買えば大きく儲けることができる。ただし見誤れば大損にも。そんな夢がある8商品。
また、為替予約取引を利用したブル・ベア型(野村ブル・ベアセレクト7の内の6商品)については除いている。(最後に紹介)
日経平均連動型は最大4.3倍
日経平均連動型のブル型投信は最大倍率4.3倍。
一番人気があるのは『楽天・日本株4.3倍ブル』。倍率も大きいが2015年10月からの実績もある。
しかし昨年12月からSBIアセットマネジメントより信託報酬が安い商品が登場(税抜0.88%)。
その信託報酬差は0.25%(税抜)
レバレッジがある商品はコスト差も複利の影響を大きく受ける。純資産総額が少ない事による実質コストの増加懸念はある。しかし今後はSBIの商品へとシフトする流れか。
米国株・債券連動型もある
野村アセットマネジメントから出ている『野村ブル・ベア セレクト7』。株式、債券、通貨それぞれのブルベア型ファンドを現在11種類販売している。
アメリカ市場の商品は2つある
・米国長期国債は4倍
・米国株式は2倍
それぞれ倍率が異なっている。
米国債の4倍は魅力的だが買付手数料を考えると海外ETFのTMF(Direcxionデイリー20年超米国債 ブル3倍ETF)の方が割安にも。
米国株式は東証にも上場している国内ETF、2040『NEXT NOTES NYダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジ ETN』の方が経費率が安い。
投資信託で買いたい理由があれば。
アクティブ運用をするブル型商品も
三井住友・スーパーアクティブ・オープン(愛称:元気)は、日本株の中で市場平均を超えるとみられる銘柄に投資をする。
実質組み入れ比率は現物のほか株券オプション取引、株価指数先物取引などを利用することで200%まで機動的に変更する。
(愛称:元気 目論見書より)
1999年7月より設定された投資信託。しかし市場平均を全然上回っていない。
買う価値を見出しにくい商品だ。
ベア型投資信託を紹介
それでは次に、下落局面で儲かるベア型投資信託を紹介する。日本とアメリカそれぞれの債券・株式指標から7本となる。
日本株は3.7倍、債券は最大5倍のベア型
ベア型ファンドの最大倍率はSBIアセットから出ている『SBI 日本株3.7ベア』。信託報酬は楽天のトリプルベアと変わらない。
スポットでショートがしたいなら純資産が多い分、こちらがベター。
日本債券クラスはT&Dアセットが販売をしている『日本ベアファンド』が5倍の値動き。ただし国債は過去どんな局面でも大きな下落をしていない。
例え5倍であろうとも、日本債券のベア型ファンドは余程の理由がない限り購入を控えたい。
もちろん米国株・債券ベアも
米国株にもブルがあるならベアもある。
野村アセットマネジメントからブル型と同じ倍率でベア型ファンドも同様に発売している。
・米国株は2倍
・米国債は4倍だ。
日本トレンド・セレクトシリーズはスイッチングできる変わった商品
(日本トレンド・セレクト目論見書より)
日本トレンド・セレクトシリーズは
・ハイパーウェイブ(ブル型2倍)
・マネーポートフォリオ(短期債券)
・リバーストレンド(ベア型1倍)
その3つが存在していて、局面に合わせていつでも商品をスイッチングすることができる。
・上がりそうなときはハイパーウェイブで2倍。
・下がりそうならリバーストレンド。
そして現状維持を狙うマネーポートフォリオ。またマネーポートフォリオはスイッチングのみでの買い付けとなる。
その面白い特性が愛されているのか1995年から20年以上続いている。ブルベア型としては珍しい老舗ファンドだ。
通貨選択型もある
他には野村アセットマネジメントから"選択権付き為替予約取引"を利用したファンドが販売。
・ドル
・ユーロ
・豪ドル
これら通貨の値動きが、円から見た2倍となるように目指して運用される。
まとめ ブルベアが1番買えるのはSBI証券
以上、為替選択型も含めて21種類のブルベア型ファンドのご紹介。
尚、今紹介した商品の中で
・三井住友の『スーパーアクティブオープン』
・野村アセットの『ブル・ベア セレクト7』
これらのシリーズに関してはSBI証券からしか買うことができないので注意。楽天証券 などしか口座をもっていなければIPO銘柄も豊富なSBIも検討したい。
ブル・ベア型ファンドはほとんどが続かない
多くのブル・ベア型投資信託はその寿命は短い。
・T&D ブル・ベアファンド 中国株
・T&D ブル・ベアファンド インド株
かつては中国とインドの株式指数に対して2.5倍の成績を目指して運用される魅力的な商品も発売されていた。
しかしそのどちらも2017年12月に償還済。
もう買えなくなってしまった。
似たケースは他にもいくつも。
ブルベア型ファンドは1995年に93本の設定がされた。しかしその中で現存しているのは上にもあげた『日本トレンド・セレクト』シリーズのみとなる。
やっぱり長期保有を誰もしない。
しかしそれでも、瞬時にあげれる爆益はやっぱり魅力。マイナスにはならないことは救いでもある。
あくまで遊び程度にやってみたい。
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