ほら。やっぱり暴落した。
あれいつのまにか最高値更新?暴落してたんじゃ。
毎週、いや毎日のようにそんなことを耳にする。
ビットコインのことだ
僕は何というかそれに対して良くないイメージを持っている
・投資ではなくて投機、いわゆるギャンブル目的
・なんか怪しい
そんな得体のしれないどこか予感めいたもの。
しかし実際のところ僕の周り、仮想通貨で儲けまくっている人がめっちゃいる。
この際それがいい投資か悪い投資かなんてどうでもいい。ただお金が欲しいだけなのでやってみたい。
そんなふうに僕は思った。
- 2017年下半期の暴落日を振り返る
- 暴落したら買えばいい理論は実際のところリアリティのない発想
- だからといって仮想通貨の積み立て投資をしたいとは全く思わない
- 買うんなら賢いふりせず今買ったほうがいいと思った。口座だけは開設した
2017年下半期の暴落日を振り返る
このグラフはビットコインの2017年の7月1日から11月27日までの値動き。
きれいに右型あがりではあるんだけれどボコボコっとへこみがあるのはすぐ分かる。1日で急落しているようなところとか。
これがよく『暴落』とニュースで言われているポイントなのかと理解した。同時に考える。
もしかしたらその凹んだ日の翌日に買えば儲かるんじゃないか??
暴落日翌日に機械的に始値で買えば損しないんじゃ?
気になった暴落の日と値幅を内容と共に見ていく。参照をしたのはこのサイトだ。
7月14日 始値281,324終値255,488(9.18%下落)軟調な値動きと市場への懐疑が原因?
7月はまだビットコインの値動きは1か月単位でみるとゆるやかだった。それは
・7月1日の始値が280,085円
・7月末日の終値が315,083円
と3万円ほどの値幅であることから見ても分かる。
10%以上の上昇であることは確かなのだが、この時はまだ市場は仮想通貨に対して懐疑的。週中にある程度あがり週末に下がるという周期で3歩進んで2歩下がるかのように徐々にその値を伸ばしている。
その後の値動き
7月15日 始値255,488⇒終値230,953(9.60%下落)
7月16日 始値230,953⇒終値209,170(9.43%下落)
7月17日 始値209,170⇒終値245,463(17.35%上昇)
7月18日 始値245,463⇒終値263,120(7.19%上昇)
3日連続で下がり続けたその価格は4日目に大きく反転。結局7月20日には30万円を超える高値へと転じた。しかし25日にも6%また下落して30万を切る
誰もがまだ慎重だったこの時。そしてこの1ヶ月。
8月27日 始値514,764終値469,661 (8.76%下落)理由不明。そしてすぐに高騰
ビットコインが分裂、ビットコインキャッシュが誕生した月。分裂騒動はそのはじめ、あまり好意的にとられていなかったように僕は記憶している。
しかし蓋を開けてみればそれは高騰につづく高騰。
ついにはその価格は50万円を超える。そこで一部利確をした人がいたのだろうか。8月27日はそんな上昇局面の中一転して下げ相場へと転じている。
その後の値動き
8月28日 始値469,661⇒終値477,876(1.75%上昇)
8月29日 始値477,876⇒終値503,658(5.40%上昇)
8月30日 始値503,658⇒終値505,626(0.39%上昇)
8月31日 始値505,626⇒終値522,489(3.34%上昇)
結局8月28日以降は5日連続で上昇となり再度ビットコインは50万円台を回復する。8月のビットコイン市場は最終的に315,083円⇒522,489円と70%ほどの上昇幅に。
多くの投資家が動き始めた月でもある。
9月14日 始値439,264終値342,929(21.93%下落) JPモルガンCEOの発言から
8月の上昇気配を持ち越して9月に入りついには55万円台を超えたビットコイン。
しかし中国政府による仮想通貨取引所規制の噂からその値動きは一時軟調状態にあった。
そんな不安定な市場の中、9月13日JPモルガンのCEOが『ビットコインは詐欺であり、当銀行の従業員が取引をしていたとすればすぐに解雇させる』と発言。
これが一躍ニュースとなり市場は一躍ネガティブモード
その後の値動き
9月15日 始値342,929⇒終値411,332(19.95%上昇)
9月16日 始値411,332⇒終値421,285(2.42%上昇)
9月17日 始値421,285⇒終値403,502(4.22%下落)
9月18日 始値403,502⇒終値455,084(12.78%上昇)
20%値を下げた翌日に20%の上昇をするこの値動きはまさにジェットコースターさながら。
しかし9月という1ヶ月の期間で見るならばその価格は最終的に522,489円⇒489,003円と下降トレンド。まだその投資に対しての不安、脆弱さを抱えていることが分かる。
ある意味一番お買い得の時期だった。
そして10月にビットコインは更なる高騰を終え遂にその値は80万円台の到達に向かう。
11月12日 始値785,832終値714,078(9.13%の下落)ビットコインキャッシュ高騰、採掘者の流出の懸念から
一時は80万円台後半にもなっていたビットコイン。それが11月9日から10日にかけて連続で5%を下げる値下がりを見せ一時は60万円台に突入も。
予定されていたビットコインのブロックサイズの拡張の中止がありビットコインキャッシュへ採掘者(マイナー)が異動していることが大きな要因とされている。
その後の値動き
11月13日 始値714,078⇒終値791,935(10.9%上昇)
11月14日 始値791,935⇒終値801,679(1.23%上昇)
11月15日 始値801,679⇒終値845,315(5.44%上昇)
11月16日 始値845,315⇒終値882,779(4.43%上昇)
見て分かる通り暴落翌日からその下げ分を取り戻すばかりか4日連続で上げ相場に。
11月後半になると特にそれは顕著。
毎日5%近い上昇幅。ついにその価格は100万円を超えた。バブルはまだまだ続きそう。
追記:11月30日またも暴落。そして上昇。
暴落したら買えばいい理論は実際のところリアリティのない発想
結局のところネットのまとめなどでしか見ていなかったからよく分かっていなかったのかなと、少し調べて僕は反省。
暴落した翌日に買って次の日売ればいいなんて理論を機械的に人間ができるとは思えない。インデックス投資のベンチマークしか見ない自分にとっては、それくらい狂気じみた相場だった。
数日下げ続ける日も普通にあるし1日で20%ほど変動するときもある、
そしてなにより
過去の事例なんてあてにならない値動きばかり。
暴落して買えば、少し待っていれば上がるとかいう考え。それは外野だからこそ言える意見としか思えなくなった。
今の100万円を超える相場が半額になっても50万円。
半年前から見たらありえないほどの高値である。
また、実際にポジションを取って含み損を抱える感覚。それは当人しか分からない。
その投資対象に対しての保証のなさや、市場の空気感
その度コロコロ変わるだろう
だからこそ機械的にやれば儲かるかとおもったけれどまあそんなに甘くない。
ビットコインというか仮想通貨市場は株式市場と違って年中無休
そして僕は今更知ったのだけれどビットコインの取引は24時間で365日取引可能。だからもとより僕の企みはそんな簡単にいかないのだ。
実際的な取引、またメンタル面を考慮すると。
まるでFXみたいだ。
違うところといえばFXは分離課税だけれどビットコインは総合課税。多くの人は分離課税を喜ぶけれどたいして収入が多く無い自分にとっては総合課税の方が得に思う。
まあ儲からなければ関係ないけれど。
だからといって仮想通貨の積み立て投資をしたいとは全く思わない
別に積み立てが悪いとかいうわけではない。ただ結局のところ僕はその値動き、またこの資産クラスに対して積み立てをしたいとは思えない。
『暴落があるからこそ積立投資をしましょう。』
こういった発言。最近仮想通貨に対して、いかにもそれが真理かのように言う人がいる。
それは本当に彼ら自身が腹に落として思う言葉なのだろうか。1日、あるいは1時間ですらガラッと値動きが変わるその市場。たまたまその積み立てタイミングが暴落の時だったとして。
・長期的に見れば仕方ない。
・いつか平均化されるから
そんな風に割り切れるほど仮想通貨への投資を理解しているのだろうか。
それらは株式や債券の指数と同じように長期的な成長曲線を描くと思っているのだろうか。
また、結局のところ仮想通貨投資が流行ったのは日本人が積み立て投資をなかなかできないアンチテーゼでもある。それを愚直に実行することは難しい。
どれだけ歴史のある、また伝統的な資産だとしても。
そしてもし彼らのいう仮想通貨の正当性
それが証明されるのであればされるほど、その値動きは株式のように右肩あがりとはいかないのではないだろうか。
むしろそれらと相反する、またリスクヘッジとなりうるようなゴールド、オルタナティブ資産のような値動きとならないだろうか。
買うんなら賢いふりせず今買ったほうがいいと思った。口座だけは開設した
まだまだこの市場は盛り上がる。今や水面下で多くのビジネスが眠っていて、ポコポコそれは音をたてて生まれて行くはず。
まだマスコミはその魅力を報道しきれていない。
テレビによってその特集がいくつも組まれるようになる。そしてもっと多く、それこそ一般人が仮想通貨に対して興味を持ち投資をする。
もっと市場は加熱していくはず。行き過ぎた市場の熱はいつか冷めることになるのだろうけどポイントを見誤らなければ莫大な利益にもなってくれそうだ。
まあそれが難しいというか、ポジション取ってみないと何とも言えないのだろうけど。
ただ、僕はその暗号通貨としての機能はとても素晴らしい発明だと思っている。送金の速さ安さ、お手軽さ。その価値については今後もっと多くの人が認めるところになると考えている。
しかし機能的な意味での仮想通貨としての価値。
それは普遍的なもので、金融商品としての値上がりを保証しない。その価値はいくらを定点としていくのか。
僕にはそれが分からない。
でもまだまだこの市場は盛り上がる。
とりあえずビットフライヤーに僕は口座を作った。
(YahooかGoogleにメルアドあれば3時間で認証完了)
日本で1番それが取引される場所という安心感から
安易ではあるが間違いはないだろう。
それを作るだけならお金もとられることもない。
僕は祭りの入場券だけは手にしておく。
それはまだまだ盛り上がる。