共働きサラリーマンの家計簿

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トランプ相場で稼いだお金は家の頭金に全て消え気づけばもう30歳間近。経理として働きながらも0から始めたインデックス投資と家計簿の再出発の記録です

東芝の経営者は本当に無能だったんやろか

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 この記事は2017年11月29日に追記・編集をしています

何か最近毎日東芝のニュースやっていて。何処もかしこも経営陣の失敗について責め立てるように書いてあった。無責任、無能…etc

でもふと疑問に思った。

 

仮にも19万人と言われた東芝グループの頂点に立った人たちだ。僕は以前ガチガチの大手いて思ったんだけれど、やっぱり大手で上にいく人って頭がキレるなあと思ったし周りも見える人が多い。東芝だって世襲制で社長が受け継がれるわけでもなくそれは同じはず。

 

東芝の経営者ってほんまにいうほど無能なんやろか?だとしたらどこがあかんのやろか。

自分がもし経営者だったら東芝のこと救えたんやろか。

なんかどんどん気になってきたので少し調べてみることに

 

 

東芝マイナス7000億の特別損失までの経緯

 東芝の原子力事業に関しての経緯をざっと調べてみるとこんな感じになる

 

2006年 原子力事業への注力を決定

東芝は『選択と集中』という会社の意思のもと半導体と原子力事業に注力することを決める。アメリカで原子力事業をしていたWH社を6400億で買収。(三菱重工とかも競合していた)

 

2006年〜2008年 原子力発電は世界首位に

選択と集中は大成功。東芝は世界3位の半導体メーカーとなり原子力発電は世界首位に躍り出る。

 

2009年 金融危機で原子力発電に集中

リーマン・ショック。

景気の反動を受けやすい半導体価格の影響で半導体事業は大打撃。東芝は選択と集中においてのもう一つの柱となる原子力発電に力を入れる。

 

2011年 原子力発電に対しての見直しの動きが世界に広がる

東日本大地震。

福島原発における事故が世界的に報道される。原子力発電についての見直しの動きが全世界で起き、安全性を求める声がより強くなり建築中の原子炉の工事コストが莫大にはね上がる。

 

2015年 リーマンショックからしてきた不適切会計が発覚

リーマン・ショックを起点として行っていた1500億ほどの赤字を隠した不適切会計が大々的なニュースとなり東芝はメーカーとしての信用を失う。この時東芝の子会社となったWH社がS&W社を270億ほどで買収する。

契約時点でS&W社の資産価値は1300億ほどあると言われていたが、工事コストの膨らみもあり買収後に第三者委員会が調べるとマイナス1100億だったことがわかる。

 

2016年〜 買収した企業がマイナス7,000億円の資産価値だった

マイナス1100億と言われていたS&W社の資産価値だったけれど実はマイナス7000億だった。このままだと債務超過。

 

 

東芝の行った1500億ほどの不適切会計については話すと長くなるのでまた別の機会として。(この話は経理としてかなり興味深かったのでまた書きたい)⇒書きました。

 

www.shunpon.com

 

 やっぱり今の東芝が現状となった原因は、何より原発事業。

とりわけS&W社買収に対しての見積もりの甘さのはず。

何せマイナス7000億円。

ではここで本当に東芝の経営者は無能だったのかを考えてみる。

 ポイントはS&W買収についてだ。

 

原因その1.見積もり甘かったとは言うけれど・・

 これは別に僕がモノを買う時に見積もりを取って〜とかそういう簡単で単元的なものじゃない。

連結売上高は軽く数兆を超える東芝が選択と集中という会社の大きな意思のもと選んだ柱となる事業への投資なわけだ。

だからこそ慎重に行なわなければいけなかったとか思ったんだけれど。

よくよく考えたら多案件大規模な建築を絡めた案件の見積りなんて当てになった試しなんてあるんだろうか。

 

東京五輪の予算なんて始めは3000億とかいってたのにいつの間にか2兆になってた

遊びで出した数字ではなくて僕なんかと脳味噌のできが5世代差はあるくらい優秀な人達が考えてもこんな事は起きている。経営者が1人知恵を絞ったところでどうしようもないんじゃないだろうか。

 

 

原因その2.どうして原発事業になんて言うけれど・・

 どうして原発事業なんかに手を出したという声。これは誰しもが言う。

原発事業なんかに手を出すからいけなかったんだって。

でも、福島原発のことがあるまでは、世論は原発に対して危機意識は持ちながらもそこまで反対していたわけじゃなかった。

 

化石燃料は枯渇していくし値段も高騰するのに比べて原発は少量のウランで済む。

二酸化炭素の排出も少なくその生産性は自然エネルギーの比じゃない。特に新興国にとっては管理さえ徹底すればその国のエネルギー問題に大きく寄与すると言われていたはず。

 

こんな風に原発事業には利点も多くて日本は国をあげて原発事業を推進していた。三菱重工、日立、東芝。国内有数の企業が手を出した事業であることからも原発事業が未来ある事業であったことは間違いないと思う。

ただ誤算があるとすれば福島原発の事故だろう。

でもそんなこと東芝の経営者は予期できるわけない。

 

誰が経営者であっても今の東芝になっていたんじゃないのだろうか

 ぶっちゃけ誰が経営者でも今と同じようになったんじゃないだろうか。

そんな風に僕は思うのだけれどどうだろう。

少なくともこの失敗についてを経営者だけのせいにするのは間違っている。

今の状態を回避するポイントがいくつもあったはず。

なかなか回答は見出しにくい。