この記事は2017年10月12日に追記・編集をしています
ええ話や…ちょっと現実的じゃない部分も多いけれど。
ひょんな事から辞書編集部に移動になった主人公。
社内圧力だったり、初恋だったりを経験しながら14年の時を経て大渡海という国語辞典を発行するまでの話。
絵も柔らかいけれど現実的なタッチで暖かさがあってそれに重なる音楽がとても心地よかった。
馬締くんや登場人物の人間性のすばらしさが素敵。。
なんかこういう社会人のドラマ見ると面白いと思う反面、どうしても今の自分と比べてしまう。
そしてこんな人いないよーとどこか冷めた目で見てしまうのは悲しいなあ。
主人公は14年間もその初心を忘れることなく業務に取り組んでいる。
そんな社会人なんておらんよね。
彼はひとつの目標に向かい、残業も休日出勤も意に介さない様子で辞書作りを懸命にこなしている。
それが報われる時が見えないのに。
結局その仕事の完成までに14年もかかっているわけで。
アニメとかドラマって長い年月をワンシーンで表現するけれど、実際に自分に置き換えると1年って期間だけでも十分すぎるほど長い。
報われるかどうかわからない仕事を評価されなくてもできる人になりたいのかなあ僕は。いや、なれないな。
どうしても僕は大した努力もしていないのにすーぐに見返りのこと考えてしまう。
そして客観視できる成功を欲しがる。それが見えないとヤル気がでない。
この作品についてもそう見てしまう。
でも本当に好きなことを仕事にできたときは意外とそうはならないのかも。
船を編むが伝えたいことは辞書を作るまでの物語ではない。
見終わったあと僕が初めに思ったことは主人公である馬締くんよかったなあ報われてということ。
なんというか、自分の勝手に思う『人生の成功』のようなものに当てはめて物事を見てしまう。
客観的にも彼は仲間や結婚相手にも恵まれたわけで、企画も最後までやりとげることができて社内で評価もされるはずだ。と。
そうやって勝手に僕はこの作品をハッピーエンドだったと位置付けてしまう。
でも多分そうじゃないんだよなあ。この作品が伝えたかったこと。
何かに一生懸命になって夢中になっているときって今が他の人よりも幸せかとか自分が評価されているかとか考えない。
そんなこと考えてる余裕もなくて。それで一つ山を越えたり目標を達成したあとに、ああ、あの時楽しかったなあと気づいたりする。
学生の頃楽しかったなあなんて思ったりするのも同じかな。
別に夢中になれることは学生だけの特権じゃない。馬締くんのように社会人になって見つける場合だってあるはずだ。
老後のこととか将来とか憂うのはほどほどにしよっと。
今が楽しくないと意味ないんだから。今できる楽しいこととか夢中になれそうなことを全力でやるかー。ネトゲでもええかな^_^
最後に船を編むをみての感想。
道中いろいろあるけれど基本的には1つの仕事にうちこむ主人公のヒューマンストーリーみたいな感じ。
でも見終わったあとに感じるのは、できのよい短編小説を一気に読んでしまったような心地良い浮遊感でした。
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