なんか最近毎日ニュースになってるので気になって調べてみた。
条件として設定したのはこんな感じのケース。
①奥さんがいて子供が2人(子供の年齢は2人とも中学生以下なので扶養親族ではない)
②医療・個人年金・生命保険に入っていない(保険控除なし)
③確定拠出年金個人型をしていない(確定拠出年金控除なし)
④住宅ローンなし
⑤賞与は給与の2ヶ月分が年に2回くらい
⑥月の会社からの交通費は5,000(全額非課税)
⑦対象者は40歳未満である
条件が甘々だけどまあ、試算だしねw
ちなみに最近話題になっている配偶者手当廃止についても調べてみたので良ければみてほしい
- 配偶者控除が廃止される前と後での給与の手取りの比較一覧(300万~1,000万)
- 年収300万の人 手取り2,498,278⇒2,455,964くらいに 住民税・所得税の増税額(年間55,338)
- 年収400万の人 手取り3,270,592⇒3,197,530くらいに 住民税・所得税の増税額(年間55,400)
- 年収500万の人 手取り4,013,282⇒3,938,366くらいに 住民税・所得税の増税額(年間71,800)
- 年収600万の人 手取り4,749,032⇒4,658,700くらいに 住民税・所得税の増税額(年間71,800)
- 年収700万の人 手取り5,420,554⇒5,318,646くらいに 住民税・所得税の増税額(年間110,600)
- 年収800万の人 手取り6,061,384⇒5,953,902くらいに 住民税・所得税の増税額(年間110,600)
- 年収900万の人 手取り6,718,574⇒6,608,654くらいに 住民税・所得税の増税額(年間110,600)
- 年収1000万の人 手取り7,363,352⇒7,252,112くらいに 住民税・所得税の増税額(年間110,600)
- 配偶者控除の手取り計算をしてみて気づいたこと
配偶者控除が廃止される前と後での給与の手取りの比較一覧(300万~1,000万)
ここで言う年収っていうのは源泉徴収票でいう給与収入のこと。(社会保険とかが引かれる前の総額)
100万ごとに区切ってみたいと思います。
年収300万の人 手取り2,498,278⇒2,455,964くらいに 住民税・所得税の増税額(年間55,338)
・給与 187,500
配偶者控除有りの手取り 156,811
配偶者控除なしでの手取り 152,191
(手取り差額4,620)
・賞与 375,000
配偶者控除有りの手取り 308,273
配偶者控除なしでの手取り 314,836
(手取り差額6,563)
年収400万の人 手取り3,270,592⇒3,197,530くらいに 住民税・所得税の増税額(年間55,400)
・給与 250,000
配偶者控除有りの手取り 202,586
配偶者控除なしでの手取り 197,956
(手取り差額4,630)
・賞与 500,000
配偶者控除有りの手取り 419,780
配偶者控除なしでの手取り 411,029
(手取り差額8,751)
年収500万の人 手取り4,013,282⇒3,938,366くらいに 住民税・所得税の増税額(年間71,800)
・給与 312,500
配偶者控除有りの手取り 248,809
配偶者控除なしでの手取り 244,389
(手取り差額4,420)
・賞与 625,000
配偶者控除有りの手取り 513,787
配偶者控除なしでの手取り 502,849
(手取り差額10,938)
年収600万の人 手取り4,749,032⇒4,658,700くらいに 住民税・所得税の増税額(年間71,800)
・給与 375,000
配偶者控除有りの手取り 295,183
配偶者控除なしでの手取り 289,843
(手取り差額5,340)
・賞与 750,000
配偶者控除有りの手取り 603,418
配偶者控除なしでの手取り 590,292
(手取り差額13,126)
年収700万の人 手取り5,420,554⇒5,318,646くらいに 住民税・所得税の増税額(年間110,600)
・給与 437,500
配偶者控除有りの手取り 339,486
配偶者控除なしでの手取り 333,546
(手取り差額5,940)
・賞与 875,000
配偶者控除有りの手取り 673,361
配偶者控除なしでの手取り 658,047
(手取り差額15,314)
年収800万の人 手取り6,061,384⇒5,953,902くらいに 住民税・所得税の増税額(年間110,600)
・給与 500,000
配偶者控除有りの手取り 382,690
配偶者控除なしでの手取り 376,650
(手取り差額6,040)
・賞与 1,000,000
配偶者控除有りの手取り 734,552
配偶者控除なしでの手取り 717,051
(手取り差額17,501)
年収900万の人 手取り6,718,574⇒6,608,654くらいに 住民税・所得税の増税額(年間110,600)
・給与 562,500
配偶者控除有りの手取り 425,434
配偶者控除なしでの手取り 416,274
(手取り差額9,160)
・賞与 1,125,000
配偶者控除有りの手取り 806,683
配偶者控除なしでの手取り 806,683
(手取り差額0)
年収1000万の人 手取り7,363,352⇒7,252,112くらいに 住民税・所得税の増税額(年間110,600)
・給与 625,000
配偶者控除有りの手取り 464,227
配偶者控除なしでの手取り 454,957
(手取り差額9,270)
・賞与 1,250,000
配偶者控除有りの手取り 896,314
配偶者控除なしでの手取り 896,314
(手取り差額0)
配偶者控除の手取り計算をしてみて気づいたこと
あれ・・・年収が400万から1000万になったところで税金の負担金額って大して増えて無くない?
例えば
①年収400万の家庭における年間増税額55,400円
②年収1,000万の家庭における年間増税額110,600円
を比較したとき。
確かに後者の方が負担する金額は増えているのだが、あくまで家庭生活に与えるインパクトのみを比べれば前者の方が圧倒的に大きい気がするのだけれどどうだろうか。
うーーん。。
やっぱりどうしても僕には配偶者控除の廃止という施策について、賛成しかねるなぁ。
例えば今まで時給900円でパートをしていた人達が、それによって正社員になるわけでもない。時給が増えるわけでもない。
むしろ配偶者控除の撤廃によって増えてしまった増税の穴埋めをするために、最低でも50時間以上はまた自分の時間を売らなければいけない。
それだけ子供と向き合う時間も減ってしまうだろう。
それを女性の社会進出というのだろうか。
僕にはよくわからない。