共働きサラリーマンの家計簿

アラサーの投資+雑記ブログ

ゆとりで意識低い系の僕が就活成功して大手でサラリーマンして思ったこと

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大手はやめとけ。そうあの頃の自分に伝えたい。

入社してすぐに感じた"周りとの意識のズレ"。

大学の頃は就活でいい会社に入ればそれで人生勝ち組確定かと思ってたけどそんな事は全くなくて。

僕はとても苦しんだ。

 

今から10年前に入ったその企業。

2chの『マターリホワイト高給ランキング』で常に上位に位置していた。当時からの自分の意識の低さに笑ってしまう。

僕の就職活動はそのランキングを元にはじまっていた。大学職員・社団法人・BtoBの素材メーカーなどなど。

周りが銀行や商社なんかを受ける中でそれは少し特殊だったかもしれない。

当時はリーマンショックがまだ表面化する前。僕は幸運にもそのいくつかに内定を貰うことができ、その中で最もいわゆるホワイトであろう会社を選んだ。

 

意識低い系が大手ホワイトで感じた苦しみ

ただそれは失敗だった。有能な人間が集う場所はそこに属する多くの人が意識や能力が高い。

自分のような人間は別に阻害されるわけでも、軽んじられるわけでもない。

ただしんどい。

僕は意識もだけれど能力も低かったから。

 

例えば朝の英語のレッスン。新卒の僕らは仕事に行く前に本社へと行きそれを毎週受けさせられた。

もちろんそこはホワイト企業。就業時間内にその授業はスケジュールされていて上司もそれに合わせて仕事を調整してくれる。

 

でも、だからこそというべきか。

僕はそれがしんどかった。何故ならカリキュラムの終わりにはテストがあったからだ。

『就業時間に勉強させてくれるのだからそれはシンドイけど当たり前。スキルアップの機会をくれるのは嬉しい』

そう同期は言った。

僕はそれに同意も反論もできなかった。

確かに会社に全く落ち度はないのだ。僕らの成長を考えてお金と時間を投下してくれるのだから。

でも成長を望まない人間にとってはどうだろうか。

世の中にはカエルになりたくないオタマジャクシだっている。

 

身の丈に合う会社探し。

それが就活で必要と知ったのは転職を考える時になってだった。

 

意識低い系リーマンとは何なのか

 

一言でいうなら、全てのことがどうでもいいみたいな人。

出世したくない!とか叫ぶわけでもなく

もちろん『カイゼンカイゼン』というわけでもない。

前任が作ったExcel方眼紙の資料を、ぶつくさ文句言いながらも変えることなく全く同じように踏襲する。

こんな人の事。

 

意識が低いサラリーマンの日常を紹介する

言い換えれば僕の特徴なんだけれど。

それは特に転職してから顕著になった。改めて見返すと我ながらクソだなあと思う。

頼むぞ日本景気…

今のまま30年続けっ!飛翔しろ!

発展し続けろッ❗️

 

すぐに謝る。反論しない。

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トラブルが起きて何故か自分にもその原因があるみたいにされた時。

『それは自分とは関係ない!』そう反論したい時はちょくちょくあった。

でもとりあえず謝る。

得てしてこういった問題。自分1人が反論したところでまず相手の心に届かない。

だから頭を下げる。

 

余程のブラックじゃない限り人間は素直に謝った人をさらに追い詰めるような事はしない。

めんどくさいからとりあえず自分から1番に謝るのは意識低い系リーマンのセオリーだ。

 

定時ぴったりではなくて10分後に会社を出る

目立ちたくないのだ。定時退社は。

ただし定時後に長引きそうな話があると『すいません、電車が…』と本当に申し訳ない顔をして帰る。

10分ごとに出ている電車の癖に、さも1時間に1本しかないような雰囲気を出す。

大抵の場合相手は『おう。そうかスマンスマン。』と僕を放してくれる。

 

これはよくあるような『自分が定時時間内で仕事ができる』とかのアピールではない。また、実際のところADHD気味の自分はそれもできていない。

ただ帰りたいだけ。できるだけ目立たぬように。ヒッソリと。

 

改善はしたい。でもしない

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こうやればいいんじゃない?と提案を上司がしてくれることがある。効率の良くない業務の改善案。

もちろんそれが、エクセルのマクロとか1人でできる作業の効率化だったらすぐにやる。自分が楽になるから。

でも大抵はそういう事ではなく。

社内の他部署の人間を巻き込まないといけないことだったり、他社と折衝しないといけない基幹システムの改修案だったりする。

僕は途端にどうでも良くなる。

 

・毎日発生する負担度合い5の作業があるとして

・その改善をするには100の負担がありそう

僕は面倒だから諦める。その5の負担は毎日積み上がって1,000になることを知りながら

 

能力を超えたことに挑戦したくない

たまに上司に言われることがある。

『ルーチンなんて楽しくないでしょ。shunponくんにはこれからもっとやりがいある仕事与えていきたい。』

そのために今の自分の仕事の一部を派遣社員を登用して移すなんてことも考えているみたいだ。

これは完全なお門違いでとても困る。

 

僕は挑戦したくない。今のまま賃金も上がらないでいいから同じ作業をさせて欲しい。

それに僕はルーチンにやり甲斐を見いだせている

 

世の中には意識低い系よりも害悪な人が結構いる

そんなこと信じれない!

と言う人もいるかもしれないんだけれど。結構な数でいるんだよねこういう人たち。

大手になる程その割合は低いけれど、大学の友人達の話を聞く限りどれだけの大企業でも一定数は絶対いる。

だから意識低いことは必ずしも最低な評価とまではならない。

何を心配するかは分からんが心配しないで欲しい。例を挙げていこう。

 

提案じゃなくて評論家の人

物事が決まりそうになると妙に茶々を入れる人がいる。代替案を出すわけではない。

ただしその意見は真っ当でもあるから無視しにくい。ある意味トラブルメーカー。

この手の人間は多分いなくならない。

何故なら周りはその人を相手にするのが面倒であり

あんた!文句はいいから解決してくれよ

などと指摘をしないから。

 

だから彼らは気付けない。自分のウザさに。

おそらく死ぬまで、「何故こんなに正論ばかり言う自分が評価されないか分からない」と思い続けるのだろう。

 

僕は意識が低い。なのでトラブルを予見しない限り、こっちの方がいいなと思うことがあっても意見を言わない。

それはそれでクソだと思うが世の中にはまだロボット人間を必要としている部分はある。

少なくとも素人評論家よりは価値がある。

 

謝らない、人の話を聞かない人

名付けて絶対に謝らないマン。

頭の中をのぞいてみたい。何が起きても他者のせいにできる彼らはある意味幸せにすら見えるほど。

その癖なぜか人の批判については得意である。

ただし、まあ長い間いるとみんなその人自身が分かってくるので相手にはされていない。

なんだかんだいって人は人をよく見ている。

 

また、人の話を全く聞かずにとにかく主張ばかりする人もいる。

こういう方たちは相手のことなどお構いなしだ。お昼に、時間外にすぐに電話をかけてくる。

どんなややこしい話でも絶対にメールでそれを伝えないしかし相手には記録として欲しいからとメールで答えを求めたりする。

このタイプは僕は1番苦手だ。疲れる。

 

もうあからさまにやる気ない人

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 なんかいるんだねこういう人。

『無理やり会社につられてきたんですー』

そう言わんばかりのやる気の無さと態度の悪さ。女性にもいたりする。

上司が見ていてもそれは変わる事なく一貫している。

そしてこういう人らは他部署もその引き受けをしたくない。ずっと同じ部署にいる。

だからこそ局所的な部分だけは妙に詳しくて頼りになるので上司も注意できなかったりする。

そして多く場合、上司の方が年下だ。ますます彼らは調子にのってしまう。

 

身の丈に合うとこがサイコー。探すのは難しいけど

自分の身の丈にあった会社に行く事。

やっぱりそれが1番大事。

でも自分の身の丈が分からなかったあの頃。大手ホワイト企業に就職したことは間違いがなかったように思う。

 

学歴と同じようにその人の職歴というのは大きな武器になる。

・何をやってきたか、何ができるか

・どんな性格か

結局それらについてはうまく言葉で嘘がつける。

でも職歴は誤魔化せない。だから人事も結局はそういったところで人を見てしまう。

大手企業に行っていたことは何故かその人の信頼性みたいなものを向上させるように思う。おかしな話だけれど。

 

そしてやっぱり大手企業はお金がいい。

人間はお金が良ければある程度の我慢をできてしまう。だからこそ危ないのだけれど。

僕はその3年で貯めたお金を元手にした投資によって住宅を購入する際の頭金ができた。

やはりお金というものは何よりもリアリティーがある

 

幸せに働くということ。

それはとても難しい。

でも転職をした今、片時だけでもそんな気持ちになれている。

僕は大手を辞めれてホッとしている。