共働きサラリーマンの家計簿

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トランプ相場で稼いだお金は家の頭金に全て消え気づけばもう30歳間近。経理として働きながらも0から始めたインデックス投資と家計簿の再出発の記録です

デメリットしかない!?毎月分配型投資信託のメリットを分析してみた

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たまに忘れそうになるからあえていう。僕はインデックス投資家だ。

・NISA口座はiFreeS&P500に

・iDeCo口座は三井住友DC外国リートインデックスに

毎月の積立をしている。

債券クラスへの積立は現状していないけれど幅広い資産クラスや国に対してこれまでも投資してきた。

 

その中で最近はブログを始めたことで多くの投資家さん達の意見をブログやツイッターで見るようにもなった。それは僕にとてもいい刺激をくれるのだが時にはあまりにも極端な意見や攻撃的な内容を見ることがあって。

それらの1つとして度々取り上げられているのが

分配型投資信託はデメリットしかない。銀行や証券会社は老人の金を騙し取っている

このような意見。

もちろん納得する部分は多くある。

・信託財産の長期的成長を目指すというコンセプトから相反した毎月分配での資産の取り崩しという矛盾

・『分配金利回り』という悪意しか感じれない営業文句

どこに線引きをするかは人それぞれだと思うけれど、銀行や証券会社でのそれら分配型投資信託の売り方については確かに度を過ぎたような部分があるかもしれない。

しかしそうはいってもこの分配型投資信託は世の中に必要とされているからこそ買い付けランキングに顔を出すほどには人気があるんだ。

それを完全に否定しまうのはあまりにも寂しくない?

そう僕は思ったのであえて分配型投資信託が現状果たしているその社会的役割について書いていこうと思う。

 

 

分配型投資信託は数多ある投資方法の中ではまだ優しいつくりがされている商品

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世の中には多くの投資がある。

株、不動産、仮想通貨、コインロッカーなんてのも。

そしてそれらの多くについては内在的に孕むリスクやコストについて隠されて話されることが多い。

そう考えていくと分配型投資信託という商品は世の中に数多ある投資と比べればむしろベターではないかと僕は思う。

何故ならコストの確認と現状の資産状況把握がすぐにできるから。

例えば、不動産投資においての

・居住率の低下

・支払い遅延トラブル

これらは大きく事業の収益性を狂わせるだろう。

そしてそれらのリスクを避けるには仲介業者に割高なコストを支払う必要がある。

また住民間におけるトラブルもあるかもしれない。

数多ある新興ビジネスについてはまず、前例を習うこともろくに出来ずにシミュレーションすら行えない。

予期していない費用が発生する可能性も高い。

いずれにしてもそれらの投資については内在するリスク費用について無知であることは非常に危険だ。

 

分配型投資信託はコストがきちんと開示されている

分配型投資信託はどうだろうかと考えてみた時、決してそういった見えないコスト不安にさらされることはない。

全てのコストは手数料、信託報酬としての情報で開示されているのだから。

値動きによるリスクはもちろんあるが、現状の資産額を把握することは容易だし売ることはいつでもできる。

前述した数多ある投資については嫌になって店じまいをすることにも労力を使う。一方で分配型投資信託は嫌になったらいつでも現状の資産金額を現金へとかえることができる。

何故か分配型投信を批判する人は低コストインデックス投信やETFとの比較しかしないけれど全ての投資というくくりで考えて欲しい。

運用者は別に投資信託だけに資産運用方法を限られていない。

むしろどんな投資方法ですら掴む可能性があるのだから。

 

最大効率を目指さない、ただし手数料を払ってでも資産運用の相談を継続的にしたい老人はいるはずだ

 

例として大和証券にて最も純資産が多い毎月分配型投資信託

『フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)』

についての想定をしてみる。

この投資信託は設定されたのが今から19年前の1998年4月1日。

定年をその時に迎えたサラリーマンが買付手数料分を含めた1,020万円程を投資していたとすると。

現状の資産は389万円という計算になる(2017年7月7日時点)

買付時の資産の半額以下である。

しかし、この投資信託が設定されてから分配された金額の合計は1,187万円。

大きくその投資額を超えている。

現状の資産と合計すれば1,576万円。

十分するほどの利益を既に生みだしたのだ。

 

インデックス投資と比べての運用差益は確かに大きい。でも。

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こんなことを話すとそれに似た指標へのインデックス投資をしていたらもっと稼げたという人がいるかもしれない。

確かに複利効果を考えれば分配型投資信託とインデックス投資との利益差は非常に大きい。

しかしだからどうなんだろう。

金は次の人生に繰り越せない。貯めて貯めてどうするんだ。

前者の人が後者より不幸かと聞かれたらそんなことないしむしろその逆。

ほったらかしで19年間毎年税引後も50万円近くを年金とは別に貰い続けていて楽しく過ごしたわけで。

それこそ悠々自適じゃないかと僕は思う。

上場型投信(ETF)でもそれはできるという意見はあるかもしれないが僕は80歳にもなってネット証券でそれら売買ができる自信はない。

 

投資者と販売者、どちらもが幸せに感じていればそれを批判するのはナンセンス

また、証券会社や銀行が低コストのETFや投信を進めないのは間違っているという意見にも納得できない

何故なら彼らは手数料で収入を得ているんだから。

・資産運用の悩みを聞いて

・価額が下がればその度に電話がきて

・時には全く投資と異なる話もして

・中には一部介護のようなことまで

何もしないで彼らはそれを売れるわけじゃない。気の遠くなるような数々のことをしてそれでも報われたり報われなかったりなのだ。

それだけの事をすれば老人を騙していいのか?

これも違う。

先ほど話した『フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)』について考えて欲しい。

投資をした結果として、投資した人は何もしなかった場合に比べて500万円のリターンを得ることができている

そして、そのコストがいくらかかったかは全く当事者にとっては関係がないのだ。

これは投資について勉強を深めるほど陥りがちなのだがそれらについて知っていけばいくほど人はそのコストに対して注目してしまうようで。

しかしそれは一般目線とは大きくずれていることは認識しないといけない。

一般的な目で考えれば投資をした場合注目されるのはその結果だけだ。儲かっていればあとはもうどうでもいいという人が多い。

 

結果としてリターンを残したという事実は認めよう

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例えば自分が20年後の未来が見えるとして

・商品A(20年後のリターン1%、コスト0.01%)

・商品B(20年後のリターン5%、コスト2%)

どちらを買うかと聞かれたらどう考えてもBを選ぶだろう。

結局全てはリターンの為にしているのだから。

そう考えた場合分配型投資信託は結果としてその役割を完全に果たしたのだ。

その上で証券会社が儲けることの何が悪いのか。

ちなみにこの例は(2017年7月当時)最も投資されている分配型投資信託を選んだだけであり恣意的にリターンのいいものを選んだわけではない。

このように分配型投資信託は結果として、

・資産運用の相談を継続的に誰かにしながら豊かな老後生活がしたいという投資者

・それらのお悩み相談やふれあいに時間をかけることで手数料としての収入を得たい販売者

両者の役割を叶えた側面があることは無視できない事実だと思う

 

手数料収入によって流れるお金はまた新しい場所へと流れて経済の発展につながる

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上記は総務省で公開されている、年代別の資産保有割合。

完全に今の日本社会は老人が金融資産を保有しすぎだ

そしてこの構図はこれからの超高齢化社会においてしばらく変わらないだろう。

また、悲しいことにその資産の多くは預貯金がされていて結論として何も経済を回すことなく眠っている。

それであれば眠っていたお金を市場へと流し出した分配型投資信託はそのことだけでも世の中の為になっているんじゃないかと僕は思う。

消費なくして経済は発展しないのだから。

そしてこれは結果論ではあるがここ数年の好景気のおかげもあり現状として

・分配型投資信託を購入した人の大半は儲かっているし

・分配型投資信託を売った金融機関も手数料収入を得ることができている。

つまりwin-win。

眠っているだけだった預貯金は多くの人に恵みをもたらし、また運用者もその益を享受できている。

これってそんなに悪いこと?

 

分配型投資信託について書いて思ったこと

書いていると何度もこの問題ってあれに似てるなあと思った。

通信業界においての格安SIMのことだ。結構前にもそういったスマホ運用をしている人は勿論いたけれど全然少数派。みんな当たり前のように3大キャリアを使用していて。

でもそれが今や大きく変化していることは誰の目にも明らか。むしろ3大キャリアを使っている人は損だみたいな言われ方までしている。

大事なことはわかりやすくて取っ付きにくさを与えないこと、周りに聞く人がいるということなんだと思う。

分配型投資信託についてもそれと同じ。結局のところ、それらよりリターンを得ることができるであろうインデックス投資について知られていなかったり周りにしている人がいないor聞く人がいないということが問題なのだ。

それらの良さがわかれば人は自分からメリットを享受しようと自然に動くのだから別に分配型投資信託を批判する必要なんてないんだ。

いつかそんな時代が来るだろう。そしてそれを早めることが投資ブロガーさんたちの役目なのかもしれない。(まあ僕は上でさんざん分配型投資信託をほめてしまったのでその活動には参加できないけれど)

 

ただし取り崩しの段階においてその配分を自分で決める事が苦手な人は結構多いだろうから分配型投資信託はなんだかんだでこれからも必要とされるんだろうなと思う。

もっとナチュラルに損得勘定なしの資産相談の話ができる場所があればいいのになと思う僕でした。