共働きサラリーマンの家計簿

共働きサラリーマンの家計簿

トランプ相場で稼いだお金は家の頭金に全て消え気づけばもう30歳間近。経理として働きながらも0から始めたインデックス投資と家計簿の再出発の記録です

会社の優しい上司が病気だが僕は病名をきかない

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課長が2週間に1回ペースでの通院で休むようになってからもう3ヶ月が経つ。

またそれ以外にも頻繁に当日の朝連絡での病欠がある。

就業中も

『薬のせいで最近どれだけ寝ても眠いんだ』

課長は何度も自分に話す。

そのたび僕は『そうなんですか』とだけ答える。

決してそれ以上僕は突っ込まない。

とうの昔にぼくは元気な課長の姿を忘れてしまった。

 

僕には2人の上司がいる

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僕には一回り以上年齢の違う2人の上司がいる。2人の中では課長の方が数歳若い。

課長ではない上司(以降ややこしいので先輩と略す)は新卒からずっと経理課にいるエキスパート。弁も立つし、意識も高い。何より20年もいるのだから経理業務を知り尽くしている。

初対面では僕もこの人はすごいできる人だと思った。

しかしその先輩はナチュラルに人を見下す癖がある。まあ、自分が優秀だと思っているのだから仕方がない。

ただその人間的なバランスの悪さは共に仕事をする人を不愉快にする。うちの会社は良くも悪くも誰も注意をする人はいない。ただし当たり前だがそれは評価へと影響する。

そのせいか先輩は自分が何も悪くないのに不当に低い評価をされ続けてきたと考えている。まあ他部署の年下だった人間がいつのまにか自分の上司となっているのだからそう思うのは仕方ないのかもしれない。

自分は昇進には興味がない』が先輩の口癖だ。

 

一方課長は不器用だが実直な人だ。急に経理課の課長として来たので会計のことはあまり知識はない。しかしそのユーモアで親しみやすい人柄ゆえ多くの人に慕われている。

ただその実直さゆえ人に任せることが苦手だったり、上の役職がいる会議に参加するときはいつも自分に『吐きそうだ』というほどメンタルも弱かったりする。

 

課長は何故病気になったのか

 

恐らくというかほぼ間違いなくそれは精神的なもので。

理由はきっと2つある。

1つ目は課長は経理という仕事に対して、また数字に対しての拒否感があるということ。これは課長自身が以前からこぼしていた。

経理の仕事は基本的にはどんな業務でも数字を扱う。何をするしても数字での検証や分析は必須になる。それを僕は面白いと捉えるが数字が苦手な人にとってはとても苦痛のようだ。

課長は前期比較や見積もり対比の数字を見るたびにウンザリすると言っていた。

サラリーマンが自身の担当する仕事そのものを好きになれないことは非常に勿体無い。転職を2回して今好きな業務をしているからこそ自分はそれに対して理解ができる。また課長に対して同情もする。

2つ目は年上の部下がいるということ

先輩は課長に対して面白くない、または嫉妬の気持ちがあるのだろう。隠しきれていないその先輩の想いには自分も課長も気づいている。

20年以上勤めてやっと上のポストが空いたと思ったら急に別部署から年下の人がその位置についたわけだから先輩の気持ちも理解できる。

ただ別に課長は自分から望んで経理課に来たわけではないし、また先輩のように心の奥に出世欲を隠し持っているわけでもない。

兼ねてから、いつか地元に帰りたいと隠さずに誰に対しても言っているのだ課長は。それでも会社は評価して畑違いの場所から彼を経理課長へと抜擢したのだ。

出世を望む人がその欲を満たせず、そんな欲がさらさらない人が評価されて役職につく。こんな皮肉なことはなくて…

そして悲しい事にこれは前者はもちろん後者の出世した側についても当人へ幸せを運ぶとは限らないという。

もちろん出世しない選択肢を選ぶ事はできる。

しかしその選択をすることですら会社に対して、また自分を育ててくれた人に申し訳ないと考えてしまう課長の実直さ、その人望についてを先輩は勿論理解しようとしない。

そして先輩はその偏った性格から、課長に対して小馬鹿にしてみたり、わざと課全体の仕事について歯車を狂わせるような言動をする。

昔は夜まで会社で語り合うような仲だった2人はいつのまにか用がない限り話さなくなってしまった。

 

病気を患った課長に対しての僕の接し方

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僕はつとめて今までと同じように課長と接している。ただ、今まで共同で担当をしていた範囲の業務については少しずつ自分の領域を広げて1人でやれるようにしていった。

それでも責任感の強い課長のこと。自分が1人でそれらの業務をやる事に対して自責の念を持つかもしれないと考えて報告と相談については欠かさずに課長へと行なった。

また、税理士さん達との重い話し合いの場でも課長が体調が悪い様子を見せた際は『今日は僕だけで大丈夫ですから』と課長がどうにか自身を苦しめないでいいように休んでもらうようにと心がけた。

毎日のお昼休み、課長と1時間のあいだ2人きりのフロアで弁当を食べる僕。

雑談のさなかでふと課長が『今日もしんどい』とか『Facebookの心理テストしたらひどい結果だ』とか心の悩みを僕につぶやく。

しかし自分は絶対に『どうしてですか?』と言ったりしない。そうですかと言いながら話題を切り替える。おそらくそれに上司は気付いている。

 

あえて病名をきかない僕は冷たいのだろうか

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この事を嫁に話したら嫁さんは『かわいそうだよ、それは。僕に絶対その病状を聞いて欲しがってるんだよ』と言った。

確かにそうかもしれない。課長が今実際に抱えている病気だったり悩みだったりを僕は聞いてあげる必要はあるのかもしれない。それが優しさなのかもしれない。

しかし自分は思うのだ。聞いたところで自分は何も課長の悩みを解決することはできないだろう。役にも立てないだろうと

また聞いてしまったら最後、今まで形をなんとかして保っていた多くのことが崩れ落ちていくような予感が僕にはするのだ。

 

挨拶すら交わさない2人の上司

『今日はいまにも吐きそうだ』という課長

『そうですか』と答える僕

カタカタと派遣さんは電卓をならす

異常な日常は今日も続く

僕はそれに慣れて来た