共働きサラリーマンの家計簿

共働きサラリーマンの家計簿

トランプ相場で稼いだお金は家の頭金に全て消え気づけばもう30歳間近。経理として働きながらも0から始めたインデックス投資と家計簿の再出発の記録です

メンヘラと別れたいと言っていた彼がメンヘラになっていた話

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チェブラーシカ ほのぼの ぬいぐるみS 15cm

盆休みに久しぶりに会った大学の友達。

2年間も全く興味のないロシア語を単位の為だけに勉強した彼との共体験を僕は当時クソとしか思っていなかった。

動物園のようにうるさい教室で流れるチェブラーシカのアニメを見ながら

『こいつらはみんなサル以下だな』

と言った彼はいつも大衆に対して批判的だった。

でも彼はとりわけ嫌われることが苦手な人のようにも見えて、またメールの返信を少しの間しないだけで電話をしてくるような一面もあった。

 

7年ぶりに会った彼はあの頃と変わらないギラギラした目をしていた。

彼はまだ結婚していなかった。

彼女は何人いるんだ?と聞くと悪びれず

2人しかいないよ。どっちと結婚するか迷ってる』と言った

それは僕が食後のアイスをピノにするかモナ王にするかみたいな。とても軽くて現実感のない言葉のように聞こえた。

 

『思えばあの頃、君のウィルコムがなりやむことはなかったね』と僕は言った。

『お前はメンヘラを引かなかったから分からないんだよ』と彼はタバコの火をつけた。

 

クラブナンパに失敗を繰り返した20歳の頃

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大学2年のあの夏、僕らはとにかく女の子とやりたかった。音楽に全く興味が無いくせにクラブに頻繁に通っていた時があった。

お酒を片手にしたクラブ慣れしていない女の子をみつければ、ダッシュで駆け寄りその子と1対1になることに命をかけた。

それは大抵うまくいかないのだけれど慣れというのはそんな低俗なことすらその技術を高めてくれて。

僕らは何度かいわゆるお持ち帰りに成功してそしてその遊びに僕は飽きることはないように思えた。

しかし彼はそうではなかった。

 

僕らはネットで出会いを求めた

 

『そろそろ一夜だけの関係も飽きて来たな』

ロシア語の教科書に登場するチェブラーシカを鉛筆で塗りつぶしながら彼は言った。

僕にはその意味がよく分からなかった。

その頃、僕にも彼にも彼女がいた。だから今までの遊びはちょうど良かったのだ。効率が悪くともスリルがありその場で完結する。

しかし彼はもっと真面目な子と出会いたいと言った。いったい彼はどうしたいのか。

 

今なら言えたかもしれない。真面目な子を弄ぶような事はやめようと。

でも当時の僕はそれが面白そうだと思い賛同をした。そして僕らがやった事。

 

”講義の時間にちょっと真面目な出会い系サイト で女子大の子にメッセージを送りまくる”

 

ロシア語の講義の間中、僕らは下を向いて常にメッセージを送信していた。

 

ネットでの出会いは特にメンヘラ率が高かった

僕と友達は数百件のメッセージを送り、結構な割合で返信を貰うことができ、そして電話番号も聞き出せた。

メッセージをこちらから出しておいて言うのもなんだけれどその中には、すぐに会うことを承認する女の子達が何人もいた。

そんな子達にはいわゆるメンヘラとしての特徴がいくつも共通点としてあった。(もちろん至って普通の子もいたけれど)

 

(ネット、SNS上では)

・タイムラインを1日に何度も更新(私なんて…という自虐)

・フレンド整理しますアピール

・明らかな虚言癖あり

 

(リアルでは)

・常に体調不良

・自傷癖あり(サポーターをしている)

・構い続けて貰おうとする

 

 こんな感じだろうか。

彼女たちはとにかく自分を理解してくれる人を探していた。サポーターで隠している自傷癖を見て欲しがる子もいた。

1.2度しか会っていないのに自らの存在を全て自分へ委ねようとするメンヘラに僕は恐れすら感じた。

1人でいることの好きな自分はとてもそれに耐えれなかった

ただ、彼女達は僕のような人に逃げられた経験が豊富なのだろう。意外と自分が明確な拒否反応をすればすぐに違う相手へと鞍替えしていた。

まあこれは自分に魅力がなかったという可能性も高いけれど。笑

 

友達はメンヘラに好かれる男だった

一方で彼は違った。

締まった身体と不釣り合いな柔和な面影。アンバランスな黒縁のメガネも彼のその不安定な魅力を引き立てていて。

強烈な自己愛をバックボーンにした繊細すぎるほどの優しさと、罪悪感の強さ。

それもメンヘラの女性にとっては非常に魅力的であり、自分を委ねる存在として都合が良かったのかもしれない。

また、彼はとてもマメだった。それからというもの彼は常に携帯を手放さなく複数人との女性の予定をぎっしりと詰め込んでいた。

麻雀をしていても女からの電話があれば『悪い、遊んでくる』と言って場を抜けた。

自分では複数の女の子を弄んでいると周りには言っていたし事実としてそうなのだけれど彼は明らかに無理をしているようにも見えた。

しかしロシア語の講義の時に彼はいま自分はとても充実していると話していた。

彼は、自分が多くの女性から愛され必要とされることにとても充足感を得ていた。そしてこれは以前、彼女が1人だった時にはなかった喜びだと僕に話した。

しかしそんなことを言いながら、扱いきれないほどの総量の愛を求めてくるメンヘラはしんどいとも僕にこぼして、本当に性格の合う人を見つければこんなことは辞めるとも言っていた。

 

しかし彼は少なくとも在学中、その女遊びを止める事はなかった。

そして今もなお、その浮気癖は続いている。

 

メンヘラと別れなかった君もメンヘラになっていたんだよ

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誰かと共依存していないといれないくせにその相手を心から信用できない。

君は気づいているのかい。自分がメンヘラであることに。

君はいつだって誰も愛していなかった。

自分だけが好きだった。

認めてくれる人が同性にいないから異性からの愛でそれを誤魔化して、否定をしない僕だから友達になった。

そうだろ?

でもね僕らはもう30になるんだ。そろそろ自分以外の誰かを愛することに喜びを見出したっていい。

無条件の愛を求めるなよ、自分がそれをできないくせに。